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元々「碁は子供の習い事じゃないんだよ!」と思っているのだが、熱心な人達に引っ張られて10年くらい前から子供に教える機会が多くなった。いろいろな子を見るのは楽しい。
ところで最近子供の大会がずいぶん多くなった。一昔前までは少年少女囲碁大会の一つしかなく、それ以前は全く子供の大会はなかった。腕ためしの機会が多くて今の子は幸せと思う反面、非常に気になることがある。
大会は目標になるけれど、経験の長い大人でも大会のために碁がおかしくなることがある。私自身も大会で負けたくない気持ちが強すぎる時は、碁の楽しさを忘れていることがある。 残念ながら、碁の楽しさを分かりつつあったのに、大会ですっかり楽しさを忘れてしまったり、さらには碁を止めてしまった子を何人も見た。勝敗も楽しさの一つだけれど、碁の一番の楽しさは作戦や構想をアレコレ考える事にあるはずである。 ところが、大会が多くなって子供も親も先生も勝敗に執着する傾向が強まったんじゃないだろうか。かつては年に一回の大会だったから、その間は碁そのものにじっくり向き合えたと思う。 さらにいけないのは、時計を使うことだ。初級者なら考えずにどんどん打つのも良いが、上級になったらいろいろと考える事ができるようになる。それなのに、持ち時間30分とかネットで見ると20分の持ち時間の大会もあるらしい。 大きな声で言いたい。子供の早碁の大会なんてやめろ!!と。百害あって・・・二利くらいだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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