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カテゴリ:家呑み
近頃、マンガ飯が気に入っています。マンガ飯っていうのはマンガに登場する料理を再現することで、世間に出回っているそうしたマンガ飯の再現サイトなどは正直これまではちっとも面白くなかったのです。というかぼくもこれまでこのブログでマンガに登場する酒場や喫茶店などを引用して好き勝手なことを書いてきましたが、現実に存在するのとさほど変わらぬ店はあまり面白いと思えなかったのです。マンガで描くのであれば園山俊二氏のような大昔の石器時代であったり、松本零士氏の描くような近未来だったりSF的な空間であったりするのがマンガ的な想像力を反映していると思っていたのです。料理についても一緒でやはりマンガらしい奇想が含まれていて欲しいと思うのです。園山氏にしても松本氏にしても酒場なりの建築の造作は奇想に溢れていてもそこで提供される酒や肴は現在の常識からそう遠からぬのです。だからそれこそ料理にテーマを特化したマンガにはさほど興味を抱いていなかったのです。でも改めてじっくりとそのレシピをいくつかのマンガ飯サイトで眺めなおしてみると奇想とは呼べぬまでも意表を突いた調理法や異常な食材の組合せなどが散見されるのでありまして、マンガ作品としての出来栄え云々はともかくとしてちょっと変なレシピが埋もれていることを知ったのです。なんて書いてきましたが本当は半分本当で半分噓なのです。実際には『包丁人味平』から『美味しんぼ』、土山しげる氏のマンガなど大量の料理マンガを読んできたし、今でも読み続けているのです。一方でそうした対決もの、ウンチクもの、人情ものといったサブジャンルに食い足りなさを感じてきたことは事実であります。まあ、余り奇想が過ぎてしまって人類どころか地球上の生物の食用としがたい料理が登場してそれが奇想に満ちていても美味しそうに思えないようではやはりそれも詰まらないってことになりそうで、両者を同時に描くのは実際には難しいのかもしれません。ってことで今回はぼくが滅多に買うことのないちくわを使った料理マンガのレシピから3品です。以下のサイトを大いに参考にさせていただいております。気合を入れてマンガ飯に取り組もうというお方であればぜひそちらをご参照ください。
本がないならブログをお読み http://luckyclover7.blog27.fc2.com/ ほしのゆみ著『おいしいオット・ライフ』に「ごはんですよ!ちくわパスタ」というレシピが登場するようです。このマンガはもちろんのこと、ほしのゆみ氏というマンガ家さんも寡聞にも存じ上げぬのですが、ちくわとのりの佃煮という組合せがいかにも美味しいだろうと思って作ることにしました。 【材料】 スパゲッティ(茹でる)・キャベツ(千切る/茹でる)・オリーブ油・にんにく・赤唐辛子(輪切り)・ちくわ(1cm幅)・ごはんですよ!(のり佃煮) 適宜 【作り方】 1. フライパンにオリーブ油を熱してにんにく、赤唐辛子を炒める。ちくわを加える。 2. フライパンにスパゲッティ、キャベツ、茹で汁、1.を加えて混ぜる。ごはんですよ!(のり佃煮)を加える。 魚介類の食材の組合せだから相性はいいはずです。スパゲッティなら大概どんな食材でも美味しく作れるはずです。案の定、ちゃんと美味しいのですが、ちくわものりの佃煮もまず自宅にはない食材なので、この料理のために買い求めるかというとないかもしれないなあと思うのです。 広田奈都美著『ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ』の「ちくわちーずトースト」です。これまたマンガ家さんも作品も存じ上げません。でちくわとトーストの組合せということですが、世の中にはちくわパンが現実に存在しているのだから少しも意外な料理とは思わぬのです。でも間違いなく美味しいはずだから迷わず作ってみることにしました。 【材料】 食パン(8枚切)・マヨネーズ(顆粒だし、醤油を混ぜる)・顆粒だし・醤油・ちくわ(輪切り)・溶けるチーズ 適宜 【作り方】 1. 食パンにマヨネーズを縫ってちくわ、溶けるチーズを散らしてトーストする。 うん、当然ながら美味しいですね。顆粒だしが効いているようです。以前食べたちくわパンではマヨネーズ、醤油に鰹節という組合せがありましたが、考え方は一緒ですね。でもむしろこちらの方が食べやすいです。 ようやく知ってるマンガが出てきました。コナリミサト著『凪のお暇』から「ちくわ天かすのぼにぎり」です。テレビドラマ化もされている気がしますがそちらは不明。マンガは読んでいましたが途中で断念。もしかするとこのレシピまで到達できていないかも。 【材料】 ごはん・ちくわ(輪切り)・天かす・塩 適宜 【作り方】 1. 全ての材料を混ぜる。ラップに広げて巻く。上下を捻ってリボンを巻く。 棒状のおにぎりです。手早さという意味では『クッキングパパ』で世に知られるようになったおにぎらずより上かもしれません。でも肝心のちくわと天かすの組合せはまあそこそこ旨いのだけれど、ちょっとぼやけた味に思えました。醤油をまぶすのもありかと思いますが、塩味というのが肝に思えるので、下手な小細工はしないのが正解と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/09/25 08:30:08 AM
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