テーマ:●食器いろいろ(950)
カテゴリ:その他
箸(はし)を食洗機で洗うと1年くらいで劣化するので、SPS樹脂製のリユース箸を使うことにしました。
樹脂に抵抗がある人もいるかもしれませんが、劣化しやすい謎の樹脂でコーティングされている木や竹の方がいいのでしょうか? 耐熱温度240℃のSPS(syndiotactic polystyrene:シンジオタクチックポリスチレン)樹脂でできた箸です。 SPSは約30年前に出光興産が世界で初めて開発に成功した樹脂です。 メーカーは大黒工業ですので、原料も製造も日本製、純国産です。 中国から撤退したり、中国製原料・部品を避ける日本企業が増えていますから、純国産品も増えるでしょう。 「リユース箸」「エコ箸」と呼ぶのは、そもそも食洗機で洗える業務用の箸として開発されたものだからです。 割箸など木や竹の箸に比べ、繰り返し長く使えることを売りにしています。 食洗機完全対応から家庭用として使われることも多くなったので、名前を変えてもいいと思うのですが。 この箸は、黒や朱色もあるのですが、下記の理由で「ベージュ」を選びました。 ・白木や竹の箸に見えなくもない 好みの話ですが、白木や竹の箸には清潔感があります。 ・黒や朱は塗り箸の印象があり、滑りやすいと感じてしまう 先端45mmがシボ(ザラザラ)加工になっており、全く滑りません。 樹脂=滑るという印象もあり、滑った時、樹脂を理由にされたくありませんので。 ・汚れは目立つ方がいい 濃い色や模様が付いていると、汚れが付いていても気づきにくいはずです。 ・白い方が軽く感じる 引っ越し屋が白い段ボールを使う理由と同じで、濃い色に比べて、心理的に軽く感じるはずです。 重量は1膳分2本で約20gで、100均の竹箸は約10gのため2倍ですが、太さの差があるので重く感じません。 ただ、黒い樹脂箸に慣れている人には、「白い割には重い」と感じてしまうかもしれません。 持ち手の断面が四角や六角のタイプもあるのですが、角が気になりにくく、縁起のいい「八角」タイプを選びました。 なぜか断面が丸い箸はありません。 このリユース箸の長さは225mmで、持ち手側の幅は約10mm、先端は約3mmです。 これまで使っていた100均の箸は、長さと先端のサイズが同じで、持ち手側の幅は約6mmでした。 業務用だけに、パッケージやラベルは簡素です。 この製品の出自を知る手掛かりは、JANコード/ISBNコード「4975139554631」のみです。 商品サイトには「食品衛生法第370号に適合」と書かれていることが多いようです。 食品衛生法に基づく「食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)」が正しい表現です。 SPS樹脂は耐熱240℃ですので、食洗機はもちろん、180℃くらいの低温の油なら耐えられます。 ただ、高温の油や直火では溶けたり曲がったりするので、菜箸代わりに使うのは避けた方がいいでしょうね。 わざわざ食洗機対応をうたう箸の中にも、短期間で曲がったり剥げる詐欺商品があるので、注意しましょう。 家族5人なので、20膳分買いましたが、箸立てに入れているのは、15膳分くらいです。 ちなみに、マグカップとしては使えない、キリン生茶パンダのマグカップを箸立てとして使っています。 箸の先を上にしているのは、カバーがないため、底にホコリが溜まりやすいからです。 (先端恐怖症の人には申し訳ない画像です) その底には、滑り止めとして大き目のシリコンカップを入れています。 これがないと、箸の先が大きく広がってしまいますので。 SPS樹脂の箸が家庭でどれくらい長く使えるか、今後検証していきます。 半永久的に使えるステンレス製の箸もありますが、SUS430品を買わないように注意しましょう。 ステンレスでも錆びやすいですし、加工も容易で、本来安価なのに高値で売られていることが多いようです。 どうせ選ぶなら、磁石に付かないSUS304の18-8ステンレス箸にしましょう。 (お知らせ) noahnoah研究所は、2016年2月から "http://ito.o.oo7.jp/nnl/" に引っ越しています。 従来のサイト "http://homepage3.nifty.com/nnl/" や "http://freett.com/nnl/" にはアクセスできません。 お手数ですが、ブックマーク先は "http://ito.o.oo7.jp/nnl/" に変更してください。 → 伊藤@横浜のROOMへ行く → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)の画像および文章は、出典元を示していただければ、私に事前許可を得ることなく、引用していただいても構いません(出典元を示さず盗用しないようにお願いします)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2016.12.10 11:53:09
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