ラーメン二郎 京都店(京都府)300315-28
控えめ(ニンニクマシマシ)¥680 豚増し¥150どうして二郎はこれだけの市民権を得たのか。美味さか?美味いラーメンは世の中に強(したた)かある。安さか?安いラーメンは世の中にぎょうさんある。量か?ボリューミーなラーメンは世の中にそれほどない。こんな自問自答を繰り返していると二郎の二郎たるゆえんに近づくことができる。美味くて、安くて、ボリューミー。これを兼ね備えたラーメンがどれだけあるだろう。そんな低所得者層向けラーメンの象徴が「二郎」なのだ。昨今は、働き方改革だのハラスメントだの世の中はいささか小難しいこと言う。そんな中にあって「コスパがよい」というシンプルかつ分かりやすいスタンスをとっているものに人々は吸い寄せられる。シンプルかつ分かりやすいスタンスを求める人々。そんな人たちが良いかどうかは分からない。二郎を求める人がいる。その事実があることだけは確かなのだ。しかしながら二郎を「ただのコスパのよい食べ物」というシンプルな答えで終わってよいはずがない。私たちに、多くの感情を思い起こさせるダイナモ、二郎。全てのハラスメントの生みの親、二郎。多くの中毒者たちを束ねるカリスマ、二郎。再び京都に来る日も、そう遠くはない。★★★★☆4.0かなり麺が伸びていた。助手のオネエチャンの笑顔が眩(まぶ)しかった。トントンだねトントン。