506847 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ある日どこかで

ある日どこかで

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

2007.04.10
XML
カテゴリ:アメリカ映画
≪やっぱり家族愛がものをいう≫




愛する妻、そしてかわいい3人の子供達に囲まれ、ボクサーとしても将来を嘱望されていたジムは幸せに暮らしていた。しかし、ある時の怪我がきっかけで次第に勝利に見放され、引退を余儀なくされる。折りしも大恐慌で世間には貧困であえぐ人が続出。そんな中ジムも日雇い労働で僅かな日銭を稼いでいた。そこへ、一夜限りの復帰戦の話が来るが…




大恐慌の時代の映画は数あるし、ボクシングを話題にした映画も多い。その2つが大きな要素となり、しかも実話というのがこの作品です。こういうボクサーがいたんですね。


一時は頂点にいたボクサーも勝機を失い、そして時代が時代だけにとても苦しい生活を強いられます。危険なボクシングを辞めてほしいと願っていた妻は、ボクシングをしてほしくはないけれど、それでも家賃は溜まり、電気も止められて子供は病気になり、もうどん底になって家を出ることも考えます。そこでジムが取った行動は、決してそれだけは、そのプライドだけは保っていたかった、と言うものを押しての行動でした。家族の為にはプライド云々ではなかったのです。そのおかげで一命を取り留めた息子。しかし、借金は相変わらず減るわけではありません。

観ているだけで辛くなる展開。この時代、こういう話ばかりなのでしょうが、このジムは言葉数が多いわけではないし、そういう話をしているわけではないけど、「絶対にあきらめない」と言う信念があったように思います。だから、最後の結果が良いものになったのだと。

「決して希望を失うな」。言う事は簡単なのですが、なかなか難しい事です。働きたくても職がない、どんなに働いても一向に生活は楽にならない。でも、絶対に望みを持っていなくてはいけないんだ、と思えます。
こういう映画を観た後は、必ずそう思うんです。その思いが持続できなかったり、「どうせ映画だから」とか思ったりするんですけど、これは実話ですからね。説得力があります。


それにしてもいつも思うのですが、ボクシングって人生の縮図なんでしょうか。ボクシングをテーマにした映画は真剣味が半端ではないので感動的です。私は実際のボクシングの試合は痛そうで見られないんですが、映画だと観てしまうんです。
本作のボクシングシーンも迫力満点で顔をずっとしかめていました。

正直ラッセル・クロウなので(?)あの暗い、悲惨な状況の中いつ切れてしまうんだろうか、というハラハラ感がありましたが、ここでは耐え忍び、ボクシングだけではなく本当に心の強い男性を演じてくれました。

長いですが、特に後半ボクシングの試合シーンからは思わず見入ってしまいました。


CINDERELLA MAN
2005年
監督:ロン・ハワード
脚本:クリフ・ホリングワース、アキヴァ・ゴールズマン
出演:ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ、クレイグ・ビアーコ、ブルース・マッギル


DVD





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.04.10 17:00:04
コメント(2) | コメントを書く
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事


Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Archives

・2024.04
・2024.03
・2024.02
・2024.01
・2023.12

Favorite Blog

(旧)虫プロのアニ… mizumizu4329さん

Cayos Wonderland cayo414さん
E KOMO MAI!☆nanaku… ナナクリさん
明日に架ける橋。 ほしの部屋さん
ADELA AVENUE chelsea2426さん
HYDE☆アニメ♪ミュー… ぶんちゃん7937さん
こぶたのベイブウ映… こぶたのベイブウさん

Category

Freepage List

Comments

ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

© Rakuten Group, Inc.