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カテゴリ:散歩
興味のない方にとっては、甚だどうでもいい事であるとは分かっているつもりですが、自身の日記のようなものとしてこのブログを利用しているので、その時々の気になるコトやモノを書き残したいと思っています。と、今更何を言っているんだってな話でありますが、今ハマっているのは、ズバリ梵寿綱による建築物件であります。そんな事は断わらずとも分かっているさと仰られるかもしれぬし、大体において興味のない方はぼくが敢えて断るまでもなくすっ飛ばしてしまえば良いだけの事なのだから、こうしていちいちクドクドしく言い訳するのは、ぼくの性分と断じてやはり読み飛ばしてもらえば良いだけなのです。
さて、この日は東急大井町線沿線にあるかの建築家の手になる2つの物件を眺めることにしたいのです。最初に向かったのは自由が丘です。「Lotus Calyx」なる複数世帯が敷地をシェアするタイプの住宅のようです。比較的最近の物件らしく一見しただけではとても洗練されてシャープな印象の建物です。近寄ってみると氏の手によると納得させられる細部が散見されるけれど、既に氏の個性が迸る物件を眺めた者にとっては些か物足りなく感じられるのです。 さて、そこからは、九品仏駅を経由して田園調布に向かって進みます。建築系雑誌で「田園調布の邸宅」と紹介されているとの記述をネットにてお見掛けしましたが、そんなお屋敷街に次なる氏の設計した豪邸はあります。個人の住宅を氏は、寿舞と称しているらしいけれどそうした言葉への拘りには今のところ然程の興味はありません。さて、こちらの物件を掲載していいものやら迷うところだったのですが、ストリートビューを見ると観光名所のように物件名付きで表示されるほどで、無論ぼくのチンケな写真よりよほど鮮明に見て取れるのだからここに挙げたところで支障はなさそうです。さて、お嬢様学校の雙葉学園を横目で眺めつつ、ひたすら坂を下ります。お屋敷街というと庶民を見下ろすような土地であるという印象がありますが、ここはその例に倣わないようです。歩くことしばしで目的地に到着です。いやあ、それにしてもとんでもない豪邸です。無論、周辺にも巨大なお屋敷は少なくないし、デザイン的にはもっと過激な物件も見られましたが、こちらの物件のゴージャスさは群を抜いているように思いました。いつもの氏の様式とは幾分異なっているのは、施主からの要望に応えたからでしょうか。なんにせよ、ぜひ内覧会など行っていただきたいものです。 続いては上野毛に移動しました。駅前に上野毛ショッピングセンターというほとんど半死の状態の物件があります。こういうのはやはり地下のお店が気になるところ。暗い階段を下ると「大衆酒場 ととや」がありました。営業していたのですぐにも飛び込むかと思いきやそうはしません。だって、お客の姿を見せるのを店のご夫婦がじっと観察しているようで、この状態の店に飛び込むのはよほどに強い心の持ち主でないとダメそうです。 さて、用賀に向かいます。用賀での目当ては某番組に登場したお店にお邪魔することにあります。そういう理由でもない限りは用賀には余りぼくを惹きつけるものはないからです。さて、でも開店までまだ30分程あります。それでは、駅前で見かけた「カフェ ベルミネット」に入ってみることにします。と初めて伺ったかのような書きぶりですが、いやはや5年前にお邪魔していたようです。どこにだって普通にありそうな本当に普通のお店ですが、居心地は悪くありません。しかし、何といっても値段の高さは難点です。まあ、そこそこ歩いたので草臥れているし、目当ての店も近いから文句は言いません。 しかし、件のお店は、ぼくにとっては非常に意に沿わぬお店だったのです。端的には非常にいやあな気分になったのでした。なので、ここではそのことだけを記録に留めて、深入りしないつもりです。無論、ここを気に入っている方もおられると思うので、たまたまぼくとは相性が悪く縁がなかったということにします。 なので口直しに等々力駅に向かうことにしました。こちらも某番組に登場したお店です。等々力には優良酒場も少なくないから仮にお休みだって大丈夫というのが心強いのです。最初からこちらに来ておけばよかったかも。なんてボヤキながらやって来たのは「居酒屋 小川」です。この界隈は落ち着いた住宅街という風情ですが、大井町線の沿線だけは場末感を激しく放っていて魅力的なのです。こちらはそんな少しハードボイルドなムードからは程遠い落ち着いた大人の居酒屋といった感じなのでした。とはいえオヤジとその息子さんらしい方はちょいと強面なので馬鹿みたいに騒いだりしたら叱責をに違いありません。でも気のいい方で、この写真で見てもよくは分からぬと思うけれど、このブリカマ塩焼きはとんでもなくでかいのだ。オヤジさんがいたずらっぽく ニヒルな笑みを片頬に浮かべてでかいのでいいよねというからつい、ではそれでと乗ってしまうのでした。これがまあでかいけれど、ぼくの胃腸にはかなり厳しいものであったのだ。しばらくすると妙に旦那が奥さんに気遣いを見せるというそんな夫婦者がやってきたのでありますが、このブリカマばかりでなくいきなり5品ほどを頼むのであります。いやはやここの肴は半端なくでかいからなと忠告したいところですが、様子を見たいので知らぬふりを決め込みました。だってぼくの食ってるブリカマを見たら無茶なオーダーは避けるはずなのだ。目の前のカウンターに並ぶ大皿のひとつにおさつチップスがあって、これにぼくは非常に惹かれたのでありますがブリを食い終えたころにはもう何も食えない状況となっていたのです。この界隈に住んでいたらたまに来たくなっちゃうんだろうなあ、というようなお店なのでした。お値段はそこそこいいんですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/10/05 08:30:07 AM
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