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カテゴリ:お天気
睡眠?・・刺激に対する反応がほとんどなくなり、移動や外界の注視などの様々な活動も低下します。一般的には、閉眼し意味のある精神活動は停止した状態となりますが、適切な刺激によって容易に覚醒します。このため睡眠と意識障害とはまったく異なるものです。 またヒトをはじめとする大脳の発達したいくつかの動物では、睡眠中に夢と呼ばれるある種の幻覚を体験することがあります。 睡眠の目的は、心身の休息、記憶の再構成など高次脳機能にも深く関わっているとされています。下垂体前葉は、2時間から3時間の間隔で成長ホルモンを分泌します。放出間隔は睡眠によって変化しませんが、放出量は多くなります。したがって、子供の成長や創傷治癒、肌の新陳代謝は睡眠時に特に促進されます。その他、免疫力の向上やストレスの除去などがありますが、完全に解明されていない部分も多いのです。 短期的には睡眠は栄養の摂取よりも重要です。ラットを用いた実験では、完全に睡眠を遮断した場合、約10 - 20日で死亡しますが、これは食物を与えなかった場合よりも短いのです。・・・完全に睡眠を遮断すると死んじゃうのですよ!皆様。。 ヒトの睡眠ヒトに必要な睡眠量には個体差があり6 - 8時間の場合が多く、統計的には7時間の場合に平均余命が最も長くなるようです。(うっ・・イカン!)睡眠が不足した場合に最も影響のある精神活動は集中力です。意外にも?計算能力、記憶能力、連想能力などはあまり低下しないのです。(やっぱりぃ~。。) 必要な睡眠時間は種ごとの体の大きさに依存します。例えば小型の齧歯類では15時間 - 18時間、ネコでは12 - 13時間、イヌでは10時間、ゾウでは3 - 4時間、キリンではわずか1 - 2時間です。これは大型動物ほど代謝率が低く、脳細胞の傷害を修復する必要が少なくなるためとも考えられています。また草食動物は睡眠をする間は無防備で捕食者に狙われやすいので睡眠時間は短い傾向があります。すべての陸生哺乳類にレム睡眠が見られるものの、レム睡眠時間の種差は体の大きさとは無関係です。例えば、カモノハシは9時間の睡眠時間のうち、レム睡眠が8時間を占める。イルカはレム睡眠をほとんど必要としない。脊椎動物以外の動物、例えば節足動物にも睡眠に類似した状態があります。神経伝達物質の時間変化を観察すると、レム睡眠と似た状態になっているらしいと言われます。ヒトと異なり、生物の中には、長い期間覚醒しない種もあります。これは冬眠と呼ばれます。冬眠する生物の例として、クマ、リス、カエルなどが挙げられます。 睡眠の際の姿勢も生物によって異なります。魚は単に水中を漂う形で睡眠状態に入ります。フラミンゴは片足で立ったまま眠るとされます。またイルカは数秒程度の半球睡眠(大脳半球ずつ交互に眠ること)を繰り返して取るため、眠りながら泳ぎ続けることが可能です。ネコは丸くなって寝ているという印象が多いが、身を守ろうとしているか、寒い時の状態で、確実に攻撃を受けないと確信したリラックス状態では仰向けて寝ることもあります。 日本人は・!?2001年2月に発表されたNHKの調査によると、日本人の平均睡眠時間は平日で7時間26分、土曜日で7時間41分、日曜日で8時間13分でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 20, 2009 10:12:12 PM
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