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灰色ウサギ0646の日記 [全518件]
花の国のポピーがきれいな季節、日本語の生徒さん達とお弁当と夫が焼いたパウンドケーキを持ってピクニックに行って来た。 総勢11人。 日本人、ベトナム人、フィリピン人、インドネシア人。 ポピーの花畑の中を歩いて、ゴジラのいるアスレチック広場でいい大人が子供達に交じって遊んで、芝生広場で大きなシートを敷いて持って行ったチラシやナシゴレンのお弁当を食べた。 お弁当の後はみんなで「だるまさんが転んだ」。 東京湾を行き交う船が見える丘の上の芝生でだるまさんが転んだ。 日本に来て2週間もたたない生徒も知っている日本のじゃんけんポンだけど、いつもの自国の癖で、チョキなのに指が一本だったり、パーなのに手のひらが下向いていたり面白い。 鬼になってもなかなか「だるまさんがころんだ」が早く言えなくて苦戦する。 おかしくておかしくて、皆笑い転げてお腹が痛くなった。 普段運動不足の私、小さな穴につまずいて転んだ、すかさず鬼が 「先生動いた!」 だるまのような私が転んだ。
イギリス旅日記は今日にて終わり、最終稿。 エインズレイの食器については前回触れたが、ハンプトンコート城を訪れた時、王の居室のかなり高い位置にいくつかの東洋の花瓶を発見した。 これとまったく同じ光景をウィーンのシェーンブルグ宮殿でも見たことが有る。 壁のすごく高い位置に棚を作って東洋の大きな壺や花瓶を並べていた。 地震国の日本人からすればかなり危ない飾り方だ。 その東洋の花瓶は遠い昔、どうしてもその藍や赤絵の色や、鳥や花を描く技法を取り入れたかった王侯貴族が憧れ、集めたもの。 有田焼や古伊万里など。 西洋は東洋に憧れ、東洋は西洋に憧れる。 最終日に飛行機が出るまでの時間、テムズを船で下り、バラマーケット内のレストランで食事をし、シティでフランスの「ラデュレ」のケーキを買った。 そういえばイギリスのケーキ屋さんには頑としてフランスのような繊細なケーキが並んでいない。甘いアイシングのかかったケーキばかりなのである。 ケーキはその繊細さと美しさと味において、フランスをまねした日本とフランス菓子に軍配を上げざるを得ない。 だけど、崇拝するところは崇拝して、伝統を守るところはどんなに酷評されようとしっかり守るイギリスの姿勢は立派だと少々あきれる。 最後にちょっとハンプトンコートで見つけた面白い写真。 固まって親鳥のそばに寝ていたコガモ。 20mほど先で1人の男の人が餌をばらまき始めたら親鳥がそれを見つけ速足で駆けだした。それに遅れまいと必死で駆けるコガモ達。
今から30年ほど前、ロンドンから船便で大きな荷物が届いた。ロンドン出張の折、夫が買って送ってくれたティーセットだった。 5客のティカップとソーサー、ケーキ皿、大きな紅茶ポット。 銘柄はエインズレイの「コテージガーデン」 そしてそれが気に入った私は、それからエインズレイのそのシリーズを集めることになるのだった。 ディナー皿、同じコテージガーデン別バージョンのティーセットなどなど・・・。 今回のイギリス旅行、長女が「陶器の街、ストーク・オン・トレントに行ってみない?ウェッジウッド、スポード、エインズレイの工場やファクトリーショップも有るよ」と言った。 エインズレイという言葉につられてまたまた、今度は北へ1時間半の電車の旅。 しかし、駅に着いたら何とかなるのは今までだけ、ストークの駅前には何にもない。 街はそこから車で5分のヘンリーにある。そして各窯元はヘンリーから6キロとか8キロとか離れているのだった。 バスも、良くわからない辺鄙な街なので、基本移動はほとんどタクシーで済ませた。 エインズレイファクトリーショップ、ウェッジウッドアウトレット、グラッドストーン・ポタリーミュージアム。 エインズレイ・ファクトリーショップでは、 1階のショップでお気に入りのコテージガーデンを見つける。 その瞬間、獲物を狙う鷹の目に。 安い、日本で買う時の3分の1以下。特にコテージガーデンはもう製造中止パターンなので、日本で買えないものも売っていた。 