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nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

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Aug 22, 2005
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カテゴリ:囲碁
 昨日は、苦味のない当たり障りのない話だったので、今日は大サービスで苦味たっぷりの話の連発で行く。
 
 覚プロは、若い頃からけれん味のない碁風そのままにさわやか青年で売っていたが、ちょっと面白い噂も聞いていた。
 それは、生意気なアマチュア相手には本気を出すと言う話である。ある学生が対局前に、ちょっと生意気な事を言ったことがあって、それで小林プロらしからぬえげつない手の連発でコテンパンにやられたというのである。
 
 それを聞いていたので、公開対局の時には極めて謙虚な姿勢で臨んだので勝たせてもらったかも知れないと思う。
 でも今から考えたら、多少怒ってもらった方が良かったのかなあと思う。今度もし、教えていただく機会があったらどうするか?。「あの時は、私の楽勝でしたね。」なんて言ったらどうなるだろう。怖いけど興味津々。
 
 「挑発」と言って思い出すのが、ある少年の伝説である。以前、名古屋大学が団体戦で全国のトップを争っていた時のメンバーから聞いた話である。ようやく中学に入ったかどうかという少年が、学生団体戦を見に来ていた。 碁の検討をしていると、この少年が意見を言ってきた。しかし、自信満々の学生達も簡単には同意しない、少年も引き下がらない。白熱した議論となり、ちょっと妙な雰囲気になったらしい。
 「よし、じゃあ少年。勝負するか。」とついに大学生が勝負をふっかける。すると少年、何と団体戦のメンバー5人全員相手に、5面打ちで全部2子置かせて勝負すると言う。こうして前代未聞の勝負が始まったのだが、勝負はあっけなく学生陣の全滅で終わったそうだ。全員並みの県代表より上の打ち手である。この離れ業をした少年の名は、趙治勲といったそうな。
 
 さらに一つ聞いた話。例の公開対局に大竹九段が招待されたことがあった。対戦相手である時の県代表は、当時全国ベスト8に入るなど勢いに乗っていた。前夜の懇親会で、「3子では負けられない。」と言ったらしい。
 これは、挑発するつもりではなくて本音であったであろう。この時、大竹九段のちょっと不穏な様子を感じた世話役のTさんが、「実際本気でやったら県代表相手だと何子くらいなんでしょうか?」と聞いた。何とそれに対して、大竹九段本気の口調で答えたそうだ。曰く「アマチュアだから、9子でしょうね。」と。翌日の3子での本番、情け容赦なくズタズタにやられたのは言うまでもない。
 
 恐ろしや。トッププロの紳士の笑顔の奥には、牙を隠した虎がいるかも知れない。





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Last updated  Aug 22, 2005 11:48:50 PM
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Comments

nipparat@ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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