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カテゴリ:埼玉県
川口って町がずっと苦手でした。今は得意かって言われたら得意と言えるほどに通ってはいないということになりますが、近頃になって案外悪い町でもないなあと思い始めました。と悠長な書き出しとしましたが、実は最近そこそこ忙しくて、せっせと書き溜めておいたこのブログの記事も底をつきかけていて手短にかつ時折気の利いた発言も交えつつスピーディーに仕上げようと目論んでいるのですが、どうにも脳みその働きが鈍っているためかなかなか文章が浮かんでこないのであります。だらしなくも脳がオーバーフロー気味でスタミナを失ってしまっているのかちょっと考えてはすぐに息切れしてしまうのです。しかも片手間に書いているということもあってか集中してまとめて書くという余裕が持てないでいるのです。毎晩のように呑み歩いているのだから、呑みながらスマホやタブレットでちゃっちゃと書き溜めればいいではないかという指摘ももっともであるし、ひと頃はそれを試みてみたこともあるのです。でもすぐにやめてしまいました。そりゃそうですよねえ、せっかくのんびりと吞んでいるのに文章を捻るなんてことしちゃ酒がかわいそうってものです。酒のそうだけど自分にとってもこれじゃなんのための吞みなのかちっともわからなくなってしまう。というか川口の話題を書くつもりが単なる愚痴になってしまいましたが、ちょっと物思いに耽るのに良さそうな雰囲気のお店に行けたので、そのお店のことを書きたいと思います。
川口駅の東口のペデストリアンデッキを渡って大宮方面の端の階段を下るとこれまでうっかり通り過ぎていたようですが、ちょっと雰囲気のいい呑み屋街があるのでした。吞み屋街っていうよりは様々なタイプの中華料理店がより目立っているかもしれません。さらに進むとより細い路地もあっておっ、川口にもなかなか味のある横丁が残っているじゃないかって思ったりするのですが、じっくり眺めると案外新しめの最近できたようなお店が多いみたいです。そんな中で外観がいかにも草臥れていて異彩を放っているのが「居酒屋 日河」でした。これはもうここに入るべきだと直感が告げるのです。とさも酒場に対する嗅覚が鋭敏であると誇っているかのような書きっぷりでありますが、無論そんなものなど持ち合わせてはいないのであります。外観の枯れっぷりに比すると店内は案外こざっぱりとしています。カウンター席と卓席が3つ。ご高齢のお客さんが目立ちます。まだ宵の口というのにこの方たちは早々に帰宅の途に就かれました。早い時間から呑んでいたんでしょうかね。瓶ビールをもらいます。店主は中国系の方のようですね。居抜きで始められたのでしょうね。女性の従業員さんは新人さんらしくて生ビールの注ぎ方からいちいちを手ほどきされています。そんな様子も微笑ましく感じられるとても感じのいい店主さんで、それを常連さんたちはお気に召しているようです。カウンター席の若い人もここで過ごすひと時が大好きって感じが漂っています。お通しは大振りの冷奴。家で食べてもさほど美味しくないのにこうして店で食べると不思議と美味しい。焙った〆鯖もきっと既製品を焙っただけですが、ボリューム感があります。イカの丸焼きも久し振りに食べました。多少は漁獲量が復活してきたのかなあ。ところでこちらはお酒に関してはビールも酎ハイもちょいお高めな設定となっていますが、菊水の辛口などがタンブラーにたっぷりで420円とお得なので、ここでは日本酒を中心に呑むのがいいように思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/07/21 08:30:08 AM
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