「フラットのケーキ皿が欲しいんだけど・・・」その質問に店員が答えた。 「地下の倉庫に行ったら有るかもしれないから行ってみて」 地下に降りると部屋いっぱい床に置かれた籠にも、パイプ棚にもぎっしりと食器が並んでいた。 手に取ると3ポンドとか4ポンドとか信じられない値段のも有る。 それらはほんのちょっとのミスで正規品として売りに出せないものなのだ。 お皿の裏のエインズレイのマークの王冠がほんのちょっと不鮮明だったり、ずれていたり。 でも私の場合それらは毎日使い普段使いも客用も分けない。 マイセンだって飾って置かないで使う、使ってこその食器だから。 裏の紋章がちょっとぐらい薄くったって関係ない。 もともと手作りで作っているエインズレイだから、正規品だってお皿が歪んでいることが良くある。全然問題ないし。 地下室で長女と2人、棚から降ろしたりひっくり返したり、それぞれ買いたいものを選ぶ、買い物籠をぶら下げて階上で所在無げに立っているであろう夫を放っておいて。 どちらかというとウェッジウッドを多く使用している長女は、それをウェッジウッドアウトレットでも繰り返した。 さて、重たい重たいと言って買って来たその戦利品、正規品ではないので1つ1つの箱が無い。割れない様にTシャツやカットソーで包む。 そういえば昔、夫はチェコガラスを自分のパンツで包んで持って帰ったなあと思い出しながら、衣類でぐるぐる巻きにした。 空港で税金のバック申請のために、要求されたら見せなければならない。 その時はちょっと恥ずかしいなあと心配はしたが、欲に目がくらんで買ってしまった反省は無し。 エインズレイの食器を買う度に夫が言う。 「あの時、マイセンとかヘレンドとか高い食器買わなくて良かったなあ」
さて、郊外から帰った翌日、家族全員がそろったのはそこまでで、東京で仕事が待っている次女は朝早くヒースローから1人日本に帰って行った。 残りの3人はテムズを渡った駅から電車に乗ってまた40分郊外にあるハンプトンコート宮殿へ出かけたのである。 今回の旅行のテーマは城と庭園。ハンプトンコートもものすごく広い庭園なのである。 バカ高いチケットを買ってから、チュダー朝建物正面から城に入らず、まずぐるっといろいろな種類の庭園を見て回る。藤やチューリップ、白い花が基調の庭園、紫のつつじやシャクナゲの庭園。 40分ぐらいかけてようやっと城の南入り口ウイリアム3世のパートから城に入る。 階段を昇ったり降りたり。部屋から部屋へ。 高い天井ですごく豪華だけれど、ウィーンのシェーンブルグ城の華やかさ、明るさがいまいち足りない。なぜだろう。 この城も歴史の途中でヘンリー8世が他人からその権力で奪ったものだ。リーズ城と同じ。 建物を巡りながら中庭に出ると、観光客が何かの映画で見たように並んでお辞儀をしている。その先を見るとなんとヘンリー8世と1人のお妃とたぶんその弟がいた。 突然観光客のど真ん中で英語での寸劇が始まった。 お妃がヘンリー8世にシャツをプレゼントする。そこへもう一人のお妃(彼には6人のお妃がいる)が現れ、急に王に向かって怒り出す。怒られた王様、理由が分からない。そしていきなり観光客に質問するのだった「なんでシャツもらっただけで怒られるの?」 見れば王妃役の俳優もあちらのベンチで観光客に議論を吹きかけている。 もう観光客を巻き込んで中世の世界に連れてっちゃおうという魂胆のようだ。 本気になって議論する観光客が面白い。 再び今度は王妃の居室が有るパートに行くと、王宮のお抱えの芸術家たちがいた。 その時代の服を着たハンサムな画家が長女に話しかけて来た。 「絵の依頼が有ったけど、面倒なので輪郭だけ描いて後は適当に弟子に色を塗らせるのさ」 という意味のことを言っているんだと、娘が後で説明してくれた。英語が早くてじぇんじぇん分からなかった。ぐすん。 なんだかディズニーランドに似ている。パフォーマーは役に成りきって観光客をお城の一員として迎えて楽しませるのだ。まるごと中世の世界に連れて行く。 入場料高かったけれど、これならいいかな。 ![]()
