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安産祈願の夫婦あわ… 料理長52歳さん

2009年01月31日
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 ドラッグデリバリーという言葉が話題になった事があります。ドラッグデリバリー・・・日本語に置き換えれば「薬剤送達」というところでしょうか。必要な部位へ薬剤を的確に到達させる技術の事で、当初は服用した薬剤を包む皮膜が溶ける時間や皮膜自体の耐酸性を調節して、消化管内の目的とした部位で薬剤が溶け出し、吸収される技術が紹介されていました。

 それから時は流れ、ドラッグデリバリーのシステムは急速な発展を遂げ、体内のさまざまな部位への適切な薬剤送達を可能にしていると言われます。多くの疾患で患者が複数の薬剤を用いて、その相乗効果を得ているとされ、複数の薬剤を用いた相乗効果を的確に得るためには、複数の薬剤の管理が重要となってきます。

 現在、2つの薬剤を送達するシステムが存在し、あらかじめ組み込まれた仕組みによって薬剤を運搬して、体内の必要な部位で放出する技術が確立されています。2つの薬剤、もしくは2つの薬剤を含むシステムを複数使用する事で、より的確な薬剤の投与管理ができるという訳です。

 最近開発された新たなシステムによると、より多くの薬剤をより正確に送達させる事が可能になるとされています。新しいシステムにはナノ粒子化された金が用いられ、4種類ほどの薬剤を同時に運搬する事が可能で、薬剤を放出するタイミングはあらかじめ組み込むのではなく外部から操作できるとされています。

 金ナノ粒子は表面に複数の薬剤を付着させる事ができ、赤外線を浴びる事で溶解して薬剤を放出するという性質を持っています。必要な複数の薬剤を金ナノ粒子に付着させ、体内の深い部分にも届く赤外線を必要な箇所に当てておけば、その部分で薬剤が放出される事になります。

 骨のようなナノボーンとカプセルのようなナノカプセルという2種類のナノ粒子が形成され、それぞれ溶解する赤外線の波長が異なっている事から、付着させる薬剤や赤外線を当てる部位、波長などによってさまざまな治療効果を得る事が可能と考えられます。体内で金が溶解すると考えると、少々怖い感じもしてしまいますが、ナノレベルの事なので火傷とは無縁となっています。





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最終更新日  2009年01月31日 08時01分54秒
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