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電気溶接の仕事を眼を保護せずにすると、人工光源から出るUVC(波長が非常に短くて眼に有害な紫外線)による、電気性眼炎(でんきせいがんえん)という状態を引き起こしてしまうことがあります。
具体的には、上記の写真のように黒目(角膜)の表面に細かい傷が入ってしまいます。かなり強い眼痛を伴うので、多くの患者様が慌ててクリニックに駆け込んで来られます。
先日もこの電気性眼炎の患者様が来院されたのですが、眼を拝見すると黒目(角膜)のキズだけでなく、白目(結膜)も異常なくらい充血しています。
私が「これはよっぽど目を擦られたのですか?」と質問すると、患者様が、
「職場の上司が、
すぐに目に牛乳を入れると良い
というので、そうしました。」
とのことでした。
電気性眼炎に牛乳、これは眼の表面が痛んで感染に弱くなっている状況に追い討ちをかけることになるので、治すどころかむしろ危険と思います。なので、皆様も溶接で目を焼いてしまった時には、牛乳を入れるのではなくすぐに眼科専門医を受診する、ようにして下さいね。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |