カタルーニャでリュートを弾く 塚田智の日記

フランスのプラダはスペイン語ではPradaですがフランス語ではPrades（プラデス）と表記するようです。日中移動と昼食の間はとても暑かったですが、夕方になると気温も下がりました。
　会場はコンサートホールではなく大学の大講義室のようなところで、多くの人が聴きに来てくれました。もともとカタルーニャに関するオープンカレッジのようなものなので、聴衆はコンサートの内容にも関心が高かったと思います。私たちメンバーも観客の大きな反応に満足で、気分よく終わりました。


コンサートでは楽曲の歌詞が重要ということで、スクリーンにカタロニア語の歌詞を映写しています。

　翌日はおまけでポンペウ・ファブラの生誕150周年を記念して、カタルーニャ州首相が墓に献花をするというイベントのためにBGMのような演奏をしました。こちらでは亡くなった偉人を讃える為に献花し音楽を演奏すると言うことがよくあります。

ちなみにポンペウ・ファブラとはエンジニアでありながら当時カタロニア語を研究し、現代のカタロニア語の語彙や文法の基礎を築いた人物として知られています。当日私たちが座るべきいすが忘れられて、5分間にやっと準備ができ、なんとか無事に終わりました。


献花されたポンペウ・ファブラの墓


式典は非公式で10分程度で終了しました。とても貴重な体験でした。それからまっすぐ家路に着きました。（4時間ほどかかりましたが。）