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休憩場

休憩場

第32話

第32話【真実】











マティミックの後をついて行き、砂漠の砂が混じった石造りの道をロイ達は歩いていた。広場を過ぎてから、既に30分は歩いている。マティミックは小幅でゆっくりと歩き、重たい腰を杖で慎重に運んでいた。

何処を見ても四角い石造りの家しか並んでいないサマラの地に、雲1つ無い空から眩い太陽の光が降り注いでいる。気温が上昇し、ロイ達の視界に陽炎が見えるほどであった。

ジョーは胸座をバサバサと動かし、顔から滴り落ちる汗を袖で拭っていた。特攻服の中は汗で蒸れ、灼熱地獄と化している。

「暑ちぃ・・・・。おいババァ、まだ家に着かねぇのかよ?」

「オッホッホ、もうすぐじゃ。ほれ、見えてきたぞい」

マティミックは骨と皮しかない手で指差した。ロイ達が指差された方向を見ると、そこにはペンキで落書きされたような派手な色をした大きなテントが1つ、石造りの道の端に建てられていた。

――――これが家なのかよ・・・。

とロイは呟き、目の前にある異様なテントを眺めた。

マティミックがテントの入り口を開き、ロイ達を招いた。言われるがまま、ロイ達は中に入った。テントの中は広く、大きな茶色い絨毯が敷かれていた。タンスや食器棚が置かれ、人が3人ぐらい入れそうな大きなベッドが1つ、テントの入り口と向き合うように置かれていた。

しかしテントの中に置かれていたのはそれだけではなかった。タンスの上には木で出来た不気味な人形、テントの壁には幾つもの不気味な顔をした仮面が並び、ベッドの横には紫色をした大きな薔薇の花を植えた植木鉢が置かれている。

怪しいオカルトハウスのようなテントの中。ロイ達は不気味すぎるそれらに唖然としていた。

「オッホッホ。まぁ適当に掛けてくだせぇや」

マティミックが呟き、大きなベッドに腰を掛けた。杖をベットに立てかけ、ヨボヨボの体で背中を伸ばした。ロイ達はマティミックの言われた通りに、適当に絨毯の上に座った。

「で、婆さん。教えてくれないか?俺とバルグザーダンの関係を」

「もちろんだとも。しっかりと聞く事じゃ」

マティミックは杖を手にし、それを支えに前のめりになった。老化で腰を悪くしたマティミックにとって、前のめりで話すほうが楽なのだ。

その楽な姿勢とは裏腹に、マティミックは今まで以上に真剣な眼差しでロイ達を見た。そして口を開いた。

「今から約1億年前。この世界が誕生し、「人間界」と「魔界」ができた。人間界には人間が、魔界にはビーストが、それぞれ生まれ始めた。2つの種はそれぞれの進化を遂げ、それぞれの世界を作り上げて行った。しかしそれから長い年月が経った、今から6百万年前にして、2つの世界に危機が訪れた」

「危機?滅びちまうとか?」

「それに近いものじゃのぉ。その当時の人間界と魔界はちょうど今のように長所と短所が現れていた時代。その2つの世界に『完璧なる世界(パーフェクトアース)』が現れたのじゃ」

「パーフェクトアース?」

「一言で言えば『異次元』じゃ。パーフェクトアースは2つの世界を飲み込み、それぞれの長所だけを掻き集めた。そしてパーフェクトアースは完全なる魔王・ムンドゥスを生み出した」

「そいつが現れて、人間やビーストを襲ったってのか?」

「確かにムンドゥスはモンスターの類じゃ。それも1番性質の悪い『雑食』モンスターのなぁ。じゃが、ムンドゥスが襲ったのは人間やビーストではない。襲ったのは2つの世界。そう人間界と魔界じゃ。ムンドゥスは2つの世界を食い始めた。『パーフェクトアースに劣る世界など、無いに等しい』とのぉ。それを防ごうと立ち上がったのが、『神』と称されたバルグザーダンなのじゃ」

