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テーマ:韓国!(17199)
カテゴリ:コリアカルチャー受容史
メッコールネタが続きますが、とても貴重な物を先日ネットで探し当てました。
ペヨンジュンが上戸彩と一緒にオロナミンCのCMに出演し、 今年7月にオンエアが予定されていると話題になってますが、 それより15年以上前に、チョ・ヨンピルがメッコールの日本CMに出演していたという事実は、ほとんど知られていません。 実は私もメッコールについて調べる過程で、そのような証言がネット上に複数あることから、その事実を知りました。1996年にポンチャック歌手李博士がキンチョーコックローチCMに出演したのが韓国人として最初のCMだと思ってましたが、それよりもはるか前である80年代後半に、一瞬目を疑いました。 確認できた証言は下記のようなものです。 ○ロック歌手が出てくる、その歌手はチョ・ヨンピル(間違いない) ○白黒になったりする? ※ ちなみにチョ・ヨンピルを演歌歌手だと思っている日本人も多いと思いますが、彼は母国では「ロック歌手」「大スーパースター」です。 現物を見ないと信じられない。 ところがいくら調べても、映像資料は見つからずあきらめていた所、たまたま期待せずに韓国の検索エンジンをたたいて見ると、偶然それらしいモノを発見! 証言の内容と一致し、最後は日本語でメッコールの商品名が出るというものでした。韓国の懐かしCMということで、そのブログサイトでは取り上げているのですが、紹介している人もこの手に入ったブツの最後がなぜ日本語なのか分からない様子でした。会社の同僚韓国人に見せたら、このCMは有名で知っていると言い、しかしなぜ日本語が出るのか首をかしげてました。おそらく同テイクのものが日韓で流され、彼の手にはなぜか日本語版が手に入ったのだと考えられます。 キャプチャーしましたのでまずはご覧ください。 CMは下記のような流れで進みます。 街角にチョ・ヨンピルのポスターが貼ってある。女性がメッコールを持って歩いている。突然ポスターが白黒になり、女性の方を向いて何やら呼んでいる。 女性が気づいて驚く。手を差し伸べられたので従うと、幻想の世界に連れて行かれる。 チョ・ヨンピルと一緒にダンスを踊る。突然白黒画面から現実のカラーに 現実と幻想を行ったり来たリする。 なぜかよく分からないが女性がメッコールを手渡す。 ヨンピルオッパがメッコールを一気に飲む。「メッコール!」 いろいろ調べると、このCMはチョ・ヨンピルのプロフィールにも多く割かれ、なんとこのCMを撮るためのコンサートも開かれたようです。当時スーパースターだったチョ・ヨンピルが出た斬新なCMとあって、メッコールは急速に売り上げを伸ばしたようです。CM自体も国内の広告大賞を受賞するほどなので、芸術的にも認められたものとなっていたことがうかがえます。CMは87年に撮られ、放送されたものなので、日本でのオンエアはその頃、またその後と考えるのが妥当でしょう。メッコールが入って来た時期はその前後(あるサイトでは、メッコールは1986年にアフリカと日本に同時輸出され、国内の飲料メーカーとしては初めてという記載があった)だと思われます。 チョ・ヨンピルのプロフィールにはこのように書かれています。 87年5月 88体育館でCF制作コンサート(一和メッコール) 一和メッコールCF88体育館コンサート編 (BGM:「青春時代」) 87年10月 一和メッコールCF「幻想1編」 “ロトスコープ”というアニメーション技法を国内最初、世界で2番目に採用した広告として話題 88年1月 一和メッコールCF「幻想2編」 88韓国放送広告大賞で大賞を受賞作。 88年ニューヨーク国際広告フェスティバル アニメーション(非コンピューター)部門 ファイナリスト賞受賞作 88年11月 一和メッコールCF「回想の公演-秋編」 (BGM:「サランヘヨ」) 89年4月 一和メッコールCF(BGM:「ヨヘンウルトナヨ」) プロフィールはココ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月20日 10時38分40秒
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