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カテゴリ:家呑み
まだまだあります。焼いて食べるパスタ料理です。前回とのバランス関係から一品はグラタンとなってしまいましたが、残り2品はグラタンからはかなり離れた個性的な焼きパスタとなります。言葉を探す労を惜しんで「焼」くとしましたが、「焼」くっていうのは、どこまでを現す言葉なんでしょうかね。ぼくの印象では、「焼」くというのは、直火に充てて「焼」くことを意味する言葉で、「焼いて食べるパスタ料理」と書いたのは、実際にはオーブンで「焼」いているので、直火で「焼」くのとは違うということになります。オーブンレンジで調理する場合の「焼」くは熱風を循環させる方式と高熱を放つヒーターの輻射熱を利用する方式があるようで、いずれにしても直火で「焼」いているわけではないようです。これはもともとの「焼」くの考え方に誤りがあると考える方が都合が良さそうです。さる解説によると「焼」くとは何らかの熱源が発する熱を食材に伝えて温めることであるというのだ。こうなると炒めるのもレンチンするのも茹でたり蒸すことさえもが「焼」くとなってしまうなあ。これは困った。困ったことは宙吊りにしておくことにしよう。ということでどうにも締まりがなくて冴えない前書きとなってしまいましたが、ここでは「オーブンで焼いた」もしくは「グリルで焼いた」料理を意味するものと捉えていただきたい。つまりは、「食材そのものに直接熱を当てて焦げ目をつけた(メイラード反応)パスタ料理」としてはどうだろうか。ダメかなあ。
フランスという国は、美食の国として世に知れ渡って入るけれど、ことパスタ料理に関しては滅法評判がよろしくないようです。このコキエットのグラタンだって、本当にフランスの料理であるかは怪しい感じもするけれど、ここはまあ素直に受け止めてまずは作ってみることにしよう。 【材料】 コキエット(茹でる) 500g/ハムまたはベーコン(粗みじん切り) 1枚/生クリーム 250ml/溶けるチーズ 300g/バター 大さじ2/塩・胡椒 適宜 【作り方】 1. 耐熱皿にコキエット(半量)を半入れてハム、チーズ(半量)をのせる。塩、胡椒する。コキエット(半量)をのせて生クリームを注ぎ、チーズ(半量)、バターをのせる。塩、胡椒する。オーブンで180℃30分焼く。 ということで、食べてみましたが、仕上がりは軽めのグラタンという印象はどうしてもぬぐえぬのです。プロの調理人はともかくとして一般家庭で素人が作る料理なんてこんなもんなんだろうなあと思ってしまうのです。まあ、フランスにはそれだけでおいしいパンもチーズもワインもあるんだから料理などほとんど作らなくたっていいのかもしれないですね。 さて、ここからは、グラタンとは趣をガラリと異にする料理を取り上げます。まずはスペインのパスタで作るパエリヤ、フィデワであります。 【材料】 パスタ(カペッリーニ/3cm長に折る) 120g/シーフードミックス(塩水で戻す) 120g/赤ピーマン(細切り) 1個/固形コンソメ 1個/水 400ml/にんにく 1片/パプリカパウダー 小さじ1/2/サフラン(挽く) 適宜/パセリ 1/2枝/オリーブ油 大さじ3/塩・胡椒 適宜 【作り方】 1. フライパンにオリーブ油(大さじ1)を熱してにんにくを炒める。赤ピーマン、シーフードミックスを炒めて取り出す。 2. フライパンにオリーブ油(大さじ2)を熱してパスタを炒める。1.を戻してパプリカパウダー、サフラン、スープ、塩、胡椒を加える。 3. パエリア鍋に移して水分がなくなるまで加熱する。オーブンで220℃5分焼く。パセリを散らす。 何の根拠もないけれど、この料理を作るのは面倒だと思い込んでいましたが、非常に手軽に作れていいですねえ。米のパエリヤよりもお手軽かもしれません。米のパエリヤ同様に具材次第でいかようにも変化が付けられそうです。通常のパスタ料理とは全く異なる食感が心地よくて通常のものより酒の肴としては適しているように感じました。 サウジアラビアのバシャメラというスパイスの利いたラザニア風の料理です。 【材料】 玉ねぎ(みじん切り) 1個/ニンジン(みじん切り) 1本/ピーマン(みじん切り) 1個/トマト(みじん切り) 1個/パセリ 適宜/牛ひき肉 200g/マカロニ(茹でる) 500g/牛乳 500ml/小麦粉 適宜/湯 200ml/塩・クミンパウダー・カレー粉・溶けるチーズ 適宜 【作り方】 1. フライパンに油を熱して玉ねぎを炒める。塩を加える。牛ひき肉を加える、ニンジン、ピーマン、トマト、クミン、カレー粉を加える。パセリを加える。 2. 鍋で牛乳を温める。小麦粉を少しずつ加えて泡立て器で混ぜる。湯を加える。 3. 耐熱皿にマカロニ(半量)を入れる。1.を乗せる。マカロニ(半量)を乗せる。2.をかける。オーブンで200℃60分焼く。 手間が掛かりそうに思えましたが、これも案外手早く作れます。ラザニア風と書きましたがラザニアほどには重くなくせいもあって日常の食事として覚えておきたい一品です。 最後にターゲン・マカローナというエジプトの料理。以下のサイトで見掛けてすぐ作りました。それだけ旨そうだったということです。 アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間 「【レシピ】旨味がぎゅっ!熱々ターゲン・マカローナ」 https://www.arabfoodsweets.com/post/20220317 【材料】 牛ひき肉 200g/玉ねぎ 1/2個/にんにく 1片/クミンパウダー・オールスパイ ス・シナモンパウダー 小さじ1/2/塩・胡椒・油 適宜/ペンネ(茹でる) 200g/ 【ソース】トマト水煮 1/2缶/にんにく 3片/水 250ml/クミンパウダー・コリ アンダーシード 小さじ1/2/塩・胡椒・油 適宜 【作り方】 1. フライパンに油を熱して玉ねぎを炒める。ひき肉を加える。塩、胡椒、スパイスを加える。 2. 鍋に油を熱してにんにくを炒める。トマト水煮加えて煮る。水、塩、胡椒、スパイスを加える。 3. 耐熱皿に1.を敷く。ペンネをのせて2.を注ぐ。オーブンで200℃30分焼く。 2022/3/19 バシャメラからホワイトソースを抜いただけに思えますが、ギュギュっと詰めてじっくり煮込むように加熱したせいかずっと濃厚な味わいに思えます。これまたいいなあ。手順も少ないし、こちらがより日常使いできそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/07/12 08:30:07 AM
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