「なんでバルグザーダンは『神』と呼ばれるようになったの?」

「バルグザーダンには他のビーストには無い、特別な力があった。それは生まれてから4百万年経っても生きていられる体、不老不死じゃった。バルグザーダンはパーフェクトアースに入り、死闘を繰り広げて見事、ムンドゥスを倒した。バルグザーダンはムンドゥスの体を頭部、右上体、左上体、下半身の4つに切り分け、二度と目覚めぬようにそれぞれを4つの神具に封じ込めた。そしてバルグザーダンはパーフェクトアースから帰ってきたが、死闘の果てにその命を絶ったのじゃ」

「それがアメリアが言ってた『バルグザーダンの血が断たれていた』ってやつか」

「うむ。しかしバルグザーダンには子供がおってのぉ。その子供は次の代を、その次の代がまた次の代をと生み続け、バルグザーダンの血は受け継がれていった。そして・・・その末裔こそがロイ、お前さんなのじゃよ」

マティミックは杖でロイを指した。ロイはマティミックの言葉に驚き、紅い眼を大きく見開いた。自分がバルグザーダンの末裔、それを聞いただけでロイは驚倒した。

「ちょ、ちょっと待ってくれよ婆さん。俺がバルグザーダンの末裔なんて根拠は――――」

「ちゃんとあるのじゃよ。その黒い爪、獣化したときの銀色の体毛、そして胸に刻まれた十字傷がそれじゃ」

「で、でも父さんには十字傷なんてなかったぞ?」

「その十字傷はバルグザーダンの血が危機を知らせている証。この世界に何かが起ころうとしている、生まれた時からそう警告しているのじゃ」

「警告って、もしかしてノアザーグのことですか?」

「そうじゃのぉ。ノアザーグの目的はブロリア大陸の侵略、そしていずれ魔界にも侵略してくるそうじゃないか。じゃがそんなチンケなことで、バルグザーダンの血が胸に十字傷をつけるはずも無い。・・・ロイや、ちと十字傷を見せてくれんかのぉ?」

「え?別にいいけど」

ロイはおもむろに黒いTシャツを脱ぎ、胸の十字傷を見せた。胸から肉を抉り取られたような朱色の大きな十字傷。マティミックはそれを見て軽く頷き、確信した。

「やはりじゃな。その十字傷はムンドゥスと戦った時のバルグザーダンと同じ傷じゃ」

「それって、どういうことなんですか?」

「この世界に、再びムンドゥスが復活しようとしているのじゃ。恐らく復活させようとしてるのは、ノアザーグ」

「ちょい待てや。そのムンドゥスやらを復活させるのが目的なら、なんでブロリア大陸を侵略する?」

「この大陸をムンドゥスの『糧』にするつもりなのじゃろう。ブロリア大陸は人間界の中でもっとも巨大な大陸。ムンドゥスの食事にぴったりなのじゃろう」

「なんて野郎どもだ・・・。俺の仲間や人間を大勢殺しておいて、挙句の果てには人間の住む場所までも奪うのかよ・・・!!」

「ブロリア大陸だけじゃないのぉ。そこを食せば、次は魔界全土を食い尽くすだろう。そして全てがなくなったとき、そこにパーフェクトアースを出現させるのじゃ」

「そんなことさせてたまるか!何が何でもノアザーグを倒して、パーフェクトアースを消すんだ!」

ロイは手を握り締め、決意した。

――――バルグザーダンが警告しているなら、父さんや母さんが住んでた魔界、そしてトーカと出会った人間界を滅ぼそうとしているなら、俺はやる。相手がノアザーグでも、ムンドゥスでも、パーフェクトアースであろうと、必ず倒す。

ロイの紅い瞳は決意で暑く燃えていた。それを見たマティミックは軽く頷き、口を開いた。

「ロイや、お前さんの決意は大したものじゃ。じゃがロイだけではムンドゥスは倒せんのじゃ。確かに、過去にバルグザーダンは1人でムンドゥスを倒した。しかしもう1人の『神』がパーフェクトアースの入り口からバルグザーダンを守ってくれていたのじゃ」

