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ろうそくの火を灯すと
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nezimaの日記 [全148件]

2007.07.03楽天プロフィール Add to Google XML

もっと力を  (81)
[ 路 ]  



頭が水膨れしている。

これほどまでに忙しいと、頭をつかうことができなくなる。


何も書くことがない。
何も書けることがない。

夜中、ベッドから落ちる。



このままでいてはいけない、と思う。

進学を決める。
もっと力を、つけられるように。

自分が生きていることを、自らに示すことのできるように。



Last updated 2007.07.03 09:11:24
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2007.06.02

新幹線  (8)
[ 路 ]  


3月、トルコ旅行のついでに弟がカンペールへ寄ってくれた。
「ここって平らな国なんだな。TGVの中で、ツクヅクと思った」と言っていた。

そういえばパリのあるイル・ド・フランスからル・マンを通り、ブルターニュへ
抜ける列車の車窓に、山は見えない。
なだらかな丘くらいだ。


新幹線から見えるのは街、工業地帯、森、山。



新幹線に乗るのは、祖父の亡くなった時以来で、私はいつも高速バスや18切符を
使っていた。新幹線ってすごく速い。いつなのかわからないうちに九州に入る。


Last updated 2007.06.03 01:04:10
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ころも  (2)
[ 路 ]  

ウズベキスタンから帰って来たばかりの時、新宿へ行った。
7年前といったらすぐだけれれど、
たとえばアフガン戦争の始まる前だといったら、すごく遠いことのように感じる。

恋人と駅の東南口で待ち合わせて、
坂を下りたりのぼったりした。

私はサマルカンドの市場で買った、きらきら光る、紅色の衣装だった。
透ける紅色のワンピースで、その下には、橙色のずぼんを履いてた。
それはウエストが1メートル半もあるずぼんで、だから、落ちないように
ひもを通す穴があいていた。


坂をのぼったり下りたりした。

横断歩道も渡った。

知らない人に挨拶された。ヴェールを被った人だった。
知らない言葉で、話しかけられた。

新宿には、そうしてみたら、長い布をまとった人が実はいっぱいいた。




知らなかったけど。

気づかなかったけど。



Last updated 2007.06.03 00:42:40
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2007.06.01

ぴあにか  (4)
[ 路 ]  

夜行高速バスに乗った。

運転手さんが良いよと言ったから、私はいちばん後ろにうつって、
5つ並びのうちの、2つ半の座席を使って横になった。

新宿で、楽器を握って、乗ってきた女の子がいた。
あれは確か、ぴあにかという名前だったと思う。
女の子は男の子と一緒で、ふたりで行くのかと思ったが、
男の子は髪にふれ、長い髪をなでて、出ていった。

iPodを聴いていた。

女の子は、マクドナルドのコーヒー無料券を眺めていた。
それから後ろへ来て、私の反対側から2つ半を使って眠った。



バスから見上げる、窓の向かい合う影絵も夜景。


Last updated 2007.06.01 23:18:32
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それぞれの  (2)
[ 仕事のこと・私を作るもの ]  



立ったそれぞれの一秒に、口づけることを考えていた。





Last updated 2007.06.01 22:57:44
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2007.05.24

千葉に戻ってきました  (6)
[ ここが私の場所 ]  

八月末まで、日本で暮らします。


カンペールへ行ったのは、一年半前が、はじめてでした。

それどころか、フランスもヨーロッパも、旅のあてとしてさえ、
避けていたくらいです。だって物価、高いんだもの(笑)

語学も旅も、それまでアジアのことばかりしていたもので、
フランス語だって、BonjourとMerciしか、
知りませんでした。


でも幸いなことに、カンペールはとても素敵な町で、
大事な出会いもあったし、海にもたくさん行くことができて、
この一年半、私はとても・・・時々はさみしかったけれど、
意味のある時間を過ごせたと思っています。

ブログを読んで、書き込んでくださったみなさまにも、
支えていただいたこと、感謝しています。

本当に、ありがとうございました。



まだ実家に戻ってきたばかりですが、
来週から二ヶ月間、短期の仕事が入ったので、別府へ行きます。

そこでブログタイトル。
カンペール、という名前をつけっぱなしにするわけには
いかないし、いきなり「別府湯煙日記」なんていうのもナンですよね。

それで、ブログをはじめた時の名前に、戻してみました。

「ろうそくの火を灯すと」

今後もどうぞよろしくお願いいたします。


Last updated 2007.05.25 00:52:51
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2007.05.11

「晴れ」が飽和した日  (6)
[ カンペールの街とお店 ]  

走っている車が並んで、その両側から、手を出して繋ごうとする。
坂道の民家の壁を、風がわたっていく。

飽和した光のなかで、水をへだてて、子供たちが呼びかわしている。



ダライ・ラマがハイリンヒ・ハラーの本に寄せたメッセージ。
「今はもう、お互いに歳をとってしまったけれども、幸福な国で
いっしょに過ごした幸せに満ちた日々を私たちは憶えています」


公園で、父親が娘の声にあわせて数えはじめる。
ふたりは男の子が、遊具をまわしたりまわったりするのを見ている。

そのうち父親のほうが数え方がはやくなって、娘が後を追う。


息子たちが、叫びはじめる。





Last updated 2007.05.24 23:54:33
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