[野鳥]の記事一覧 | のん木ぶろぐ

コガラ

野鳥が、段々と少なくなって来ました。夏になると、南の方からの珍しい野鳥が少なくなり、どうしても留鳥頼みか水辺の鳥が、野鳥愛好家の方々のブログには多くなってくる傾向の様です。そう言う私も全くそうなのですが、今回は留鳥のコガラです。スズメ目シジュカラ科なので、シジュウカラにとても良く似ていますが、頭の黒い部分が違っていてコガラは、地方では「カマかぶり」などとも呼ばれています。12.5センチ程で、シジュウカラよりは少し小さめです。巣穴は、他のシジュウカラ科の鳥が、キツツキなどが開けた穴を利用するのに比べ、すべて自作という頑張り屋でもあります。餌は、昆虫・蜘蛛・植物の種子などで、つがいで居る事が多く、強い縄張り意識を持っています。図鑑などには、何処にでも居るように書かれていますが、場所と時期は年間通して比較的限られているように私には思えます。目立たない地味な野鳥ですが、なかなか可愛らしい鳴き声で森の中にいる時、癒してくれます。

2019/07/24

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イソヒヨドリの幼鳥

意外な場所で、イソヒヨドリの幼鳥を発見しました。イソヒヨドリと言えば、４月中旬頃から急に綺麗な独特の鳴き声で現れて、５月の初旬頃に子育てを初めて、いつの間にかいなくなってしまうという感じですが、本当は留鳥なのだそうです。留鳥と言われる野鳥の多くは、一年中見られるものもいますが、ヤマセミなどのように冬にしか姿を確認できない鳥も多くいます。イソヒヨドリもヤマセミと同じように、一年で一時期にしか見えない野鳥だと言えると思います。そんなイソヒヨドリの幼鳥を本当に偶然にも、街中ではなくて以外にも森の中の堰堤で見かける事が出来ました。イソヒヨドリ成鳥のオスは羽が鮮やかなブルー、胸の辺りはオレンジ色と見た目も艶やかで、メスは小さな縞模様の沢山ある地味な鳥です。最初に、この鳥を見た時には何の鳥なのかが、はっきりとは分かりませんでしたが、全体の雰囲気とクチバシの独特な形、そして尾羽のブルー羽からイソヒヨドリだという事が分かりました。良く見ると肩の辺りに産毛のような物もまだ残っていて、巣立ったばかりの幼鳥である事も確信しました。通常は５～６個程度の卵を産んで、ヒナは最初濃いねずみ色をしているそうです。イソヒヨドリの成鳥は何回も見た事があるのですが、巣立って少し経った幼鳥を見るのは今回が初めてで貴重な体験をしました。見かけた場所も森の中の堰堤にある、倒木の木の上という場所だったのが、本当に意外でした。良く見かける鳥でも、メスや幼鳥は見かける機会が少ない事と、それらの知識が無い事で、結構見過ごしている事も多いのではないかと思います。

2019/07/19

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ゴジユウカラの求愛

森の中では、ゴジュウカラの姿を巨木で、良く見かけます。ゴジュウカラは結構スマートな鳥で、器用にどんな格好でも出来て、木の中にいる虫などを探して食べています。普段は、数羽で行動しているようですが、この季節に相手探しの時には単独で行動する事もあるようです。一羽のシジュウカラを撮影していると、何処からともなく一羽のシジュウカラが飛んで来て、口には何かエサのようなものを咥えていて、それを待っているシジュウカラに渡しました。最初は親子かと思いましたが大きさもほぼ同じで、そのまま食べていましたので、どうやらオスがメスにプレゼントしているようでした。ゆっくりと渡すというのではなく、結構なスピードで渡して、すぐに飛び立っていきました。既に結婚の約束でもしているのか、オスの方は一生懸命です。７月に入り、もうほとんどの野鳥はペアも決まり、子育てに奮闘している時期の様です。その分、求愛の鳴き声なども聞こえなくなり、野鳥探しには難しい時になって来ましたが、これが毎年の自然の流れなので仕方ありません。写真のシジュウカラ達も、今は懸命に子育て真っ最中だと思われます。

