宝塚・仁川ＳＣ　ほんまそれ

こないだの旅の話の続きです。

横浜で素晴らしい環境に凹んだ素人コーチ。
次の行き先は静岡県清水市。

日本のサッカー王国

です。

清水市といえば、
先日ご紹介したＴＶ番組で出ていた、
『スペトレ』が行われているところです。

『スペトレ』とは、「スペシャルトレーニング」の略で、
小学生から高校生までの選抜された選手が一緒にトレーニングする、
清水市ならではの取り組みです。
最近では日本代表の内田選手も、
このトレーニングをしていたらしいです。

個人的には、
仁川小でのトレーニングに、
ＯＢの中学生・高校生が参加すると、
結構、面白いトレーニングになることは感じていましたが、
トレーニング内容が制限されるのでは？と思っていたので、
「スペトレ」には非常に興味を持っていました。


その日は夕方からあいにくの雨


「中止かな？」と思っていましたが、
トレーニング開始時には雨は止んでいました。


場所は高校サッカーの名門「清水商」。
グランドの広さは一中と同じくらい。
野球部との一緒に使っているので、高校としては狭いほうだと思います。

もちろん土のグランドなので下はグチャグチャ。

そんな中、小学生・中学生（高校生はいなかったと思います・・・）の２０数人でスタート。



本当に衝撃を受けました。



やっている内容はドリブル、パス＆トラップなど、
本当に基礎的な練習でした。
同じような練習を仁川でもやっています。


でも全く違う・・・





取り組む選手の気迫が、
全然違うんです・・・


基礎的な練習をやっている中、
自然と６分程度でバリエーションが変わる。。。
そうやってドリブル・パス＆トラップ練習が３，４種類・・・


こっちが必死にメモって、
じっくり見学をして、
疲れて時計を見たら、まだ３０分・・・


練習の密度が濃い・・・

こんな経験は久しぶりでした。


コーチの方々は、
「体の動きの速さ」「パスの速さ」を求めていました。


２対１、２対２などの練習の後、
シュート練習。


小さなゴール（フットサルで使っているゴールくらいかな・・・）を
２つ並べてのシュート練習。

一人１０本ほどシュート。

向きは私の方にシュート。

私の前には１５０cmくらいの柵。

仁川だったら私がボール拾い役になるんでしょうが・・・



全く柵を越えてこない・・・


低く速いボールをひたすら蹴っていました。





練習は２時間。
休憩はナシ。

その間、私語など全くナシ。


参加する全ての選手が、
「上手くなろう」という気持ちが、
練習する姿勢に現れていました。



サッカーに必要な基礎的な練習を、
淡々と高い集中力でおこなう・・・

本当に凄みのある、
緊張感の高い練習でした。


まさに、

王国の知恵と魂

を感じた練習でした。


サッカーは環境ではなく、
知恵と気持ちで、
練習できるということを感じ、
本当に勉強になりました。




ヒデのように、
長く遠い旅ではなかったけど、
意外にオモロイ旅だったなぁと
興奮していたコーチより。