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カテゴリ:アメリカ旅行
「そうだ。旅に出よう!」
そう思い立ったのは、突然でした。 20年前、津留さんや母と共に訪れた セドナ・・・あのレッドロックの聖地へ、再び身を置きたい。 ボルテックスの岩山に立ち、風に吹かれている自分の姿が もうすでに、ありありと見えていました。 すると次に、長年憧れていた、マウントシャスタのことが 脳裏をよぎりました。 手の届かない高根の花だと、心のどこかであきらめていた その聖山シャスタが、手招きしてくれているのを感じました。 胸はときめき、羽が生えたように舞い上がりそう。 あふれる微笑みを止められません。 しかし、日常のルーティンワークに埋没し エゴちゃんが活性化してくると 途端に恐れや不安が押し寄せて、迷いが生じます。 「そんなの無理だ、行けるはずない」 その理由を、10でも100でも挙げつらねてきます。 ふんわりと膨らんだ風船が、しぼんでいくように 私のハートも、しょんぼりさみしそう。 そんなタイミングで、子供が車のドアを大きく開けてしまい 隣の車を傷つけてしまう、という事故が起きました。 すぐお詫びをし、保険で対応させていただくことになったものの すっかり気分は落ち込んでしまいました。 「ほらね。やっぱり、とても旅行どころではないな~。」 そんな声が、頭の中をこだましていました。 数日後、ヒデさんを誘って、ランチデートへ出かけました。 都心の路地裏にある、お気に入りのイタリアンレストランです。 近所の金毘羅さまへご挨拶をしてから、入店しようとすると ふいに携帯が鳴りました。保険会社からの連絡でした。 お相手のお車の状態を点検したところ、 塗料が付着していただけで、傷にはなっておらず、 軽く研磨してきれいになったので、保険での対応は不要です、とのこと。 何と幸いなことでしょう! ずっと心に居座っていた重さから、解き放たれた気分でした。 「金毘羅さま!ありがとうございます!」思わず手を合わせていました。 ようやく入店して通された席の隣では、女性2名がお食事中。 聞くともなしに聞こえてくる、その楽し気な会話・・・ テーマはなんと!!「私はいかにしてシャスタ山へ導かれたか」 背筋を電流が走りました。 「行けるなんて思っていなかったけど、突然誘いが降ってわいてね~。 仕事どうしようとか色々考えたけど、もう行くって決めちゃったの。 そしたら、なんだかとんとん拍子に話が運んで!」 そしてお話はとどまることなく、いかに素敵な場所だったか、 どんなに楽しい体験だったか、と続き 「今度はあなたも一緒に行きましょう!」と盛り上がっていました。 あぁ、呼ばれているんだ~!導きに従い、流れにゆだねよう・・・ そう、全身で感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.18 11:27:26
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