2019/07/03

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久々のイカル

私にとってイカルという鳥は、秋の野鳥という感じですが、実際は留鳥で一年中日本に居ます。それでも印象的なのは、数年前に秋に森の中を歩いていると、何百羽という集団で硬い木の実を「バチバチ」という凄い音をたてて食べていて、その音が山火事のように思える程で驚いた事です。今回は、キャンプ場で早朝に見かけました。結構大きく見えたのでイカルだとは思いませんでしたが、撮影した画面を見てイカルだと分かりました。イカルは、スズメ目アトリ科。太くて黄色なくちばしが特徴的で、オス・メス同色です。木の実を器用に回したり、転がしたりするので昔から「マメマワシ」「マメコロガシ」「マメワリ」などと呼ばれていました。とにかく集団での姿が印象的なので、単独で今に時期という事に少し驚きました。キャンプ場には他には、カケスなども頻繁に姿を見せていましたが、早朝に声はすれども姿を見せなかったのは、やはりアカショウビンでした。

2019/06/29

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伝説の怪鳥トラツグミ

「鵺・ヌエの鳴く夜は恐ろしい」これは横溝正史原作の映画、「悪霊島」のキャッチコピーです。キャンプ場の管理人さんと話していると、偶然にも野鳥の話題になり、この時期は夜が更けると何処からともなく、口笛によく似た寂しい鳴き声が聞こえて来て、余りにも寂しい鳴き声から幽霊鳥・地獄鳥とか呼ばれているとの事を聞きました。その鳴き声の主は、トラツグミだとは知っていましたが、昔はヨタカ・フクロウと共に聞こえていた鳴き声が、最近では殆ど聴くことが出来ずにいたので、キャンプ場での夜中が楽しみになってきました。管理人さんが教えてくれた通り、深夜になると真っ暗な森の中から、本当に寂しげな独特の鳴き声が、遠くなったり近くなったりして聞こえて来ます。古事記や万葉集では、伝説の鳥「ヌエ」の物だと恐れられていたそうです。トラツグミは、約30センチほぼヒヨドリぐらいの大きさです。私も撮影した事が有りますが、写真が見つからず図鑑の写真を載せました。スズメ目ヒタキ科、エサは昆虫類・ミミズ・木の実などで、怪鳥という感じではありません。本当に久々に、トラツグミの寂しい鳴き声を一晩中聴いた貴重なキャンプの夜。日常から離れ、懐かしい遠い昔にタイムスリップしたような不思議な感じが、いつまでも耳の奥に残っていました。

2019/06/26

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アカショウビン再び！

アカショウビンに会えるのも、後わずかになって来ました。夜明けとともに、アカショウビンの鳴き声が聞こえて、なかなか良い幕開けだったのですが・・・その後は、雲行きがだんだん怪しくなってきて、日中は小雨が降ったり止んだり霧が出たりと、最悪の展開となって来ました。ここでも最近、アウトレットで買ったレインウエアが力を発揮して、カメラにはカバーを付けて森の中を歩くという事になりました。森の中では巨木が多く、葉っぱのお陰で直接雨が当たるという事は少なかったですが、それでも大粒の雨だれが落ちてきます。こんな日には、さすがに森の中には誰も居ません。こんな日はダメだ。と諦めかけて帰ろうとした時・・・私の真後ろから突然、アカショウビンが飛んできました。まさに、可哀想だったから出て来てやった・・・という感じでしたが、雨に濡れた濃い緑一色の中に、深紅のアカショウビンの姿は、感動するほどの美しさでした。今年は、前回に続き再び会う事が出来て、本当に運が良かったという意外には言葉がありません。これから夏の間には、これという野鳥は居なくなってしまい、私にとっては秋の訪れを長く待つばかりとなります。

2019/06/20

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バーダー憧れのアカショウビン

鳴き声は聴こえるが、なかなか姿を見る事の出来ないアカショウビン。毎年、５月のゴールデンウイーク明け頃から、６月中旬までと限られた期間に限られた場所でしか見えないために、毎年見るのはなかなか難しいアカショウビンです。今年は、どうにか見る事が出来、一安心です。今年は、テントで夜明けを待って撮影に臨みましたが、日の出とともにアカショウビンの鳴き声が聞こえた事に、本当に驚き感激しました。

