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2006年04月26日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

晴天の霹靂でした。
中継ぎ一筋6年の愛敬尚史投手(29)が、27日ソフトバンク戦で先発することになりました。
なんと、プロ初先発です。

4月21日に昇格。
松坂が155キロを連発した盛岡のゲームで、2番手として3回 1/3 を完全投球。
ルーキー松崎がその試合で降格し、空いた先発枠に指名されました。

もちろん、本人が1番驚いています。
「冗談かと思ったわ。おれも家族も相手チームもみんな驚いてるやろ」。
新聞で掲載された反響はものすごかったそうです。
鹿島コーチから「おまえ今日上がりな。どういう意味かわかるか」と遠回しに伝えられ、「わかるか!」と心の中でツッコミを入れたそうです。
先発に指名されたと理解するまでに時間がかかりました。

無理もありません。
調整法がまるで違います。
中継ぎは毎日のように肩をつくって準備します。
先発と言われても、まずが長年中継ぎでならしてきた体が反応しません。
「試合前、何球投げるんだっけ? おれは15球で肩できるわ。これでも社会人では先発して完投バリバリやったで」
自信もあるようです。

出会いは、昨年の春季キャンプでした。
愛敬のフォームに一目惚れしました。
大学まで私も一応投手でサイドスローだったんですが、自分が思い描く理想のフォームで投げる人が目の前にいるわけです。

まず、全体的にブレが少ない。
顔の位置が動かないし、上体が安定している。
腰が回転しても、左肩がなかなか開かない。
「壁」がきいてるから、腕はしなりをきかせてムチのようにしなって出てくる。
だから制球にも苦しまない。

1人の野球少年のように、純粋に感動しました。
投球スタイルにも共感を覚えました。
直球とスライダー勝負。
マウンドでは、クールなポーカーフェイス。
何より、サイドスローなのにシュートが今ひとつ、という自分と同じ悩み?まで持ってるなんて。

「好きです、そのフォーム!」

と最初に話しかけたのを覚えています。
本人には迷惑だったようで。
後日聞くと「気持ち悪いやっちゃなあ」と思われていました(^^);

同じ76年生まれ。
学年では早生まれの自分のほうが1歳上なんですが「同じ年やろ」と、それ以来、タメ口で気軽に話すようになりました。
「記者のくせになんも情報ないんか。使えんなあ。仕事せいや」が、いつものあいさつ代わりです。

こう書いてると、単に口の悪いだけの兄ちゃんですね。
大阪弁なので言葉遣いは少し乱暴に聞こえるだけで、悪気はありません。
第一印象はサバサバして、ドライ。
実は情熱的で愛妻家でした。
外にはほとんど遊びに出ない。
話すたびに「ええヤツ」度がアップしていきました。

昨年、楽天を引退した捕手の高橋浩司が言ってました。

「愛敬さんによくメシにも連れて行ってくれました。かわいがってもらって感謝してます」

オリックスからの移籍組の高橋と、近鉄の愛敬に一体どんな関係が?

高橋は2軍でも試合に出ることもほとんどなく、ひたすらブルペンで投手の球を受ける存在…いわゆる「壁」という役目をじっと我慢してやっていました。
チームでは数少ないオリックス組。
グチを言うにも、本当に心を開ける人は少なかった。
そんな高橋に、ちょくちょく声をかけたのが愛敬でした。
ブルペンでも「腐ったら終わりやで」と励ましていたようです。
そんな言葉にも支えられた高橋は、1軍出場の念願がかなわなくても「プロ生活に悔いはありません」と胸を張って、漁師を継ぐため第2の人生に旅立ちました。

愛敬は足の故障で2軍暮らしの経験も長かったせいもあり、苦労している人の気持ちも自然とくんであげられるんでしょうね。
上昇志向の強いプロ選手では珍しいタイプなのかなあ、と思ったりもします。
中継ぎで104試合に登板していまだ負けなし。
相当な「勝ち運」を持っているはずです。
高橋を精神的に救ってあげたように、投壊に苦しむ楽天の救世主になってほしいです。

※週末は藤崎、金田さんも今季初先発の予定です。
インチェは降格。もう1度はいあがってこい、加油!

【柴田猛夫】






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最終更新日  2006年04月26日 23時00分41秒
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