テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁
先日、ブログの遺書的役割について指摘したところ、ある偉い大学の先生から「非常に斬新な見方で興味深いので、それについて研究してみたい」という感想をもらいました。これに味をしめて、また独自の発想を出していきたいと思います。
ところで、形になるものを残すと言えば、碁打ちにとっての棋譜もそうですね。私は、以前はあまり棋譜をつける習慣がなく、学生時代に打った碁の棋譜はほとんど残っていないのが残念です。当初は、プロ棋士でもないのに棋譜を残しても仕方ないという感覚でしたが、年を重ねるにつれて棋譜を残したいという気持ちになってきました。 ただ、見返すと碁の内容としては、満足いくものは全くありません。アマの場合は、結局内容ではプロ棋士にかなうはずはないので、自分の気持ちのこもった作品が、すこしでも残せればと思います。 大学の団体戦は、棋譜をつけてもらえるので、いくつか残っています。最近その中の一局を並べているうちに、その時の状況や感情までもよみがえってきて驚いたことがあります。以下がその碁の寄せの一場面です。 局面 左上で大失敗をして苦しい碁を必死でくらいついて、細かい碁になったものの、まだわずかに足りません。この時点では、まともに寄せたのでは負けなので、とにかく一目でも儲けようと必死でした。それが、実戦の右上のこすみつけの連打です。最初のこすみつけはいい手にも見えませんが、とにかく何かやってみようとしたのです。黒が優勢を意識したせいか、ひるんで受けたため、ここで逆転となりました。何ともすごい執念でした。今は寄せも淡白になったので、自分でこれを並べてみて感心したのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 11, 2005 12:47:31 AM
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