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カテゴリ:健康
父親は片頭痛持ちで、時折発作を起こしていました。普段は痛みには強い父親が辛そうに頭を抱える姿に、かなりの痛みなのだろうと想像しながら、どうする事もできずにいました。片頭痛は遺伝する事もあるとされるのですが、今のところ全く無縁なので、常日頃から健康である事に感謝しなくてはと思えます。
多くの場合、片頭痛の原因は不明とされますが、幾つかの特徴的な傾向があり、思春期の男女だと発生の比率に違いはないのですが、成人以降になると患者の75%は女性とされます。 片頭痛が発生する直前には感覚的な異常による予兆を感じる人も多いとされ、痛みの発生には脈動が見られる事から神経や血管が関わっているようにも思えます。そんな片頭痛の原因の一つとして、肥満が関わっているかもしれないという興味深い研究結果がレポートされています。 米国、ジョンズホプキンス医科大学のピーターリン博士による18歳以上の片頭痛持ちの男女を対象とした研究において、2001年2月から2003年4月にかけて行った聞き取り調査のうち3862人のデータを抜き出して検討したところ、年齢や性別、人種、喫煙の習慣の有無などの影響を除外した場合、肥満傾向にある方が片頭痛を起こすリスクが1.8倍ほど高いという結論が得られています。 肥満の傾向についてはBMI(肥満指数)が用いられ、BMIが18.5から25までの普通体重の人に比べ、30以上の肥満の人が片頭痛を起こすリスクは1.81倍に上り、18.5未満の低体重の人や肥満の一歩手前の過体重(25以上、30未満)の人には発生リスクの違いは見られず、BMIが上がるに連れて発生リスクも上昇するという傾向も見られています。 頭痛にも同じ傾向が見られる事もいわれているので、肥満は万病の元といわれる万病の幅が一つ広がった様に思えます。適切な体重管理が健康には不可欠なのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月17日 07時49分17秒
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