第22話「誠か、アメリア」 「はい、総督。ロイはただの混血系獣人型ビーストではありません・・・」 「へぇ~。僕が眠ってる間にそんなことあったんだぁ。アメリアさんも大変ですねぇ」 「ヘーッヘッヘッヘ!俺ら司令官はいつも大変さ!」 「いかがなさいますか、総督。バルクザーダンの血族なら即急に始末したほうが良いかと」 「急くなグロラル。今はブロリア大陸の征服し、あれの準備を整えなければなるまい」 「じゃあどうするんですかぁ?総督」 「ジェニー、『スミス』は完成しているか?」 「ヘーッヘッヘッヘ!既に完成してますぜぇ!あとは電力を供給すれば・・・・ヘーッヘッヘッヘ!」 「総督、あのサイボーグをここで投入するのは早すぎるのでは・・・?」 「いや早すぎることは無いぞアメリア。むしろ今投入しないとロイが我らに害をなす、総督はそう言いたいのだ」 「その通りだグロラル。バルグザーダンの特徴である胸に大きな十字傷があることが分かったのだ。悠長にしている場合ではない」 「カンミンはいかが致しますか?」 「カンミンはまだ良い。進撃するならば北と西。準備が整い次第、進撃の指令を出す」 「了解」 ブラッディハウス、裏庭。 表に広がる庭とはうって変わって、裏庭は雑草が生い茂っている。小さな裏庭の中央に、大きな白い門が立っている。長い時間使われていなかったこともあり、門の取っ手部分が少し錆びていた。 ロイ達がその裏庭にやってきたと同時に、門の後ろからアルフレッドが現れた。鈍い金属音と共に開かれる門。アルフレッドが取っ手から手を放すと、門は自然と開いていく。門の中に広がる大きな水の壁には、古惚けた木造の壁が広がる大きな部屋。 「この先がカンミンの倉庫だ。行くが良い」 「ありがとう、アルフレッド」 「またいつでも屋敷に来なさい。その時に旅の話でも聞かせてくれ、ロイ」 「あぁ、わかった」 ロイ達はバイクと共に門を通る。ロイ達の体は水に浸透し、人間界へと移動する。鈍い金属音と共に、門はゆっくりと閉じた。 外は雨。石造りの道を潤し、水は大地に染み込んでいく。木造の倉庫もまた雨を吸収し、木の色を濃くしていく。降り注ぐ雨は、近くにある港に広がる海に波紋を広げている。 ブロリア大陸の東に位置する王国・カンミン。 港に隣接するこの国は魚がとても豊富で、朝市には取れたての魚が並ぶ。が、雨の降るこの日に市場は開いていない。人々は家でゆっくりと休んでいる。 雨の音がざわめく時、ロイ達は倉庫の扉を開いた。倉庫の中に充満していた埃が外に広がっていく。ジョーは咳をしながら扉に寄りかかった。 「なんて埃だらけな倉庫だ・・・。しかも外は雨かよ」 「どうする?雨が止むまでここで待つか?」 「そうね。ここで待ってればあいつらも見つけられるだろうし」 「それって、あの忍者さん達のこと?」 「そ。あたし達がクリムゾンに行く時、あいつらをここに行かせる様に言っておいたんだ。情報収集してあたしが戻ってくるまで待機してるはずよ」 「行動早いなヨウコ」 「あたしを誰だと思ってるのよ、ジョー。ジパングじゃ鬼も裸足で逃げ出す忍者軍団・陽炎の頭領だよ?」 「陽炎だがウスバカゲロウだが知らねぇが、その忍者とやらはいつ来るんだか・・・」 ジョーはタバコを銜え、火をつける。タバコから出る煙が外に流れ、雨に押されて地面に落ちていく。 その時、倉庫の屋根裏が開き、忍者達が現れた。 突然現れた忍者達に、ヨウコを除いた3人は驚いた。全身を雨で濡らした忍者達はその場に跪き、頭を下げる。 「どうだった?」 「ノアザーグは進撃しておらず、カンミンに潜んでいる可能性は低いです」 「カンミンの周辺も調べてみましたが、ノアザーグは見当たりませんでした」 「そうかぁ・・・」 ヨウコは大きな木製の箱の上に座り、手を組んだ。バンパーレムにノアザーグがいたのなら、カンミンを狙ってくるはず。しかしカンミンの内部にも周辺にもノアザーグは潜んでいない。ヨウコは悩んだ。 「そういえば、カンミンは確か他国より兵士が多くて、強い国だって兄さんから聞いたことがあるよ」 「兵士が多いと、やっぱり戦でも有利なのか?」 