「もう1人の『神』?」

「バルグザーダンは『魔界』の神じゃ。もう1人の神、それはすなわち『人間界』の神じゃ。その神の名前は『ヴィクトリア』」

「ヴィクトリア・・・・・・・あっ!」

トーカは記憶の断片からヴィクトリアの名前を見つけた。バンパーレムでアメリアの燐粉に侵され、倒れた時、病院で見た夢の中に出てきた名前。それは『バルグザーダン』と『ヴィクトリア』。

「私、夢で2人を見たことがある・・・。ヴィクトリアとバルグザーダンが分かれるような話をしている夢を」

トーカの話に、マティミックは大きく頷いた。ヨボヨボの唇を震わせながら、マティミックは話した。

「ロイをサイコメトリーした時に気づいたのじゃが、やはりじゃな。ロイがムンドゥスを倒すには、トーカが必要なのじゃ」

「え?そ、それはどういう意味ですか?」

「最初から話さないといけなくなるわい。ヴィクトリアは人間界の『神』として、バルグザーダンと共に誕生した。その当時はまだ今のように人間界と魔界が共存していない時代。『門』もまともに出来ていない時代じゃから仕方なかったが、人間とビーストは少しばかりいがみ合っておった。しかしヴィクトリアは人間界と魔界を自由に行き来する力を持っておった。そしてバルグザーダンとヴィクトリアは出会い、すぐに仲良くなった。ヴィクトリアはバルグザーダンに恋をしたが、人間とビーストの交配は神としてあらざること、そう感じたヴィクトリアは仕方なく身を引いた。故にヴィクトリアの子供は出来ておらん」

「でも、ヴィクトリアも不老不死なんじゃ?」

「いや、ヴィクトリアは人よりも何千倍も歳を取るのが遅いだけで、不老不死ではなかったのじゃ。そんなヴィクトリアが死に、魂だけになったとき、ヴィクトリアの『真の力』が発動した」

「真の力?」

「うむ。その力は『転生』と呼ばれ、ヴィクトリアの記憶の一部と力を受け継ぎながら別の人間として生まれるのじゃ。そして・・・そのヴィクトリアの生まれ変わりこそが、トーカ、お前さんなのじゃ」

マティミックはトーカを杖で指した。ロイ同様、それを聞いたトーカは驚きを隠せずにいた。自分が人間界の神の生まれ変わり。そしてその力と記憶の一部を受け継いでいる。トーカは驚倒しそうになった。

マティミックは杖を支えにしてベッドから降り、テントの入り口まで歩いた。太陽の光が入り口の隙間から漏れ、光が針のようにテントの中に射している。マティミックは入り口を開き、空を見上げた。

「信じられないだろうが、それが事実じゃ。あたしゃ達フロストワード家は代々ヴィクトリアを守ってきた。故に今まで話したことに嘘偽りなどあるはずが無い」

マティミックが雲一つ無い青空を眺め、呟いた。入り口を閉め、再びベットへと歩いた。重たい腰をベットに下ろし、一息ついた。

「お前さん達、今日は夜冷えるからここに泊まっていきなされ」

「そりゃありがてぇな、ババア」

「口が悪いやつには布団はあげないぞい」

「あんだとゴラァ!」

オッホッホ、と微笑するマティミック。それにキレそうになるジョー、そしてそれを止めるヨウコ。その間で、ロイとトーカはただ黙って座っていた。










夜。

昼の暑さが嘘の様に消え去り、冷たい風が吹いている。朝と夜で気温が変わる砂漠では当たり前のことである。

サマラの民達が眠りについているころ、マティミックのテントの中でトーカは眠っていた。ツギハギだらけの分厚い布団と掛け布団。その中でトーカは何度も寝返りを打っていた。トーカの頭の中で、ヴィクトリアの生まれ変わりである話が巡った。

