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ふとんたたき_何気ない物に芸術を見出す 我が家では、週に一度、コタツの周りの清掃を行う。 その中で、一番面倒なのが布団たたきである。 座布団から始まって、コタツ布団関係、中がけ、本体、カバー、を いちいち外へ出し、布団たたきでその四囲を叩く。 正方形を辺を合わせて二つに折り、 折り合わされた隅の一方を縁側テで妻が持ち、 他方の合わされた隅を私が庭で持って、 布団たたきで丹念に叩いて誇りを除去する。 この布団たたきが、なんと芸術的に作られていることか! いつもは、何気なく使っていたが、今日はそれが不思議に見えた。 その造りが円形の重なりに成っていて、うまく出来ている。 三つの輪があるように見える。 よく見ると、もう一つ小さな輪が柄の近いところにある。 その布団たたきの画像を下に示す。 素材はつる草のようであるが、よく見ると節が有るようにも見えるので、篠に似た草の茎かもしれない。 しかし、考えてみると、葛の蔓の皮を剥いでそれに磨きを掛けた物の様である。 実に良く作られている。柄の本数は7本に成っている。 その断面を柄の端で見ると、中央に一本、その周りに6本有る。 中央の一本は、柄の部分の中心を構成している一本である。 柄の近くの小さな輪は一本で作られていて、柄の部分では往復日本と成っている。 他の三つの輪は、二本が合わされたもので、一筆描きのように、三回りして柄に戻ってくる。 柄の部分では往復合わせて四本と成っている。その合計が六本だ。 芯を合わせて、柄の部分は6本と成っている。柄が頑丈に出来ている所以である。 このように科学的に分析してみると、何気なく使っている「フトンタタキ」にも、大変興味が湧いてくる。 これをを創作した人の知恵に感心する。 日本の文化遺産とも言える。 これを入手したのは、バイクツーリングして、 群馬県西北部の山地の道端の食堂で昼食を摂った時のことであった。 もう、十年以上も前のことだった。 食事が終わって店内の土産物を置いてあるところを見たら、 傘立てのような大きな筒状の入れ物にこれが数本差してあった。 その造りが面白いので「何か?」といぶかって聞いたら、 「フトンタタキ」だと店主が教えてくれた。 値段はと聞くと、700円だと答えた。 手作りの物が700円とは高くないと考えて、買って来たのだった。 それが重宝に布団埃を除去するときに使える。 座布団なども、かなり埃を吸い込んでいるのが分かる。 このフトンタタキのお陰で、家の中が常に新鮮な清掃に保たれている。 家の中が衛生的に良好であれば、健康も健全に保たれる。 このフトンタタキは、健康維持に大変役立っているのである。 [エッセイ]カテゴリの最新記事
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