もう何年前になるだろうか。 初めてイギリスに長女と行った時、ロンドンにいた次女と合流して、B&Bに泊まりながら、3人でチョークの断崖絶壁で有名なサウスイーストのセブンシスターズを1日かけて歩いたことが有った。 七つの丘と八つのギャップを日暮れまで断崖に沿ってゆったりと歩いたものすごく楽しかったことが忘れられない。 そこで、ガイドブックにRyeの街から3キロほどの丘の上にイギリス一かわいらしい村が(このキャッチコピーよほどイギリス人は好きらしい)有るというので、今回も2匹目のどじょうを狙って4人で遠足することにした。 前日にしっかり行き方と帰りのバスの情報とハイキング地図を仕入れたので、宿に荷物を預けてはるか遠くの丘の上に見える村まで歩いた。 目指すはイギリスを代表する画家のウィリアム・ターナーの好んで描いた黄色の風景の中、丘の上のWinhelseaの村。 雨上がりの小川の淵をズボンの裾に跳ねを上げながら、羊が草を食む牧場の中をそのウンチを踏まないように、羊が逃げないようにところどころに有る柵を開けたり閉めたりしながら、丘の斜面をわらわらと茶色のウサギが飛び出して行くのを見ながら、ひたすら歩いた。 3キロなんて嘘、3キロは直線距離だ。 Old Country Walkなんて嘘、標識は有ってもところどころ道が無い。 丘を越えていこよ♪ 真澄の空は朗らかに♪ この歌知っている人はきっと・・・・。 そして映画の中のウィリアム・ターナーの名を思い浮かべた人はきっと・・・・。
迷路と鳥の城を迎えに来ていた車で無事脱出。「アシュホードへの電車は高架橋を渡るんだよ」と念を押され、電車の乗った我ら、今夜のお宿は中世の街並みが残る古い街Ryeの「マーメイド・イン」。 宿を決める時、以前泊まって素敵だったからB&Bでもいいなと思っていたわたしだが「いやだよ。きれいなホテルがいい」という夫に負けて、ホテルの予約を娘に頼んだが、結局満員で、1,420年建設というこの伝統あるイン(旅館みたいなもの)に決定。その結果に密かに喜んだ私だった。 インは民宿のちょっと上、B&B よりクラスが上なので食事の後の紅茶を飲む暖炉のあるラウンジも食前酒を飲むバーもきちんと白いテーブルクロスの上にワイングラスの並んでいるレストランもあり、ボーイもバーテンダーもコックさんもウェイターもちゃんといる。 ジュディ・ディンチや多くの有名人も泊まったことが有る。 ただし、何しろ古い。日本の歴史ある老舗温泉旅館が、棟を継ぎ足し継ぎ足しして渡り廊下で迷路になっているのと同じだ。地震国日本でこの年代の木造だったら文化財級じゃなかろうか。 通路の入り口は狭い、廊下に張り巡らされた絨毯の下の床はぎしぎしと軋むし、歪んでいる。 柱も斜めっているよね。←この日本語は辞書に有りませんが使います。 鍵をもらって、さて3階の19号室、わたしと夫の部屋を探すが(本当に宝探しのように家族で探したのだ)見つからない。階段を昇り、ドアを開けるとすぐまた階段、登ってドアを開けるとまた通路。 見つからない。リーズ城を抜け出せたのにここでもまた迷路か?。 結局階下に戻って居合わせたバーテンダーに案内してもらった。 屋根裏のちょっと不思議なかわいらしいスペアーベットが有るサービスルームと大きなバスルームが付いた部屋だった。 非常口の指示を確認すると、サービスルームのベンチを乗り越え窓から暖炉の煙突が有る屋根を伝って外階段から降りるらしい。 すごい! マーメイド・イン ↑ 駅からの道すがら眺めた小さな街は夜はレストランなど見つからないだろうと、ホテルのレストランで夕食を予約しておいて、街の観光に繰り出した。 ごろごろ石畳の両側にかわいらしい紅茶のお店や、カフェやイギリスの婦人たちが被るとんでもなく優雅な帽子屋さんが有る夕暮れの街を観光客に交じって散策する。街はなだらかな丘の斜面を埋め尽くすように最高部の教会を中心に作られていた。 大砲のある小さな城(フランス軍から守る要塞)からは遠く運河や電力風車の群れや牧場が見渡せた。 観光案内所で明日の遠足ルートを聞き、パンフレットをもらう。 「マーメイド・イン」は街の名所でもあるので当然パンフレットに宣伝も載っていた。 読んでみる。 宿の歴史が書かれた後の行には、「歴史ある建物と入り組んだ部屋部屋の迷路と そこに住み着く幽霊をお楽しみください」と書いてあった。 ははは、ますますすごい、だけど明日までみんなには黙っていよう。寝れなくなる人がいるといけないから・・・。