「その力は『転生』と呼ばれ、ヴィクトリアの記憶の一部と力を受け継ぎながら別の人間として生まれるのじゃ。そのヴィクトリアの生まれ変わりこそが、トーカ、お前さんなのじゃ」

同じ台詞が、何度もトーカの頭をよぎった。言霊のように響く声に、トーカは目を覚ました。

(眠れないなぁ・・・・・)

トーカは上体を起こし、目を擦った。その時、トーカはあることに気づいた。

ロイがいない。トーカが周りを見るが、いるのは大きなベッドにミイラの様に眠るマティミック、ツギハギだらけの布団に蹲るヨウコ、そしてツギハギだらけの布団から上半身をはみ出し、いびきをかくジョーだけだった。

「ロイならオアシスに行ったわいよ」

マティミックが突如上体を起こし、目覚めた。突然のマティミックの声に、トーカは肩を跳ね上げた。

ヨボヨボの体を震わせ、軽く背中を伸ばす。ロイがいないことに困惑するトーカに、マティミックは再び話した。

「トーカが起きる前に、ロイも目が覚めてのぉ。入り口を出て行ってオアシスのほうへと向かったわい」

「本当ですか?ちょっと行ってきます!」

トーカは立ち上がり、テントを出て行った。寒い外を上着も着ていかずに行ってしまったトーカに、ありゃまっ!とマティミックが驚いた。

「やれやれ・・・。バルグザーダンのために何でもするような所、ヴィクトリアにそっくりじゃのぉ・・・」

マティミックは小声で呟き、再びベッドに潜り込んだ。



サマラから少し離れた所にあるオアシス。

人々はここの水で喉を潤し、生活の糧としている。綺麗に透き通った水面には空に浮かぶ三日月が映り、星の光でオアシスが輝いている。そのオアシスに、ロイがいた。

地べたに座り込み、水面に映った三日月を眺めるロイ。冷たい風が吹き、ボサボサの髪を靡かされても、ロイはじっと三日月を見ていた。月を見ることがロイの楽しみなのだ。

その時、ロイの後ろから足跡がした。砂を踏み進んで、ゆっくりとロイに近づいてくる。こんな真夜中にこの辺をうろついているのは自分だけ。誰かは知らないが危なそうなヤツだな、そうロイは思い、黒い爪を長く伸ばした。そして勢いよく振り向き、爪を向けた。

「きゃっ!!」

女の短い悲鳴。ロイが爪を立てた相手は、トーカだった。

トーカは驚いて腰を落としてしまった。トーカだと気づいたロイは、慌てて爪を元に戻した。

「ト、トーカ!?どうしてここに?」

「ロイがマティミックさんのテントにいなかったから、マティミックさんに聞いたらここにいるって聞いて、それで・・・・」

「それで、来てくれたのか。脅かしてごめん・・・」

「ううん。私こそ邪魔してごめんね」

トーカは頭を横に振り、そう答えた。トーカはロイの隣に座り、ロイと同じように水面に映る三日月を眺めた。

その時、ロイが口を開いた。

「なんか、ここに来てから俺、驚くことばっかりだったな」

「え?」

「自分はバルグザーダンとどんな関係なのかなってずっと思ってたけど、まさかバルグザーダンの末裔だったなんて」

「私も、自分がヴィクトリアの生まれ変わりなんて思わなかったよ」

「しかもその2人は6百万年前から出会ってて、そんで今、形を変えてまた出会ってる。なんか運命付けられてるみたいだ」

ロイは水面に映る月を見ながら呟いた。月の光が水面を反射し、ロイの顔に射している。

その時、トーカはゆっくりと立ち上がり、オアシスに近づいた。足元に水が寄ってくるまで近づき、トーカは振り向いた。

「でも私は、それでもいいと思う」

「え?」

「もしバルグザーダンとヴィクトリアの繋がりが運命付けられてなかったら、私とロイは出会って無かったと思う。ロイとも友達になれなかったと思う。運命付けられていたから、今があると思うの」

