人が夢を見る本当の理由
今日は、「夢」についての話です。夢を見る理由は、たくさんありますが、精神世界の観点から話をしたと思います。がははははははは…っ!一般に、夢というのは、「眠りが浅い」ときに見ると言われています。そのため、朝、夢を見て目覚めると、「眠りが浅かった」と思い込み、疲れが残っているように感じてしまう人が多いんです。しかし、これは自分の暗示による作用なんです。事実は、全く逆で、夢を見るから疲れがとれるんです。びっくりぃぃぃ~~~っ!そのことを、心理学者たちは、実験によって証明しました。どうやって実験したのかというと、夢を見ているとき、「眼球が動く」んです。その性質を利用して、実験をしたのです。ある人には、寝てから眼球が動くたびに起こすのです。つまり、夢を見始めたら起こすのです。もう1人には、眼球が動かないときに起こすのです。つまり、夢を見終わったら起こすのです。すると、どうでしょう!夢見を妨害された人は、全く眠った気がせず、1日中、倦怠感にみまわれました。実際には、かなりの睡眠時間をとっていたのに…。一方、夢ではなく眠りを妨害された人は、元気で、いつもと全く同じでした。つまり、人は夢を見ることによって元気になるんです。インドの聖者・和尚(OSHO)曰く、「あなたのからだ、つまり、身体的な健康は夢に依存しているのであって、 伝統的に考えているように眠りにではない」また、びっくりぃぃぃ~~~っ!わははははははは…っ!和尚(OSHO)によると、ビルマの原住民は夢を見ないそうです。その理由は、2つあるそうです。1つは、1日中、重労働をしているため、眠りが深いからです。もう1つは、「抑圧」がないからです。私が考えるには、抑圧がないから深く眠れるのだと思います。我々も、重労働をして、深く眠ります。が、8時間の睡眠の全てを深く眠っているわけではありません。定期的に浅い眠りがやってきて、夢を見ているんです。和尚(OSHO)曰く、「抑圧された人間ほど、よく夢を見る。 なぜなら、抑圧されたものは何であろうと、マインドは夢を見ることで 排除しなくてはならないからだ。 これは、1種の浄化作用で、つまり、マインドがみずからの束縛を解いているのだ。」なぜ、夢を見るのかというと、基本的に「心の掃除」をするためなんです。がははははははは…っ!我々は、夢でうなされたり、悪夢を見ると、不吉な予感がして嫌な気分がしますよね!が、本当はそういう夢こそ、ありがたい現象なんです。悪夢というのは、心に蓄積したマイナスのエネルギーを、一気に解放するために、生命が起こした現象であり、「祝福」なんです。つまり、夢の内容が重要なのではなく、夢を見ているときに味わっている感情が重要なんです。その感情こそ、過去に抑圧してきたマイナスのエネルギーなんです。例えば、恐い夢を見たら、「恐怖」を抑圧していたのです。夢で誰かを攻撃したのなら、「怒り」を抑圧していたのです。つまり、夢というのは、個人的なものなんです。その人のためだけのものなんです。がははははははは…っ!「悪夢」というのは、催眠療法のようなものなんです。催眠療法は、催眠を使って、過去のトラウマとなっている出来事を思い出し、抑圧していた感情を湧き上がらせ、再体験させるんです。抑圧した感情は、再体験することによって、そのエネルギーが流れ出し、消えていくのです。「悪夢」も同じで、潜在意識にインプットされている情報を組み合わせて適当なストーリーを作り、抑圧してきた感情を湧き上がらせ、再体験させているのです。つまり、「悪夢」は、生命が起こしてくれた催眠療法なんです!えっ! またまた、びっくりぃぃぃぃぃぃ~~~~っ!今までは、悪夢を見たら、嫌な気分になっていませんでしたか!今日の話を聞いた皆さんは、悪夢を見たら、「ありがたい! 心が掃除された!」と思うはずです。このことを知っているだけで、皆さんの生活に「安心」が増えるんです。知らない人は、相変わらず、悪夢を見たら、嫌な気分になるのですから!がははははははは…っ!抑圧とは、したいことを我慢して、その「思い」を抑えつけることです。