「だと思うけど・・・」 ロイとトーカの話す内容に、ジョーはあることに気づいた。銜えていたタバコを外に投げ捨て、話す。 「ちょいまてや。ノアザーグがここに進撃しねぇのは、それだからじゃねぇか?」 「え?何が?」 「バンパーレムにいたノアザーグの兵士、結構多かっただろ?多分ここを進撃するために人数を増やしてたんじゃねぇのか?」 「・・・そうよ、それだわ!アメリアの軍はあたし達が半分以上撃退したとすれば、ここを進撃するのは不可能よ。他の軍もここは後回しにしているんだわ」 ヨウコは木の箱から降り、立ち上がった。床に散らばっていた埃が、少しだけ空中を舞う。 「ノワールとアルヘルリオ、そしてバンパーレムで、相手も相当兵士を失っているはずだわ。他の国に攻め込むのにしばらく準備が掛かるわね」 「じゃあその間どうすんだよ?」 「あたしはジパングにいる殿に結果を報告しようと思ってるわ」 「でも、この雨じゃ船は出せないよね・・・」 「魔界から行こうにもかえって遠回りだしな・・・」 「仕方ねぇ。ここで雨が止むまで待とうぜ」 ロイ達が倉庫で待ち続けて、既に4時間が経った。ロイはポケットから時計を出すと、時間は「PM 01:12」を示していた。 雨が降り続ける空を眺めるロイ。小さい頃、父であるウィリアムと何度も人間界で過ごしてきたが、「雨」というのに遭遇した回数は少ない。魔界では雨が降らないため、ロイにしてみれば珍しい物だった。 扉の横でずっと空を眺めているロイ以外の者は、束の間の休息を取っている。ヨウコと忍者達は屋根の裏で座り込み、ジョーは埃っぽいにも拘らず倉庫の隅に聳え立つ小さな門の横で寝転んでいる。何もしてないのは、トーカだけ。 そんなトーカも、ロイの所にやってきた。トーカは壁に寄りかかり、話しかけた。 「何やってるの?」 「別に・・・。空、見てるだけ」 「ロイは雨見たこと無いの?」 「見たことはあるけど、小さい頃に何度かだけ。でも最近は見てなかったな」 「そうなんだぁ」 トーカがそう呟くと、ロイの見ている空を眺めた。その時、ロイがトーカに問いかけた。 「なぁ、トーカ。どうしてトーカは、俺についてきてくれるんだ?」 「ん~・・・・・。ロイが、初めての友達だから、かな?」 「え・・・?」 それはロイには初耳だった。いくら一国のお姫様でも、友達くらいは何人かいるはず。ロイは今までそう思っていた。トーカはそのまま話を続けた。 「私ね、小さい時に王位第一継承者になってから、城の外にあんまり出れなかったの。くる日もくる日も王宮の勉強ばっかりで、私は正直、それが嫌だった。だから、よく城を抜け出してた」 「そうだったのか・・・・」 「ロイには、友達はいるの?」 「いや・・・。正直に言うと、トーカだけ」 「そうなの?」 「あぁ。いつも父さんと一緒にいたからさ。死んでからはずっと1人だった。自分は混血のビースト、だから他のビーストにも人間にも関わらないようにしてきた。でも正直今、自分がなんなのかわかんなくなってきてる・・・・」 「え?どうして?」 「俺は今まで、ずっと混血系獣人型ビーストだと思ってきた。事実、それは当たってる。だけど、大昔にいた『バルグザーダン』と何か関係している・・・・・。そう思うと、ちょっと、な・・・」 ロイは下を向いて、黙り込む。トーカは一息置いて、ロイに話しかけた。 「でも私は、ロイはロイだと思うよ」 「え?」 「どんなことがあろうと、ロイはロイ。普通の混血系獣人型ビーストだって、私は思う」 「・・・・そうだな。あんまり考えるのは、止めようかな」 下を向いていたロイが、トーカの方を向いた。ロイの元気な顔を見て、トーカはにっこりと笑顔を見せる。その時、トーカはふとあることを思い出した。 「そういえば、私、変な夢を見たの」 「変な夢?」 「男の人と女の人がいて、2人は話してるの。周りは真っ暗だったから、何処で話してるかわからなかったけど、男の人のほうは『バルグザーダン』って呼ばれてたの・・・」 「え?それってどういうこと?」 「わからない・・・。でも女の人は『ヴィクトリア』って呼ばれてた」 「う~ん・・・・・。