2019/06/11

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ソウシチョウ

毎年見かける場所で、今回も沢山のソウシチョウと会えました。期待通りの野鳥に会えない時に、いつも慰めてくれるのがソウシチョウです。今回は、そんなソウシチョウをまとめて写しました。害鳥とは言われていますが、もともとは人間が悪いのでソウシチョウに罪はないのですが・・・森に出かける事があれば、山道の脇の笹の繁みなど気をつけて見て下さい。そこには多分、ソウシチョウが居るはずです。

2019/06/04

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その後のサンコウチョウ

いろいろの場所で鳴き始めたサンコウチョウですが、個体数はまだまだ少ないようです。メスの姿も見かけましたが、残念ながら撮影は出来ませんでした。薄暗くて枝に囲まれた場所を好むというのが、見つけにくく撮影しにくい、何とももどかしい限りです。

2019/05/28

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サンコウチョウ

鳴き声が、月・日・星と聞こえる所から、「三光鳥」(サンコウチョウ)と名前が付いたそうです。今年も、サンコウチョウの季節がやって来ましたが、まだ鳴き声が聞こえてくるのは少ないようです。私が今年初めて聞いたのは、５月７日。姿は探しましたが見る事は出来ませんでした。鳴き声が良く聞こえてくるのは、薄暗い杉林や竹林の中が多いようで、毎年撮影には光と障害物が多くて苦労します。今回は杉林で鳴いて、近くの明るい森の中に飛んで来た所を、如何にか撮影する事が出来ました。オスは３０センチもある長い尾羽を、ひらひらさせながら飛び回り、その飛び方は非常に幻想的です。５月頃に日本に来て繁殖、秋になって南方に帰りますが、その時には綺麗な長い尾羽は無くなっています。これからパートナーを見つけて子育てをする間は、鳴き声も大きくなり、盛んに鳴き交わす事が多くなってきます。その時が、撮影するには一番の好機ですが、やはり明るい場所にとまるかどうかが、重要なポイントになります。その時を、これからしばらく探して見るつもりです。

2019/05/22

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アマサギ

アマサギは、白いサギでは最小です。ペリカン目サギ科　全長約５０センチ。冬羽は真っ白なので、コサギなどと見分けるのが難しい鳥ですが、夏には頭から首にかけてが「亜麻色」に変わり、それが目印となります。アマサギの名前の由来も多分、亜麻色のサギから転じたものだと思われます。食性は、昆虫類・魚類・甲殻類などと幅広く、昔は田植えの準備のために牛が田を引いている後ろを歩き、餌などにありついていたようです。何故か、私の住む高梁地域では、あまり見られないアマサギですが、東南アジアには広く分布しているようです。亜麻色と聞けば「亜麻色の髪の乙女」という曲を思い出しますが、「亜麻色」という言葉自体は昔のものではなく、比較的新しく出来た言葉の様です。

2019/05/17

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タケドリ

タケドリは、台湾固有種の野鳥です。分類としては、チメドリ科の中のガビチョウの分類に入るそうですが、チメドリ科は本当に多様な科で、以前にも紹介したマルハシ・ソウシチョウ・ヤブドリ・シマドリなども、大まかには仲間に入ります。慌てていて綺麗に写す事が出来ませんでしたが、全体的には地味な茶色で特徴的なのは、目の周りがブルーという事です。こういう所が、ガビチョウの仲間と言われる由縁かも知れません。日本のスズメ位の大きさで、ボンヤリしていると見過ごしてしまいそうな、本当に地味な鳥でした。台湾固有種という事ですが、稀に日本でも見られることがあり、ソウシチョウのように、将来日本で住み着いて増えるようになるかもしれません。

2019/05/15

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アカゲラ

アカゲラは県北の森の中に居て、決して珍しくはないのですが、なかなかジックリと見る事が少ないので、私はあまり撮影していません。最近ではアオゲラの方が見る事が多く、アオゲラも数年前までは北の方でないと見られなかったのですが、最近では私の住む岡山県中部でも見られます。ところが、同じキツツキ目キツツキ科でもアカゲラは、県北でないと未だに見る事が出来ません。この違いは、どこから来るのかはハッキリと分かりませんが、気温の変化が影響している可能性はあるのではないかと、最近は考えるようになりました。アカゲラには、他にもオオアカゲラという種類もいますが、オオアカゲラはアカゲラより一回り大きく、頭の赤い部分も広くて、アカゲラにある背中の白い羽が、これほど大きくありません。北海道などには、黒くて頭の赤いノグチゲラという種類の、珍しいキツツキもいます。キツツキは、新しい木に穴を開けて中の虫を食べて生活して、木を枯らしてしまうように思われがちですが、実は朽ちて枯れそうな木の中にいる害虫を食べていて、林業関係者の間では益鳥として知られています。静かな森の中を歩ていると、キツツキのドラミングが聞えてきて、自然の雄大さをいつも実感させてもらっています。

