フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ワイン(赤)
赤ワインが、記憶に関わる脳の神経細胞の数を倍増させ、認知能力を高めることが、岡嶋研二・名古屋市立大大学院教授(展開医科学)のチームの動物実験で分かった。白ワインでは効果がなかった。近く米国の栄養生化学雑誌に発表する。
これまでに赤ワインを1日400ミリリットル(グラス3杯程度)を飲む人は、飲まない人に比べ、認知症の症状が表れにくいことが、フランス・ボルドー大などの疫学調査で分かっていた。チームは、赤ワインに含まれ、心疾患減少に効果のある「レスベラトロール」という成分に注目。マウスにレスベラトロール含有量の多い赤ワイン0・2ミリリットルを毎日、3週間にわたり飲ませた。
その結果、脳の中で記憶をつかさどる「海馬」と呼ばれる部分の神経細胞が、飲まないマウスに比べ2倍に増えていた。迷路でゴールにたどりつく時間も訓練開始から5日目に、飲まないマウスに比べてほぼ半分になった。白ワインを飲んだマウスは、飲まないマウスと同じ結果だった。効果がどこまで継続するかはこれからの課題だが、持続して摂取する必要があるという。
レスベラトロール濃度が高いのは、フルボディーや色の濃いタイプの赤ワインという。
ワインの産地名(AOC)上の「ブルゴーニュ」は、ブルゴーニュ地域圏のコート・ドール県に属すコート・ド・ニュイ(Côtes de Nuits)、オート・コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ(Côte de Beaune)、オート・コート・ド・ボーヌ、ソーヌ=エ=ロワール県に属すコート・シャロネーズ(Côte Chalonnaise)、マコネー(Mâconnais)、ローヌ県のボジョレー、さらにその遥か西方に位置するヨンヌ県のシャブリの8つの地区から成る。
ブルゴーニュ地域圏の中心都市ディジョンから、ソーヌ川の下流、南のリヨンに至るまでの地域は、ブルゴーニュのワイン街道と呼ばれ、優れた産地が集中している。なおブルゴーニュ地域圏では上記8地区の他に南西端のニエーヴル県プイィ・スュル・ロワール村で作られる白ワインのプイィ・フュメが有名であるが、この地域はブルゴーニュではなくロワールワインに分類される。
ブルゴーニュは、フランス南西部のボルドーと並び賞される、世界で最も有名なワイン産地の一つである。
ワインの呼称に「ブルゴーニュ」を含むためには、赤ワインはピノ・ノワール、ガメ(ガメイ)、ピノ・リエボー(Pinot Liébault)、セザール(César)、トゥルソ(Tressot)、ピノ・グリ、白ワインではシャルドネ、アリゴテ、ピノ・ブラン、ムロン・ド・ブルゴーニュなどの品種を使用しなければならない。AOCブルゴーニュ、コート・ドール県とシャロネーズ地区およびその地区の産地を名乗るためには、白ワインであればシャルドネ、赤ワインであればピノ・ノワール種を100%使用しなければならない。ボジョレーとマコネー地区はガメが主体であり、ヨンヌ県で作られる赤にはセザール種とトゥルソ種が使用されている。ボジョレーとそのより限定された産地を名乗る赤ワインには、主体にガメが使用され、「マコン」などマコネー地区を名乗る赤ワインは、ガメ、ピノ・ノワール、ピノ・グリの3種から造られるとされる。
ブルゴーニュのAOCは、地方名(ブルゴーニュ)・地区名(コート・ド・ボーヌ、コート・ド・ニュイなど)、村名(ヴォーヌ・ロマネなど)・畑名(ロマネ・コンティなど)があり、範囲が狭くなるほど規制が厳しい。
地方名ブルゴーニュのAOCは、赤の「ブルゴーニュ」はピノ・ノワール種100%、白は通常シャルドネで造られる。この下に「ブルゴーニュ・グラン・オルディネール」(日常のブルゴーニュ)や、「ブルゴーニュ・パストゥ・グラン(ガメ種のブレンドが認められている)」がある。