なんか分けわかんねぇな」 ボサボサの頭を掻き毟りながら呟くロイ。ロイの思考回路はチンプンカンプンな単語が駆け巡り、ショート寸前であった。考えても無駄か・・・、ロイは改めてそう思い、考えるのを止めた。 その瞬間、それは起こった。 突如響き渡る轟音。建物が崩れる時の音に、ジョーは思わず跳ね上がる。天井裏にいたヨウコと忍者達もその音に気づき、天井裏から出てきた。 ロイはすかさず外に出た。轟音がする方を見ると、そこにいたのは逃げ惑う住民と、石造りの建物を崩す5mは優に越している巨大なモンスター。 頭に一本の長い角を生やすそれは、痩せ細った鬼を連想させる。しかし両手の3本しかない指のうちの1本の指の爪が、尋常では無いほど長く伸びている。全身薄緑色の鱗で覆われた皮膚をしたそのモンスターは、雄叫びをあげて建物を破壊していく。 「でっけぇな・・・・。モンスターか」 ロイが獣化を始める。狼の足に変形し、黒い爪が長く伸び、口から牙が伸びる。そして全身を銀色の体毛が包み込む。ロイがそのモンスターを睨みつけ、その視線に気づいたモンスターも負けじと睨み返す。建物を破壊していくモンスター「イッカク」は、ロイを獲物にすることに決めた。 イッカクがロイに向かって突進してきた。その巨大な体からは想像もつかないほどの速さで、ロイに迫ってくる。ロイは怯む事無くイッカクに突っ込む。 ロイの爪がイッカクの腹、胸、そして目を切り裂く。吹き出す血と共に、悲鳴を上げるイッカク。目から垂れ流れる血を押えながら、イッカクは地面に膝をつける。 その時、倉庫からトーカ達が出てきた。倉庫のすぐ横で苦しんでいるイッカクの姿に、トーカ達は驚いた。 「なんだこりゃ!?」 「モンスターみたいですけど・・・・姿が、人間みたい」 「まぁ『猿』でも無さそうね」 トーカ達はイッカクの姿に疑問を抱いた。本来、モンスターというものは獣の形を成しているものが多く、捕食するものも行動もその姿に類似している。しかし、イッカクは違った。「鬼」を思わせるその外見は、他のモンスターとは一線を画している。 そのイッカクが発する悲鳴が、突如小さくなっていった。それと同時に腹、胸、そして目の傷が塞がり始め、立ち上がる。イッカクの蛇のような鋭い目が、トーカ達を睨みつける。 「傷が、塞がった!?」 ヨウコが大声で驚いた。尋常ではない回復力。まるでロイのようなモンスターに、ヨウコだけでなく、そこにいた全員が驚きを隠せない。 しかし、イッカクはそんなことを気にしてはいない。目の前の獲物に突進を始めるイッカク。しかしそれを、ロイが背中を切り裂き止めた。イッカクはロイに視線を変え、爪を振り下ろす。ロイはそれを鮮やかなバック宙で避けた。 地面に突き刺さる爪。長すぎるその爪はいとも簡単に地面を切り裂き、ロイに襲い掛かる。巨大な上に敏捷、そして地面を切り裂けるほどの怪力。異形のモンスターであるイッカクに、ロイは苦戦していた。 トーカ達も助太刀に入ろうとするが、ジョーが顔を歪ませている。 「どうしたのよ、ジョー」 「まずいな・・・。フレイムマジックは水に弱えぇ。雨が降っちまってるこの場所じゃ、フレイムマジックの効果は半減しちまう」 「ショットシェルは無いのでございまするか?」 「あるにはあるが、あの傷が塞がる相手に効くかどうかだな・・・」 「いこう!ロイが危ないよ!」 「そうね。いくわよ、お前達!」 「御意」 ヨウコが獣化を始める。背中から烏の翼、手が真っ黒な烏の物に変形し、肌が薄っすらとねずみ色に染まっていく。 獣化したヨウコと忍者達、そしてジョーとトーカがイッカクに迫る。ジョーのショットシェルが銃口から爆発し、弾がイッカクの横腹を貫いた。 血が吹き出す横腹に、追い討ちをかけるように忍者達が手裏剣を投げ込み、その手裏剣は傷口を見えなくするほどまで刺さった。そしてヨウコが小太刀で腹を切り上げ、もう一方の小太刀で貫く。腹を集中的に狙った攻撃に、イッカクも悲鳴を上げる。 イッカクはヨウコを空へと吹き飛ばした。しかしヨウコの背中に生えた烏の翼が、ヨウコの体を宙へ浮かせる。