粉みじん。
それは昨日のことだったんですが、車に機材を満載して、都内某所にある仕事場に向かっていたんです。で、その仕事場というのが、とても複雑な地形のところに位置していて、途中、ありえないような急な坂道を登ることとなったんです。そのとき、それは起きてしまいました。満載していた機材の一部が、かなりの勢いで、後ろに滑り出したんです。グウォワッシャ~ン!!!!みたいな衝撃音がして、その後、パラパラ・・パラパラ・・っていう、何か粉砕されたものが適宜落ちていくような、どこか不吉なサウンド・・!!!!車を降りて見たら、リア・ウィンドウが粉みじんになってました・・そのとき、写真に撮ればよかったんですが、現場ではそんな余裕もなく、今日改めて、車屋さんが修理のために引き取りに来てくれる直前に撮ったのが、下の画像です。突き出したコンビニ傘で、この無常観を表現してみました形あるものには、全て終わりがあるんですね。ただ、僕はもちろん、同乗していたかたにも、怪我が全くなかったのは、ラッキーでした。実は以前、同じように機材を満載した車を運転していて、急ブレーキをかけなくてはいけない局面に出会ってしまい、慣性の法則により、機材が僕の後頭部を直撃、ってことがありました。このときは、目の前が真紫に見えました。話はそれましたが、そんなわけで、その日は、リア・ウィンドウなしの車で、帰宅することを余儀なくされてしまったんですが、そんな、めったにできない体験をしてみて、わかったことが、いくつかありました。まず、これはだいたい想像つくと思うんですが、エアコンの効きがめちゃめちゃ悪いです。こんな季節だとなおさらですね。それから、後ろの車の音がやたら聴こえます。セミの鳴き声も後ろから聴こえます。まさにサラウンドです。人間の耳は、左右に2つしかないのに、音が前から来るのか、後ろから来るのか判別できます。これって、とってもファンタスティックなことではないでしょうか!!!!それと・・この程度の不幸話なら、ブログネタになり得ます。もし、リア・ウィンドウではなく、僕のハートが粉みじんに砕け散ってしまうようなことが、僕の身の上に起きてしまったら、そんなこと決してブログには書けないでしょう・・