つまり、その「思い」はなくなったのではなく、抑えつけただけで、未だに残っているんです。抑圧とは、「実現しなかった願望」のことなんです。和尚(OSHO)曰く、「夢を見るのは、それは何か、自然なことを抑圧したときに起こる。 例えば、男が色情を抱いて女を見たとする。 しかし、実際にはそれを表現できない。 そのため、その願望を実現する変わりに夢がやってくる」我々は、多くの「してはいけない」という規制の中で生きています。だから、未遂の願望で、心の中は一杯なんです。それを解き放つために、夢を見るんです。唯一、誰にも邪魔されないで自由に振舞えるのが、「夢」の世界なんです。わははははははは…っ!夢を見ないと人は狂ってしまうと言っても過言ではないんです。抑圧がある限り、夢を見続けるのです。悟りを開いた聖人らが夢を見ないと言われているのは、抑圧がないからです。毎日、夢を見続けているのなら、心が浄化しているはずなのに、どうして、夢を見続けるのでしょう?その理由を、和尚(OSHO)は次のように言っています。「新たな夢を見るために、毎日新たな材料を作り出しているからだ」がははははははは…っ!夢だけでは、浄化は間に合わないのです。普段から、浄化をする必要があります。和尚(OSHO)の講話に、こういう話があります。昔、ある皇帝がいました。この皇帝の統治下のもとで、国は豊かで治安も良かったのです。しかも、この皇帝は人格者で、慈悲深く、人民から慕われていました。この皇帝の言動は、まるで聖者のようでした。しかし、この皇帝には、不思議な日課があったのです。それは、公務を終えた後、奥にある密室に入り、約1時間、必ず過ごすのです。どんなに多忙でも、この日課を欠かしたことは1日もありませんでした。一体、密室で1時間も何をしているのでしょう?妻や側近たちでさえ知りません。好奇心は頂点に達しました。妻や側近たちは、皇帝が何をしているのか知りたくなり、協力して、内緒で密室を覗くことにしました。妻が皇帝のいない隙に密室に入りました。が、そこには何もありませんでした。ただの部屋です。机も椅子もなく、ただの空間です。ここで一体、何をしているのか?妻は、壁に覗き穴を掘りました。さて、皇帝が公務を終えて、いつものように密室に入っていきました。妻や側近らが集まり、順番に覗くことにしました。まず、妻が覗きました。すると、そこで見たものは…。なんと、皇帝は真っ裸になって、大声で叫びながら暴れていました。その姿は、聖人ではなく、狂人でした。完全に狂っています。妻をはじめ、側近たちは目を疑いました。聖人だと思っていた皇帝が狂人になっていたのですから…。あまりにもショックだったので妻らは、翌日、密室を覗いたことを皇帝に白状し、何をしていやのか尋ねました。それを聞いた皇帝は、怒ることもなく、いつものように慈悲深い顔で言いました。「どんな人間も、内側に感情を溜め込んでいる。この感情を放出しないでいると、放出せざるをえない出来事を引き寄せてしまうのだ。私は、自分の中に溜め込んでいる感情を毎日吐き出しているから、普段、みんなに優しくなれるのだ。私は皇帝だ。それに相応しい行いをするために、たくさんの仮面を心にかぶり、どれだけ、自分を抑えつけていることか…。だから、裸になって、ありのままの自分に戻り、自分の中の狂気を吐き出しているのだ。私が正気でいられるのも、この1時間のお陰なのだ!」わははははははは…っ!皇帝のような浄化をするには、コンサートやスポーツ観戦で、大声で騒ぐのいいでしょう。コンサートで狂ったように動いている人がいますが、浄化には最適です。サッカーの応援で、狂ったように叫んでいる人がいますが、浄化には最適です。温泉に行って、露天風呂に入り、真っ裸で外にいるのも浄化には最適です。また、瞑想や呼吸法、体操、ランニング、水泳、ダンス、武道、スポーツなどを行うのもいいでしょう。がはははははは…っ!良い夢も、悪夢も、どちらも生命からの「祝福」です。これを知っただけでも、これからの生活は変わりますよ!さぁ、浄化のため、笑いましょう!「笑い」が簡単な浄化です!