だがイッカクはヨウコを襲うことなく、建物の屋根を飛び越えながら森林地帯へと逃げ去った。 夕方。 雨が降り続ける中、カンミンの兵士や住民達が崩れた建物の残骸を撤去している。カンミン兵の鎧、そして住民達の服装は、ノワールやアルヘルリオの服装とは全く違っていた。中国の民族が着るような、一風変わった服装である。 その場所に、一際目立つ服装の中年の男がやって来た。漢民族が儀式の時に着るような立派な服を着たその男は、ロイ達に話しかけてきた。 「あなた達でアルか。イッカクと戦ったという人達は」 「あぁ、そうだけど?」 「私、カンミン王国国王、ウーロン=ゴンでアル。旅の者と見て良いでアルか?」 「えぇ。それで構いません、ウーロンさん」 おや?とウーロンが呟きながら、トーカを見た。見覚えのある顔。そしてウーロンの頭の中にある脳みそに、瞬時にそれが思い出された。 「おぉ。見たことあると思ったら、君はトーカ姫ではないでアルか」 「何度かお会いしましたよね、私達」 「そうでアルな。してトーカ姫、カンミンにまで着てしまっては、アクト王も黙ってはおらぬでアルよの?」 「実はいろいろありまして・・・。今起こっていることを話します」 「なら城に参るでアル。そこでゆっくり聞くでアル」 ウーロンは城の方へと歩いた。ロイ達もあとを追っていく。 しばらく歩くと、城が見えてきた。要塞にも見える中国風の立派な城。城門が開き、ウーロンと共にロイ達は城の中に入っていく。 王室。 立派な金の椅子に腰をかけたウーロンに、トーカがこれまでの出来事を全て話した。ノアザーグの存在、ノワールとアルヘルリオに進撃してきたこと、バンパーレムが密かにノアザークに占領されていたこと。どれもウーロンは初耳だった。 「まさかそんなことが起こっていたとは・・・。トーカ姫達も大変でアルなぁ」 「でもここは兵の数も多いから、今はノアザーグ達襲ってこねぇよ」 「そうでアルかぁ。しかし、こちらとしてもノアザーグに対処したい所なのだが、それどころでなくなっているのでアル」 「もしかして、さっきのモンスターのこと?」 ヨウコの呟いた言葉に、そうでアル、とウーロンは答えた。椅子から立ち上がり、王室の窓へと歩く。窓に垂れ落ちる雨の滴と城下町を眺めながら、ウーロンが口を開いた。 「ほんの1年ぐらい前のことでアル。それまでこのカンミンは我が国の誇る軍事力の元、平和な時が続いていたでアル。しかしある日、ちょうど今日みたいに雨が降り続けていた頃、突然『イッカク』が現れ、城下町を破壊して回ったのでアル」 「そのイッカクっつうのが、さっきのモンスターなんだろ?だったら何で兵を使ってそいつを追わないんだ?」 「追ったでアル。しかし兵士達は皆重傷を負い、中には腕を片方無くした兵まで出てしまったのでアル・・・。城下町に来て倒そうとしても、途中で逃げられてしまうでアルし、追い払ったと思ったら、数日後にまた襲い掛かってくる・・・・。今のカンミンはイッカクの対処で忙しくなってしまったのでアル・・・」 「酷いわね・・・。そのイッカク、なんか目当てとかがあって襲ってきてるんじゃないの?」 「最初はそれも考えたでアル。しかし城下町が襲われる場所、特徴は全てバラバラ。単に暴れるために来ている様にしか思えないのでアル・・・」 「なるほど。ようは戦うことが好きなモンスターってわけか」 ジョーがニヤけながらタバコを燻らす。ポケット灰皿に短くなったタバコを押し込み、次の1本を銜える。火をつけ、再びジョーの周りを煙が覆った。 窓から城下町を眺めていたウーロンが、金の椅子に再び腰をかける。そしてロイ達に懇願の意を込めた表情で話した。 「諸君に頼みがあるでアル。そのイッカクを、我が兵と共に討伐してくれないでアルか?」 「え!?俺らが?」 「そち、ロイと申したでアルよの。そちの話を聞いて、強者としてイッカクの討伐を頼みたいでアル」 「ちょい待てや。そのイッカクの居場所わかってんのかよ?」 「海と反対方向に面する森林地帯。そこにイッカクが潜んでいるでアル」 「・・・・・いいぜ、ウーロン。兵なんかいらねぇよ。俺達4人で、そいつをぶっ倒してくるぜ!」 