テーマ:囲碁全般(745)
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2007年の県大会の碁から、黒は名門大学囲碁部で活躍したMさん。白が私。理論派で碁に明るいMさんとの碁は、序盤私が悪くして中盤以降逆転勝ちする碁が多い印象が強い。AIで検討した序盤評価では、他の人との対局で私が悪いと思っていた碁でもそうでもないケースが多かったが、彼との碁はほとんど私が悪くなっている。本来は彼が県内では勝ちまくっても不思議ないはずなのだが、そうならないのは紳士的で優しい性格のためかと思う。この碁も結局そうなった。
以下の局面までは互角の形勢だったが、黒12までとなり一気に黒が優勢となったようだ。
実戦図1
上図白11は上辺の白も弱いので相場かと思ったが、甘かった。以下1と打てばまだ互角の形勢だったようだ。
参考図1
AIで検討すると、以下のような打ち方もあったようだ。黒の注文だけれど、白は上辺を割っているのと白1が働く意味があるのに言い分がありそう。 参考図2
以下黒1から3となると黒が良い。白は別の手が推奨され、そのため黒1では左辺切りから打つ手が推奨されている。
参考図3
左辺のこんなポンヌキを許すなんて見たことがない。そんなバカな!と思ったが、よく考えてみると、左上黒が薄くなる、左辺白石がサバキの味付けになる、中央白の剣先が出て下辺の黒がまとまりにくい、など白にも言い分がある。条件次第ではこの変化打ってみたいと思うが、周囲の人達にはついに狂ったかと思われそうで楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 3, 2019 08:28:00 PM
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