~気が付けば、観た作品ばかり。作家 リチャード・マシスンさん~
余りにも扱いが小さすぎるだろ?日本はどうなっているんだ、ホント・・・。映画界に大きな功績を残した方が、また一人亡くなった。リチャード・マシスンさん(Richard Burton Matheson, 1926年2月20日~2013年6月23日)~Wikipedia 様87歳。優れた作家であり、優れた脚本家でもあった。スピルバーグの『激突!』は彼の原作でもあり、脚本も担当した。※ 彼のデビュー作となった「四次元への招待」のシリーズ中の一編、「笑いを売る男」“Make Me Laugh”でも共同脚本担当 ※長編小説、『I Am Legend』は、ヴィンセント・プライス主演の『地球最後の男』(原題;The Last Man on Earth, 1964年米&伊)と言う最高傑作を含め、三度映画化されている。二本目は、”とんでも解釈(個人的には)”のヒーローもの。三本目は、ウィル・スミスくんのなので、みなさんご存知でしょう?※ なんか調べていたら、『~過去の物語を描く続編の製作が決定している。主演は同じくウィル・スミス・・・。』だそうな。※どうでもいいけれど、ウィルくん版のED、どっちが本物なんだ?製作者は、どちらを本当のEDとしているんだ?ウィルくんの作品で、初めて”別ED”を用意、DVD等のメディアに収録する事の「ずるさ」が判った。それまでは、映画界では用意するのは、当たり前だし。<スクリーンテストで様子を見て、好評な方を使う>から、気にしなかったのだが。しかし、この原作は違う。原題に大きな意味がある。『I Am Legend』の全然意味合いが違ってくるのだ。一方のEDでは、一作目、つまり原作にのっとった、『価値観の逆転』⇒これがなければ題名の『I Am Legend』の意味が全く無くなってしまう。一方は、米得意の、『ヒーロー』物にしてしまった、愚作ヘストン版と同じ。お馴染み、マジソンズ博覧会 様内の最低映画館~地球最後の男には、『~なお、本作は71年にチャールトン・ヘストン主演で『地球最後の男/オメガマン』としてリメイクされているが、これはもう『ナイト・オブ~』をシュワルツネッガーでリメイクするぐらいに勘違いも甚だしい作品であったことを付記しておく。』と記されている事からも、お分かり頂ける様に、原作をとんでもなくぶっ壊しているのだ。原作を、全く理解していないと言う、見方すらできる。尚、この一作目は、zombie映画のマスターピースの一つロメロおっちゃんの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(原題: Night of the Living Dead)はこの作品がなければ(勿論、一作目)今のようなマスターピースになっていない可能性さえある。お馴染み、『家を取り囲む無数の吸血鬼』の描写がそれだ。※ 『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の脚本家自身がそれを認めている。 ※他の作品では、『死を招くボタン・ゲーム』(原題: Button, Button)がキャメロン・ディアスさん主演で、『運命のボタン』(原題: The Box)2009年として映画化されたので、御存知の方も多いだろう。(但し、これも、原作を”壊して”しまっていた。現代の風潮なのか、女性をたてる結末に。何で、あんな形にするかなぁ・・・。)脚本家としては、名作、ヘルハウス (原題; The Legend of Hell House 1973年 英) ジョン・ハフ監督SF・ラヴストーリーの『ある日どこかで』(原題;Somewhere in Time 1980年 米)ヤノット・シュワルツ監督ロビン・ウィリアムズさん主演のヒューマンドラマ、『奇蹟の輝き』(原題;What Dreams May Come 1998年 米)ヴィンセント・ウォード監督も彼の原作。最近話題になった、リアル・スティール ( 原題;Real Steel 2011年米)ショーン・レヴィ監督の原作も彼。当時劇場に観に行った、『トワイライトゾーン/超次元の体験』(原題;Twilight Zone: The Movie 1983年 米)正直、全体的には、面白くはなかったんですが、最後の作品、ジョージ・ミラー監督のエピソード、「2万フィートの戦慄」(原題;『NIGHTMARE AT 20,000 FEET』)(当時、『高度2万フィートの悪夢』、と言う題名じゃなかったかなぁ?)だけは、見応えがありました。これが、マシスンの作品でした。※ テレビ版のオリジナル・エピソード『NIGHTMARE AT 20,000 FEET:2万フィートの戦慄』を手掛けたリチャード・マシスンが一部設定を変えてリライト(脚本)したそうです。 ※<ストーリー~Wikipedia様より>飛行機恐怖症のジョン・ヴァレンタインは、飛行中の旅客機内でパニックに襲われていた。気遣うスチュワーデスに大丈夫だと言ったものの、恐怖感は鎮まらない。落ち着くための喫煙は咎められ、新聞を開けば見出しは「史上最悪の飛行機事故」。周囲の客は彼の神経をいら立たせ、外では雷鳴が轟き、稲光が走る。気分転換に窓の外を覗いた彼は、異様なものを目にする・・・。※ 追記アッシャー家の惨劇(House of Usher、1960年 米)監督;ロジャー・コーマンでも、脚本(原作があるから、正しくは”脚色”ですね。)を担当しておられました。書き出したらキリがないので、この辺にします。心よりご冥福をお祈りいたします。★「2万フィートの戦慄」も収録されております。★運命のボタン著者:リチャ-ド・マシスン価格:882円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るにほんブログ村にほんブログ村