ロイのニヤけながら言った言葉に、トーカ、ヨウコ、ジョーもニヤけた。頼むでアル、そうウーロンが呟き、4人は王室をあとにする。 その一方、「スミス」と称されるサイボーグの電力供給が、終わろうとしていた。 To be continued... メニューへ 管:今回もやってきましたよぉ、あとがきコーナー!いつもながら、ここまで読んでくれる読者さんにはホントにありがとうございますm(_ _)m。 ウーロン(以後「ウ」):ふむ。ここが噂のあとがきコーナーでアルな。 管:あらっ(☆w☆;)。今話初登場のウーロンが早速お出ましですかw。 ウ:まぁ良いのでアルよ。それより管理人、アクト王から聞いたことなのだが、パクリ好きなのはホントでアルか? 管:う、う~ん・・・・・w。とりあえずホントです、はい・・・OTL。 おっと、気を落としてはいけないんだったw。それでは始めマッスルミュージカル(殴。 ☆ノアザーグ総督・クローディアス、司令官・グロラル、ジェニー、イリス、アメリアといった、ノアザーグ重臣全員集合での会話場面。会話だけの構成だけに誰が話してるのかわからなくなりそうです・・・・・(特にグロラルとアメリア。この2人は設定上敬語で話してるからヤバイ・・・)。ところで、この会話の中に出てくる「スミス」と称されるサイボーグ。果たしてそれは何なのか、それは話が進めばわかるでしょう。 ☆ロイ達、ブラッディハウスの門を通じてカンミンへ。ここでアルフレッドと別れることになります。しかし個人的にはもっとアルフレッドに活躍の場を作りたいと思っているので、いつか再登場させるつもりですw(予定としちゃあるんですがどのように登場するかは未定・・・)。 ☆雨の降るカンミンに到着したロイ達。このカンミンという国は港が造られているため、漁がとても盛ん。アルヘルリオがイバリコ豚の原産地であるなら、カンミンはあらゆる魚の原産地なのです。ちなみにカンミンに建てられた倉庫は全て魚の保存のために存在します。 ☆ロイとトーカが会話を交わしている時、イッカクが現れる。鬼を連想させる姿を持つという一風変わったモンスターのイッカク、実はPS2で出ている手塚治原作のゲーム「どろろ」に出てくる魔神「一角」のパクリだったりします・・・(殴。既にどろろは映画にもなってしまい、自分はとんでもない事をしてしまったのかと思うと体が震えちゃいます(ぁ。 ☆先にイッカクと戦っていたロイの所に、トーカ達が助太刀に入る。ここで初めてヨウコと忍者達が組んで戦います。忍者達の主力武器は忍者刀と手裏剣。しかし忍者刀は接近戦でしか使用しないため、普段は百発百中の手裏剣で攻撃します。ヨウコはその逆で、小太刀二刀流で接近戦に挑み、離れた敵にくないといった感じ。人間とビーストでは見た目だけではなく、戦い方も違うのです。 ☆イッカクが逃げた後、ロイ達の所にウーロン現る。ウーロンと言う名前は即興では無いのですが、カンミンは中国をイメージしている国なので、それっぽい名前を考えていたら思いついたものですw。ちなみにその名前が出るのに生じた時間はわずか3秒。うーん、わかりやすい・・・。 ☆ウーロンの頼みで、イッカクを討伐することにしたロイ達。4人はイッカクを無事倒すことが出来るのか。そしてその一方、電力供給が着々と進むスミスとは一体何なのか。それは次回のお楽しみです。 ウ:私の名前、3秒で思いついたものだったのでアルか!? 管:時間の感覚はあんまり無かったけど、ものすごく早く思いついたのは事実(ぁ。 ウ:まぁそれはいいとしてでアル。イッカクの件、手塚プロダクションにどう説明するであるか? 管:う・・・・・(☆w☆;)。い、いやしかし、丸ごと全部パクったわけじゃないんだよw?長い爪と1本の角という設定だけを・・・。 ウ:それでも読者は納得いかないでアルよ、きっと。 管:ううううぅぅぅぅ・・・・・。も、申し訳ございませんでしたOTZ。 ウ:それでいいでアル。 管:ウーロン、意外な一面がポロリと・・・(ぁ。 おっとそれではこの辺であとがきコーナーは終わりです。それでは皆さん、次の話でまた会いましょう( ☆w☆)ノシ。 |