自閉症だったわたしへ・ドナ ウィリアムス
仕事が終わって、ふと、テレビを見上げたとき、ドラゴン桜の予告編CMがながれていました。最近ドラマをちゃんと観ていなくて、どんな展開になっているのかな、とTBSのHPを開いてみたとき、以前、大好きだったドラマを思い出し、なにげなく検索をしてみたのが、きみがおしえてくれたこと。もう、5年前のドラマです。憶えている方、いらっしゃいますか?おはようございます。leonaです。当時、私は日本におらず、レンタルビデオやさんで、2週間~1ヶ月遅れで到着する日本のドラマを週1,2本かりるのが楽しみのひとつでした。そのときに出会ったのが、このお話。主演はともさかりえさんと、上川隆也さん。高機能自閉症の女の子と、心に傷を負ったお医者様が主人公です。当時、このドラマをめぐって賛否両論の議論が交わされたそうですが、素直に、りえちゃん演じる繭子のせりふの綺麗さ、他人の感情を理解・共感できない彼女なりに家族や慎一(上川隆也)を思いやる様子がとても愛おしくて、毎回観ていました。繭子は慎一のことを「センセイ」と呼んで、いろいろなことをおしえて、と純粋に求めます。慎一は過去の心の痛手から目を背けて生きていますが、次第に心を通わせていきます。「センセイ」から「慎一さん」に変化していく様子も、とてもよかったです。「自閉症だった私へ」は、ドラマの原作になった本のなかの一冊です。(実際には、スタッフは膨大な資料・書籍を読んだとのこと)以下は、ドラマサイト内にある、著書紹介よりコピペです。*********************************『自閉症だったわたしへ』(原書名:NOBODY NOWHERE)ドナ・ウィリアムズ【著】(Williams,Donna)河野 万里子【訳】 自閉症の著者が自ら幼い頃の記憶をたどり、精神的世界を綴った本書は、92年にイギリスで出版された後、十数か国語に翻訳される世界的ベストセラーとなった。著者ドナ・ウィリアムズは1963年、オーストラリアの都心部に生まれ、幼い頃は両親と兄、弟、そして同じ敷地内に住む祖父母に囲まれて育った。しかし、ドナが成長するにつれ家庭の中は荒れ始め、一方、ドナは「自分の世界」と「世の中」とのズレに悩む。そして、大学卒業した後の25歳のとき、精神医学の本を読んだことをきっかけに、自閉症であることに初めて気づく。以来、ドナは本当の自分の居場所を探し求めるとともに、自閉症についての造詣を深めていく。現在は執筆、講演など幅広く活動を行っている。 *********************************彼女は障害をもっていて、一般的な表現方法は違っていても、みんな同じように、うれしい、たのしい、悲しい、さびしいはある、と思う。恋する気持ちもいっしょだし。ちょっぴり長編の小説ですが、これから秋の季節を迎え、取り組む本のひとつにしてもいいかも、と思います。5年も前のドラマだけれど、サイトは今でも存在していました。台詞集を読んでみてください。きれいな言葉が、当時のまま残っています。君がおしえてくれたこと