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テーマ:蘭を咲かせましょう!(8958)
カテゴリ:胡蝶蘭
まだまだ(大阪では)使用開始には早いですが,昨年 胡蝶蘭を冬越しさせた際に用いた自作の簡易温室を公開させていただきます.
といっても,それ程たいそうな物じゃありませんけど. 基本的に発泡スチロールの箱があれば誰でも作れます.w だって加温&加湿設備は搭載していませんから. 加温はお日様で,加湿は鉢から蒸発した水で行います. 前から 上から(フタを全て閉めた状態) これが昨シーズンの日中に使用した物. 発泡スチロールの箱の一面を取り去り,前面はサランラップで覆い(セロテープで固定),上面はA4サイズの透明クリアホルダーを一枚っぺらに切り離した物(計3枚)で,一辺だけセロテープで貼り付けています. 上面が開放可能になっていて,株を出し入れする目的以外に,内部温度調整の為に開放の度合いを変えれるようにしてあります(クリアホルダー3枚全て閉じた状態~全て開いた状態の4段階). クリアホルダーに切込みが入っているのがわかりますか? クリアホルダー2枚開放 底面にある黒い紙は,日光が当たった時に内部温度が少しでも上昇する事を期待してのもの. まぁ,効果の程は定かではありませんが.w 基本的に加温と加湿の事しか考えていませんので,換気設備もありません. 冷却や除湿はフタの開放具合で調整です(だから温室度計はいるかも). 本当は,株に直接当たらない風で内部の空気ををかき回した方がいいのですけどねぇ. 注意しないといけない事は,内部に水蒸気が溜まり,それが結露して,僅かな隙間から流れ出てしまう事. 同様の物を作って使用するなら,新聞紙や雑巾を下に敷く事をお勧めします. それから,本物(?)の温室やワーディアンケースと違い,側面から日光が当たらない事. 日照時間を稼ごうと思うと,一日に何度か移動させる必要があります. 底面と背面を残して側面も切り取り,前方の隅2箇所に棒を立てて3面をサランラップにすればいいのですが,強度の問題もあるし,そこまでするのは面倒臭いのでやっていません. それに余計な経費が発生してしまいますからね. ホームセンターで1500円出せば小さなビニール温室が買えちゃいますから,あまりお金をかけるのは馬鹿らしいじゃないっすか. まぁ,売っているビニール温室は小さくても1mぐらいありますからねぇ. 我が家のように狭く&管理する株が一つしかない場合は,市販品は邪魔なだけですわ. 作成に挑戦してみたい方はどうぞ.w 実はこの温室,今シーズンは使わない予定です. というのも,この夏 株が一回り成長したのでチョット窮屈なんですわ. 今シーズンの冬越しは一回り大きな物↓を使用する予定です. 株を入れてみると,逆に大きすぎたりもしますが.w まぁ大は小を兼ねるということで. 実際,温室内の空間が大きい方が,温湿度の緩衝能が高いと思いますしね. さて,次は夜間用の発泡スチロールの箱です. こちらは何も手を加えていません. 単に鉢の高さまで新聞紙が詰め込んであるだけ. 当然フタは閉めて使います. 就寝前,ガスファンヒーターの温風で発泡スチロール内部と新聞紙を暖め,そこに株を入れ,フタを閉めてハイおしまい! 寒さが厳しい時は更に毛布をかぶせていました. 間違ってもこの時に温風を株に当てないでくださいね. ホンの数分で葉焼けを起こしてしまいます. 昨年,株本体ではなく鉢を暖めようと1分程ガスファンヒーターの温風を当てたのですが,株にも温風が当たってしまったようで,葉のふちが僅かに葉焼け症状を呈してしまいました. 未だにその痕が残っています. こちらも今シーズンは未使用の予定. もう一回り大きな発泡スチロールを使用するつもりです. さて,我が家は1株しか管理していないし,おまけにアマビリス系で小型だからこれで十分ですが,大型の株or複数の株を所持している場合はサイズが厳しいかもしれません. そんな方は透明の衣装ケース内に,鉢が入る穴の大きさのトレー(ホームセンターや園芸店でポリポット苗を入れて置いている物:無料でもらえますよ)を適切な大きさに切って入れ(鉢を固定する為),そこになるべく葉が重ならないように株を配置して管理すればいいみたい. 夜は毛布でくるんだりして保温が必要ですけど. この衣装ケースを使った冬越し方法は『NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 コチョウラン』に詳しく書かれています. 欠点は,衣装ケース内で花芽が開花するほど冬季に成長してしまった場合,高さが無い為に花芽が上でなく横へ伸びる為,花姿が悪くなってしまう事. まぁ,枯れないからマシって考えもありますが,花姿が悪くて鑑賞に値しないくらいなら,わざわざ手間隙かけて冬越しさせるのもどうかと思うのですが…. フタの開け閉めで温度コントロールして,花芽が伸びない様にすればいいのでしょうけど,そんなにつきっきりになれるわけ無いですからネェ~. ------ 胡蝶蘭のその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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