2019/05/13

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ブッポウソウの羽根

県北のブナの森で、ブッポウソウの羽根を見つけました。どの野鳥の羽根か分からず、ネットや羽根辞典などで調べましたが、素材が少なく断言する事は出来ません。最初は、カケスの羽根ではないだろうかと思っていましたが、調べるうちにカケスではない事が分かりました。茶色の羽根と白い部分、紫色の光沢がある部分、これらに一番合っているのがブッポウソウでした。我が町のとなり、吉備中央町にはすでに今年最初のブッポウソウが来たそうで、時期的には県北に居ても不思議はないようです。最初に書いたように、これで間違いないという事は言えませんので、そこはご理解ください。全ての羽根が揃うとか、特別珍しい種類だと分かりやすいのですが、中々少ない羽根から鳥を確定する事は難しい作業ですが、それでも、どうにか鳥が確定すると謎が解けたようで大変嬉しいものです。

2019/05/09

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キビタキ再び

前回は、悪天候のため綺麗に撮影出来なかったキビタキですが、快晴の日に今度は写せました。とにかく黄色の鮮やかな夏鳥ですので、５月の新緑と本当に良くマッチします。残念ながら今回も背中が写せませんでしたが、今回はこれでお許しください。

2019/05/07

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鳥の巣

草刈りをしていて、鳥の巣を見つけました。中には卵は無くて、多分巣立った後の物だと思われます。何の鳥の巣か、巣の状態や時期・場所などから色々と調べてみると、断定は出来ませんが多分、ホウジロの巣ではないかと思われます。直径約11センチ、高さ約3センチ。細い植物のツルや木の皮、ビニール紐、そして鳥の小さな羽毛などから、渦巻き状に繊細に造られています。ところどころに葉っぱや木の実などもあり、卵のあった場所は、特に柔らかい物を敷き詰めて丁寧に作ってあります。裏側はこんな感じです。ホウジロは、スズメぐらいな大きさの鳥ですので、素材を集めて作るのに結構時間がかかると思われます。苦労して造られた巣は、軽くて柔らかくて本当に暖かそうです。子育てのために、穴を掘ったり巣をこしらえたり、この時期の野鳥達は、なかなか忙しく本当に大変そうです。

2019/05/04

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オオルリ・メス

久々に、オオルリ・メスの姿を確認しました。オオルリのメスは本当に地味で、なかなか見る事が出来ませんが、今の時期はオスの姿を探していると一緒に居る事も時々あります。他にもキビタキ・メスなども大変良く似ているので、見分け方には苦労します。特に今回のように天気の悪い日には、見分けが全くつかずに苦労します。今年は、いつも見ている場所にはオオルリの姿が少なく、意外な場所で多く見るので全体的には数は、平年とあまり変わらないように思います。もう少しすると一年で一番、野鳥マニアには忙しい時期がやって来ます。サンコウチョウ・アカショウビン・ブッポウソウ・・・次から次へと目が離せない野鳥の登場です。

2019/05/02

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キビタキ

早くも森の中で、夏鳥のキビタキの姿を見ました。森の中でオオルリの姿を見つけて撮影していた所、そこにキビタキが飛んで来ました。オオルリは鮮やかなブルー、キビタキはオレンジ色と、どちらも色彩が綺麗な野鳥で、バードウォツチャーには人気がある野鳥です。オオルリもキビタキも夏鳥ですが、目にするのはオオルリの方が多い気がします。大きな声でさえずるのはオオルリなので、その分目立つのかも知れませんが・・・なかなか低い場所にとまりませんでしたので、背中の鮮やかなオレンジ色は見えなかった事と、小雨の中で光が少なく、全体に黒っぽくしか見えなかった事が残念でした。

