テーマ:囲碁全般(745)
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※煮込みうどんに思う 先日久々に味噌煮込みうどんを食べたのだが、周囲の様子を見てギョッとした。かなり多くの人がうどんを土鍋の蓋に取ってから食べている。「バカ野郎」と叫びたくなった。そんな食べ方して美味いわけがない。煮込みうどんは火傷する寸前くらいを食べるのが美味いのである。それに、そんな食べ方したら隣の人に熱い汁が飛ぶ危険もある。鍋を持ち上げるのは不可能なので、鍋に顔を突っ込んで激熱のまま、そして熱い汁が周囲に飛び散らないように自分の顔でガードしつつ食べるべきなのである。 蓋にうどんを取るのはどうもテレビの影響らしい。火傷の危険を犯して食べてこそ美味しいし、さらにギリギリの線を見極める技術と強靭な精神力が身に着くのである。
※囲碁上達法のウソ プロ棋士がアマに勧める囲碁の上達法を疑問に思う事がある。「詰碁とプロの棋譜並べ」をプロが勧めるのは、おそらく多くのプロがそう言っているから無難であること、それより基本的で大事なことが自分たちにとってあまりに当然すぎて盲点になっていること、プロの棋譜を買ってもらわないと商売にならないから、の3つの理由からだろう。 私は以前からこの上達法に疑いを持っていた。実際、詰碁や棋譜並べをかなりやっていても全然強くならない人をたくさん見た。私のことで言うと、田舎の県代表になる直前まで、日本棋院の基本死活辞典以外の詰碁はほとんどやった事もなかったし、プロの棋譜などあまり手に入らなかったから棋譜並べもほとんどしていない。詰碁と棋譜並べを一生懸命やり始めたのは県代表になってからである。 これが確信に変わったのは、将棋の真剣師である大田学さんの言葉を知ったからである。大田先生は将棋で強くなる方法を聞かれると「上手と熟考して指し、それを自分で研究すること」と答えたとのこと。30歳を過ぎて将棋を覚え、日本一の真剣師になった師の言葉はプロ棋士とは全然違うが、間違いないと思う。 参考
※囲碁3大上達法 私が考える囲碁の一番重要な上達法は以下の3つ。 1真剣に熟考して打つこと。 2打った碁をしっかり検討すること 上手と打ったら手直ししてもらうこと 3上手の打つ碁を生で見て学ぶこと
まず1 詰碁や手筋の問題はできても実戦は別。実戦の読みの力は実戦でしか身につかない。ただ、初段くらいになったら日本棋院の基本死活辞典の丸暗記は必要と思う。 次に2 手直ししてもらえない場合は、敗因を自分なりに分析する。どんなに研究しても答えは出ないかも知れない。しかし研究しておけば、上手に教えてもらったり人の碁を見て開眼する機会が必ず来る。 3 生の碁を見るのが大事。どの手をノータイムで打ったか、どこで長考して手をひねり出したか、それが貴重な情報になる。それが出来ないのに、雲の上の棋士のしかも数字しかない棋譜から学ぶなんて出来っこない。(補足:プロの碁はお互いに読みに読んで狙い筋を消してしまうので、丁寧な解説がないと非常に難しい。形だけマネしても似て非なる場合もある。) 1~3をしていれば、自分の弱点が見えてくるはず。そうしたらその勉強をすれば効果が高いだろう。「どんな本を読んだら強くなる?」かも自然に見つかるものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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