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カテゴリ:外来診療一般
黒目と白目の境目がどんどん白くなってきたのですが大丈夫ですか?
と言う質問を患者様から受けることが良くあります。そうですね、大体1ヶ月に数回は聞かれます。今日はこの問題について考えて見ましょう。
まず結論から言うと、これは 老人環(ろうじんかん senile ring) というものです。「お年のせい」ということですね。加齢によって脂質が沈着して黒目の周りが白っぽくなったものですが、通常は視力低下に繋がったりはしないので気にしなくて大丈夫です。
それではこの老人環が一体どのようなものなのかを具体的に一緒に見ておきましょう。
上の写真で水色の矢印で示したのが老人環です。ちょっと分かりにくいので色を塗ってみましょう。
緑色に塗った所が老人環です。黒目(角膜)の隅っこなので視力などには影響はないので心配しなくてもいいんですね。
そしてこの老人環、70歳以上だと大体80%くらいの方に存在します。なので、
目の白髪
くらいに思って頂いて良いと思いますね。
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最終更新日
2016.06.21 17:43:42
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