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カテゴリ:囲碁
第108回新囲碁ボケ結果発表
お題 ○○さん(先生)が作る新囲碁ことわざ・格言とは?
解説 出足が悪くて心配しましたが、後半たくさんの作品が寄せられました。囲碁格言から日常の教訓を示すものやその逆、既存の格言を捻ったものや完全な独創作品などいろいろなアイデアが見られました。賞レースは大激戦で今回は大量入選です。
作品講評
ゆうすけさん 「1億総アタリに突っ込み」中野泰宏九段
これは一瞬単に例のネタかと思ったら、よく見ると深いですね。壮大な社会風刺作品の風格です。
郷禄介さん 『アタリにつっこむ馬鹿はナシ』中野泰宏
ノゾキにつがぬ~のパロディーですね。これは胸元のストレートです。
プリンさん 「ダメヅマリ、忘るべからず」中野泰宏九段
これでもかと来ました。この調子でアタリネタが20作品くらい連続するんじゃないかとヒヤヒヤしました。
郷禄介さん 『食ったぶん太る』中根直行八段 (=`(∞)´=)ブヒィー
「切った方を取る」のパロディーですね。さすが言葉の魔術師です。これはタイトルに元ネタを書いてくれたので助かりましたが、今回は元ネタがあるのか分らず解読に苦労した作品が続々寄せられて、運も大きな要素になりました。
『死はハネにあり、脂は腹にあり』中根直行八段
連続でメタボ標語ですね。単にバカバカシ系でなくて、「死」と並べたことで強い啓蒙効果のある格言に仕上がりました。碁打ちにしか分らないのがもったいないですね。
ゆうすけさん 「ツッコミこそ究極のサービス」中野泰宏九段
これはだんだん可笑しさが込み上げて来ました。元ネタがあるのか不明ですが、だから何?的なバカバカしさを高評価します。
「受験前こそボケるべし」ゆうすけ
その通りです。受験とはネタ元です!
プリンさん 「棋聖のパンチでは碁盤も割れない」依田挑戦者
「高川の力ではハエも殺せない」という坂田先生の名言を、まさに現代にマッチさせた名作です。タイトル者たるものいつでも碁盤くらい割れるパンチ力を持てという意味でしょうか。
「心頭を滅却すればヌキ跡もまた美し」中野泰宏九段
茫然自失の状態では美しいかも知れませんよ。なかなか味わい深い作品です。
kyonchnさん 現在 『イヅミに近よるな』 16年後 『コスミに近よるな』 張名人
「厚みに近寄るな」のパロディーですが、これは素晴らしい発見ですね。使えるのも名人限定作品です。
「ピンドンポン抜き30万円」稲葉禄子@DIS
ピンドンって何?と思ったらピンク(ロゼ)のドンペリのことだったんですね。そんな別世界を知っているとはさすがkyonchnさん、西のDIS設立も近いという噂です。
「聞き違い詫びる一方」中島美絵子初段
「切り違い一方ノビよ」ですね。天才的作品です。
「リジチョウ知らずに碁を打つな」大竹英雄九段
シチョウ知らずに~のパロディーですが爆笑です。リジチョウ知らずに打ってる人が99%でしょうね。
『あき竹城は方言の見本』 山形で行われるタイトル戦の大盤解説の準備に余念のない石田秀芳24世本因坊
これは辛うじて解読に成功。「アキ三角は愚形の見本」ですね。愚形を方言に替えたやさしさが好感です。
『大場よりサンバ!!』 山下棋聖
来ましたねえ。決まりました。サンバ協会に囲碁ファン限定キャッチとして売り込みましょう。
「師は羽根の父」青葉かおり四段
「死はハネにあり」ですね。これも巧みな技を見せて来ました。
「ツケは羽根に」彦坂直人九段
何とも強引な格言で爆笑です。彦坂先生の人選も効いてますね。
新米刑事さん 「亀の甲羅60$」 山下敬吾棋聖
亀の甲は亀の甲羅ですからそのままなんですが、無茶苦茶な力技で笑わされてしまいました。こういうのも好きですよ。
kyonchnさん 「割りたい盤に打て」依田九段
「打ちたい手を打て」ですね。この強烈バカバカシ格言を書いた依田先生の色紙がほしいですね。
ピカバーグさん 「俺はえがじゃねえ」金すじゅん8段
これはおそらく元ネタなしの心の叫びネタなんでしょうね。まさに金8段だけの超限定格言です。
「同情するならコミをくれ」byコミなしで負けた人々
これ実用的なネタですね。ピカバーグさん久々の復活ですね。どしどし作品お待ちしてます。
kagemさん まずは地盤を固めよ 小沢一郎先生
小沢さんの碁って、ほんとにそんな感じですね。説得力がありますね。
kyonchnさん 「ガラナコーラ60ペソ」 フェルナンド・アギラール
来ました来ました、ガンガンエスカレートして来ましたよ。たいへん良いです。甲がコーラへ変化する様は芸術です。
hexagobanさん 「合格後してからボケるべし」(先輩)
まあ固いこと言わずボケましょう。
「大盤解説も浸透流」(山城宏九段) 「最後までわからねえじゃねえか!」(聴衆)
かなり内輪ネタですね。ぴぃじぃ☆らんど参照です。
「二目のアタマ、水かけよ」(消防署員)
「2目の頭見ずハネよ」は一番浸透してる格言ですね。消防署員はこの表現の方がしっくりくるようですね(←ホントか)。
「切ったほうを縫え」(外科医)
「切った方を取れ」の外科版ですね。面白いですね。取る方は迷うのに、縫う方は迷わないのは何故だろう?と考えさせられる深い作品です。
「原稿は憶えて忘れよ」(アナウンサー)
「定石は覚えて忘れよ」ですね。そうです、ベテランアナウンサーになるとニュース原稿はその場で適当に考え出すそうです。
kyonchnさん 『オウはサダハル、シゲルはナガシマ』 古の巨人ファン
これは「攻めは桂馬に逃げは一間」なんでしょうね。ボケというより選者を試す作品です。
新米刑事さん 「扇子はさとうきび」趙治勲九段
扇子を噛みましょうって事しょうか。誰もが思わず噛みたくなる不思議な作品。歯が折れないようにお願いします。
hexagobanさん 「左右同型中央二眼あり」(おっちゃん) 「生きとるやん!」
なぜか気づいたときには生きている、という深い格言ですね。
「下手の浅漬け」(川平慈英)
元ネタは下手の両ヅケですね。かなり筋悪な浅漬けなんでしょう。
「手にならない三手ダメ詰め」(おっちゃん)
これ可笑しいですね。碁会所でおっさんが未練タラタラで駄目を詰める様から生まれた傑作です。
「攻め合いはそっと詰める」(おばあさん)
これは未練に加えた「あわよくば」の意欲満々の作品ですね。非常に戦術的な作品です。
「厚みに近寄れない」(中根直行八段の相手)
「厚みは威嚇に使え」(中根直行)
2作とも盤上と体格がリンクしてしまうという深層心理を描いた興味深い作品です。
「七局目は石田」(NHKプロデューサー)
これは元ネタがあるのかないのか不明だったんですが、困った時は石田的な現場の雰囲気を想像させる面白い作品ですね。
「ジョイマンのジョイマンじゃないほうの兄」(三村九段)
これは何なんでしょう。選者の完敗です。ここで一句、女なのに女医マンとはこれいかに。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 11, 2009 09:31:24 PM
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