カテゴリ:本
ちくま新書 島田裕巳著、「神も仏も大好きな日本人」を読んだ。 神とは神道のことで、仏とは仏教のこと。 日本人は無宗教だと言われるが、神も仏も好きなので、 神道信者だとも言えず、仏教徒だとも言えないだけであって、 無宗教ではない、と書いている。 すなわちそれは、神仏習合と神仏分離・廃仏毀釈が原因だという。 神も仏も一緒だったものが、政府によって、分離・希釈されただけであって、 どちらか一方だけを信じているとは言えないからだ。 神も仏も一緒だった時代には、神の前では柏手を打ち、仏の前では合掌したのか、 という著者の指摘には「目からウロコ」的なものがある。 また、天皇家は神道の本家本元のように言われ、今ではその行事をこなしているが、 もともと、天皇家は仏教系で、大喪の礼を仏式で行っていた時代もあったし、 天皇家の位牌を守っている寺もあるという。 私も、神も仏も大好きな日本人の一人だが、 神道にしても、仏教にしても、この本に学び教えられたことが山ほどある。 知らないことが多すぎる。 夏休みの自由研究は・・・ 奈良と京都を歩いて、神と仏に触れてくること、 に、しようと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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