3人寄れば文殊の知恵と言うが、家族4人いるから何とか15分、いや20分ほどで迷路を解き明かし、真ん中のお山の頂上へ到達。 帰りも迷路だったら来た時、いろいろ迷いすぎて道覚えていないから、お迎えのバスに間に合わないと危惧したが、お山の中には地下に降りる階段が有り、迷路の地下をくぐって、難なく脱出出来た。 ゆっくり恒例の自動シャッター家族写真を撮りながらも、城の敷地内のレストランで運動した後の空腹を満たす時間が十分に有った。 レストラン内には3つのブースが有って、長方形のお皿を持って自分の食べたいもののブースの前に行く。 私はチーズを注文。6種類のチーズの中なら4種類選んでと言われて迷いながらも選ぶ。 「え、チーズだけ?」と聞こえてきそうだが、これでいいのだ。 なぜかは後で説明する。 前回12月は主婦の1人旅だったから、1人で街に出る時は財布が気になって、安いパブや、テイクアウトやで、きちんとした服で入るところなぞには行かなかった。 それに元来の好奇心旺盛な性格も手伝って、なんでも食べてみたかった。 しかし、今回は夫がパブに行こうと言っても良い顔をしない。マーケットでのテイクアウトなんて中国やチェコの駐在など経験しているのに、旅先でお腹を壊したらどうすると警戒する。そこで自然と値段の高いこぎれいなレストランやホテル内でとなるのだった。 ならば当然、フルコーズ、と想像するだろう。 ところがイギリス料理にフルコースはほとんど無い。 2コース料理か3コースかを選ぶだけ。 そして通常前菜に当たるはずの「スターター」だけでかなりお腹がいっぱいになってしまうのである。 なぜかは、日本で言うところの単品にはもれなくおまけがついてくる。 ハムを頼めば、ジャガイモにブロコリーに長女の嫌いな焼きトマトが付いてくる。もれなくついてくる。 何か飲み物がほしいと思ってスープを頼めば、パンやチーズが付いてくる。 スープはコーズ料理の中の1品ではなくれっきとした1人分の食事である。 ジュメイラホテルのメインのローストビーフにさえ、イギリス伝統のプディングと称するまったくプディングには見えないパンのような代物が付いてきた。 前置きが長くなったが、リーズ城でのビッフェスタイル昼食、私がチーズを4品選ぶとウェイターが言った、「次はこの中から好きな果物 選んで」「ピクルスは好きなもの自分でつけてね」 そう、チーズのお皿は果物もピクルスもセットの値段。 イギリス料理は一皿にいっぱいついてくるのだ。 それを計算に入れないとオードブルのつもりでスターターを注文して、メインがお腹に入らなくなってしまうこともある。 写真はイギリスで食べたもののいくつか、さすがにホテルでは料理の写真を撮るのははばかられたからこれだけ。 左上から リーズ城でのブッフェのハムを選んだ長女のお皿、夫がサブに選んだ巨大スコーン、次の日に行った小さな村のイン兼パブ(一軒しかなかったからね。背に腹は代えられなかったようで)で私が頼んだ子牛のシチュー。 真ん中 リーズ城の後宿泊したホテルでの長女のメインディッシュ、同じくホテルの夫と次女が選んだラムのメインディッシュ。(電車の車窓にあまりにもたくさんの羊を見て、絶対においしいに違いないと思ったらしい。ああ、あのかわいい子ヒツジたちが・・・。)ちいさいカップの緑色のはホテルの料理なのでちゃんと「アペタイザー」かな。これは頼んでないのに来たから。 右上から、上記のパブで長女が頼んだこれまたラムの何とかソーズ。←ほら、1品頼むとこれだけ付いてくる。真ん中、イギリスでは良くパンはこういうスタイルでみんなの分一緒に出てくる。 最後は私の頼んだチーズ。 |一覧| |
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