「トーカ・・・」

「ロイはバルグザーダンの末裔で、私はヴィクトリアの生まれ変わり。でも、私達が友達だってことに、変わりは無いよ」

「・・・・・そうだな。変わるはずがねぇ。真実を知っても、変わることは何もないんだ」

ロイは立ち上がり、空を見上げた。三日月と共に煌めく星達を眺め、ロイは事実を受け入れる。

その時、トーカの後ろから強い風が吹いた。トーカは風に押され、前に倒れそうになった。

「あ、危ねぇ!」

ロイはトーカの前に立ち、トーカを受け止めた。今度は倒れまいと、両足に力を入れて支えている。ロイの胸に身を寄せるトーカは頬を赤く染めた。

「・・・ロイの体って、あったかいね」

え?とロイが呟いた。それと同時に鼓動が全身を巡った。

心臓が爆発してしまいそうな緊張。それはロイだけでなく、トーカにも起こっていた。心臓の音が体内を駆け巡る。その時、トーカの頭の中にヨウコの言葉が過ぎった。

「勇気を振り絞って、一歩踏み出してごらんよ」

ロイと2人だけの空間。踏み出すなら、今しかない。トーカはロイの顔を見つめ、口を開いた。

「あ、あのね・・・、私・・・・・・ロイに、言いたいことが、ある、の」

「な、なんだ・・・?」

「あ、あのね・・・・・・・私、ロイのことが・・・」

緊張がトーカを襲い、声が震える。それでもトーカは自分の気持ちを、自分の想いを、打ち明けた。

「ロイのことが・・・・ロイのことが・・・・・・好きなの!」

トーカは言い切った。

瞬間、オアシスに冷たい風が吹いた。しかしロイとトーカは寒さを感じなかった。否、感じることが出来なかった。「好き」と言われたロイは頬を赤く染め、「好き」と言ったトーカは恥ずかしさに絶えられず下を向いている。

ロイはダイナマイトの如き鼓動を殺し、トーカの肩を優しく掴んだ。

――――俺もトーカは嫌いじゃない。むしろ、これからもずっと一緒にいたいと思うほど好きだ。大好きだ。俺も言う、この気持ちを・・・。

トーカはロイの顔を見つめた。ロイは勇気を振り絞って、一歩踏み出した。

「俺も・・・・・トーカに、言いたいことが、あるんだ」

「・・・なに?」

「俺・・・・・」

ロイの鼓動が今まで以上に激しくなる。鼓動が唇を振るわせる。ロイはそれを力で押さえ込み、言った。

「俺も・・・・・俺も・・・・・・トーカが、好きだ!」

赤面するトーカ。ロイは恥ずかしくなり、視線を逸らした。

トーカは嬉しかった。ロイも自分のことを好きでいてくれた。両想いだった。それだけで、トーカの胸は喜びでいっぱいになった。

トーカはロイに微笑みを見せた。初めて出会ったときと同じ、優しい笑顔。ロイも笑顔を見せ、自然とトーカを見つめていた。トーカも、ロイを見つめる。2人は自然に顔を寄せ合い、唇を近づけた。

そして、2人はキスをした。

オアシスに反射する月光が、愛を繋ぐ2人を仄かに照らす。長い長いキスの末に、2人は互いの愛を誓い合った。










To be continued...

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あとがきコーナー




管:毎度のことながらやって来ましたあとがきコーナー!

ロ:ここまで読んでくれてありがとな!

ト:これからもBEAST SOLDIERをよろしくお願いします。

管:おろっ(☆w☆;)。今話でずいぶんなイチャつきを見せたロイとトーカじゃねぇか。あれからどうしたんだ、ぅぅん?

