テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁
続きの実戦図
昨日の局面で黒は左下1へ劫立て。これに手を抜くと、黒からさらに一線に一間に飛ぶ手に対してが白はゆるめて受けなければならない。白が押えるのに比べ11目強の寄せになる。(一間飛びにすぐにこすんで押さえるのは、切られて上の方の駄目つまりが効いて手になる。) 対して中央劫を白が解消するのは10目なので白2の受けは仕方ない。 黒から左上の放り込みの劫立ては、これも面白い形なのだが普通の打ち欠きと違って打ち欠く手が持ち込みになり一目強の損コウとなってしまうので打てない。 仕方なく白は劫を譲り4にツギ。黒も劫ツギ。白は左下2子取り、黒が取り返す、という展開になった。黒は劫に勝ったが結果は半目負けで一歩及ばなかった。 見ていて、左下の損コウが勝負を分けたのかと思ったが、しばらくして摩訶不思議なことに気がついたのだ。 つまり左下の這いは損コウではなかったのだ。つまり、最初に根元を黒がツギ白が押える図と実戦を比較してみると、白地は同じ、後に白から1/3目の権利が残るのも同じなので、全く損得なしなのである。この形は実戦でよくできるが、そんな事を思いもしなかったので感動したのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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