合成界面活性剤とは、なんぞや?
2006年1月5日
界面活性剤って悪いって聞くけど、ホント?
答えは否。お米のとぎ汁だって、お砂糖だって界面活性剤です。
界面活性剤は、水分と油分をなじませてくれる物で、もちろん純な石けんも界面活性剤です。
ここで区別をしたいのが、”合成”界面活性剤!
合成界面活性剤は、色々な種類があって、それぞれにスゴイ効果を持っています。
まずは、洗浄作用!
超乳化! オイルと水分を混ぜて安定したクリームを作ります。
超湿潤・浸透! 成分を均一に広げしみこみやすくします。
超気泡! 泡立ちを良くし、さらに持続させます。
超柔軟・湿潤! 表面を滑りやすく柔らかくします。
超静電気を抑えます!
そして、超殺菌!
おお、なんて便利。まさに夢の成分です!
ただし、この合成界面活性剤、やっぱり良くない成分のようです。
合成界面活性剤には「タンパク変性作用」と呼ばれる性質があって、びっくりするほどの浸透力で体の中のタンパク質を破壊して行くらしいんです。
バリヤゾーンを破壊しまくり、ぐんぐん浸透する合成界面活性剤・・・他の化学物質と一緒に体内に侵入するとその化学物質の毒性を何倍かに強くすることもある、らしい。
そして、ほんの少しですが血液にも侵入して行きます。
侵入した合成界面活性剤は、排出されず蓄積して行くのみ。
血液に運ばれた合成界面活性剤が、体の中をぐるぐるぐるぐる。
ひどくなると、バリア機能が低下して、少しの刺激でも肌が反応するような敏感肌に・・・。
これって、例えば、合成界面活性剤で手荒れした人が、放っておいたら全身に荒れが広がっていた、なんてこともあり得る、よね。
そうなんです。前回書いた合成洗剤荒れの行く末、是非読んでいただきたいです。
だって、きゃーっ!って思う程、そのままなんだもん!
私は、今まで「合成界面活性剤は、どうやら良くないらしい」とは思っていたケド
「だからといって使っていても害は実感できない」って思っていました。
でも、実感しちゃったんです。目の当たりにしたもの。
自分がそうなったら、身近な人がそうなっちゃったらイヤだなって思います。
だから、多くの人に知ってもらいたいな。
知る事って、とっても大事。
すべての人に、「合成界面活性剤を使わないで!」なんてコトは言えません。
私だって、ボンドないと困るし、お化粧品も必要だと思っているし、ペンキを塗りたい時だってある。
あらゆる便利な物に使われまくっている合成界面活性剤、なくてはならないものになってしまっている気がします。
何度も書くけど、知る事って大事。
タバコをやめない人だって、害を知らずに吸っているワケじゃないでしょ?
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