ロ:よ、よせよ管理人・・・。恥ずかしいじゃねぇか。(赤面する)

ト:あの時のことはここでは話さないでください・・・。(赤面する)

管:いいねいいねぇ(☆w☆ )。俺はロイ達のような経験したこと無いから嫉妬心剥き出しだよ(嘘です)。

おっとそれでは早速始めましょう。



☆マティミックの案内で家までついたロイ達。マティミックの家が四角い形の家ではなくテントである、という設定は最近になって思いついたもの。魔術師が普通のお婆さんと同じだとヤバイと感じ、即テントの案が思いつきましたw。

☆そしてロイ達はテントの中で、真実を聞きます。この場面は会話だけの作りじゃないんですが、マティミックの話がどうしても長くなってしまうために会話だけのシーンに見えてしまう・・・・OTL。下手したら「」←が見えなくなっちまうかもしれません・・・。

☆そんな場面ですが、ここでバルグザーダンがどういうビーストだったのかが明らかになります。バルグザーダンは不老不死のビーストで、この力は突然変異のような感じで現れました。そしてバルグザーダンは『神』と崇められ、1億年前から6百万年前の間、生き続けました。

☆そんな時、突如異次元の世界「完全なる世界(パーフェクトアース)」が現れます。このパーフェクトアースという名前は即興で(殴、とにかく完璧な存在なんだ!ということからパーフェクトアースとなりました・・・。ちなみに「完全なる世界(パーフェクトアース)」と書いてありますが、これは「完全なる世界」と書いて「パーフェクトアース」と読む、という意味です。

☆そしてパーフェクトアースは完全なる魔王・ムンドゥスを生み出した。このムンドゥスの名前も即興で、1番ありきたり名前をぶち込みました(殴。ムンドゥスは雑食モンスターの類ですが、人間以上に頭がよく、ビースト以上の力(筋肉や体力等の肉体的なもの)を持っています。このムンドゥスこそ、第13話でトーカがロイの十字傷から読み取った記憶に出てきた「山の如き巨体をした怪物」なのです。

☆そしてここで、ロイがバルグザーダンの子孫、つまり末裔であると言われる。これは「君は安部総理大臣の隠し子なのだよ」と言われる位、ロイには驚くべき真実。誰だって驚倒(文字のまんま、倒れるぐらい驚くこと)してしまいますw。

☆同時にここでは人間界の神「ヴィクトリア」のことも話される。ヴィクトリアはバルグザーダンと同時期に誕生し、生まれた頃から魔界と人間界を行き来できたり、人間の何百倍も年取るのが遅かったりと、その力が発揮されていきます。ちなみにこの力も突然変異みたいに現れてます。

☆そしてヴィクトリアの最大の力「転生」によって生まれ変わったのがトーカであることを言われます。これもロイの時同様、驚倒してしまうぐらいの真実なのです。

☆真実を語り終え、夜へ。トーカはオアシスに行ったロイを探し、2人はオアシスで対面。ここでロイとトーカが互いの真実に驚いていることを話しますが、同時にこれが「運命」であると思ってきます。しかしそんな運命があったとしても、2人は友達同士であることに変わりはありません。

☆風で倒れそうになったトーカを体で支えるロイ。このときから、その友達同士の関係が、愛の関係へと変化していきます。トーカは勇気を振り絞って一歩踏み出しロイに告白し、ロイも自分がトーカが好きだったのを打ち明けます。つまり、両想いだったわけです。管理人はとことん両想いが好きなのです(ぉぃ。

☆そしてその愛を誓い合うように、2人はキスをします。このキスは非常に重要で、友達→恋人へと変化する場面となっています。そしてこの後ロイ一行に何が起こるのかというのは次回で明らかに。



ロ:・・・・・・・・。

ト:・・・・・・・・。

管:ありゃりゃ(☆w☆;)。どうしたのよ御2人さん?

ロ:いや、ここまでオアシスでのことを書かれると、どうもな・・・。

ト:うん・・・・・・恥ずかしい・・・。

管:ちなみにこの先ロイとトーカは両想い、「相思相愛」とも言えばいいか、その関係が続いていくね。

ロ:そ、そうなのか・・・。

管:そうなのかって、途中で途切れちゃったらせっかくのシュチエーションがパァになっちまうよw(ぁ。

ト:そ、そうですね・・・。

あ、そろそろ時間が来たんでこれで終わりにしますね。それでは読者の皆さん、次の話でまた会いましょう。


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