2019/04/30

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カケス

２月２２日、工房の近くで初めて見たカケスですが、県北では結構頻繁にみられる鳥です。県北、車を停めてスマホを見ていると、窓の外にカケスがやって来ました。今の時期、巣作りをしているのか、口には苔・草・小枝などいっぱいに咥え、一生懸命素材を集めていました。これ程、良く見られるカケスですが、詳しい生態などは、まだはっきりしていない事が多くあるそうです。カケスは、羽の中にあるブルーが魅力で、羽を広げて飛んでいる時にはブルーが目を惹きます。今の時期・県北の渓谷では、ミソサザイが甲高い声で鳴いて春の訪れを告げ、これからは南方から次々に野鳥がやって来ます。

2019/04/25

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オオルリ

４月７日に、今年初めて見たオオルリですが、数はまだ多くありません。一番最初に見た場所は、毎年見る同じ所でしたが、その後は場所が少し上流に変わりました。オオルリの場合は、かなり甲高い声でさえずるので、その方向を探せば発見する確率は高くなりますが、大きな声で鳴いている時には、かなり高い木の天辺当たりの事が多く、見つけても撮影する事は難しくなります。撮影の狙い目としては、鳴いている高い場所で姿を確認しておき、少しさえずりが収まってから下の方の枝に移動した時がチャンスです。しかし、その時が２～３分後か、１時間後かだけはオオルリに聞いてみないと分かりません。押し並べて野鳥写真の上手な人は、いかに長い時間じっと我慢して、野鳥の動きが待てる人かどうか・・・これが大きな資質の様です。そういう意味では、私はダメです。

2019/04/22

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アオゲラ

工房に向かう途中の、山道横にある竹林の奥で、アオゲラ・オスを見つけました。それまで工房の周りには居なかったアオゲラが、数年前からは工房の周りでも頻繁に鳴き声だけは、聞くようになりました。姿はなかなか見る事が出来なくて、１月９日のブログには、新見の方で見かけたアオゲラ・メスを紹介しました。今回は、竹林の奥の方で、辛うじてアオゲラの居た場所に陽が当たっていたので、手前の方の葉っぱや枝が邪魔をしましたが、証拠写真程度には撮影出来ました。それでも幸運だったのは、頭の部分が分かるように写っていて、このアオゲラがオスであることが判明しました。アオゲラのオス・メスの判別は、頭の部分にある赤い羽根で、これが大きく後ろの方まで太く赤いのがオスで、メスは赤い部分が小さく後ろの部分は、途中から細くなっています。今回見たアオゲラ・オスも、近くで明るい場所で見ると、本当に綺麗だったろうと思います。今の時期はオオルリですが、アオゲラ・オスも目立たず地味ですが、森の中を飛んでいるようです。これからメスの姿が確認できれば、春は繁殖の時期なので、もっと多くの個体を見る事が出来るかも知れません。

2019/04/21

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ヒヨドリの羽根

ヒヨドリの死骸を見つけました。今の時期、満開の桜の蜜を吸いに来ているヒヨドリですが、夢中になる余り外敵に襲われる事も多いようです。羽根を少し頂きました。ヒヨドリは見た目、青灰褐色で尾羽は長く、風切の内縁は淡い茶色です。初列風切・次列風切・三列風切・大雨覆・初列雨覆・尾羽などです。思っていたよりも、小さなウエッグ・フラフと呼ばれるフワフワした部分が多いので驚きました。頬意外にも茶色の羽根がある事も、初めて知りました。それにしても野鳥の羽根の神秘さには、いつも感心させられます。

2019/04/15

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メジロと桜

工房の桜が満開になりました。多くの鳥達が集まっていますが、メジロが一番多いようです。桜の花の中にある蜜を吸う時には、結構体を伸ばしていますが、一休みの時には丸くなっています。満開の桜の中を忙しなく移動するので、体全体が見えるのは僅か一瞬です。我われ人間にとってもメジロにとっても、今が一番いい季節なのかも知れません。

2019/04/12

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オオルリ来ました

オオルリの姿を昨日、確認しました。２０１５年には、４月７日に初めてオオルリの姿を確認していますので、今年もほぼ同じ時期にオオルリがやって来た事になります。記録を付け始めてからだと、２０１５年が最速の飛来日でしたが、今年も殆ど同じ日でしたので今年のオオルリ飛来日は、例年になく早い事になります。少しひんやりとした谷川の枝で綺麗な声でさえずっていたので、姿はすぐに見つける事が出来ました。カメラのファインダー内にオオルリの姿を捕らえると、鮮やかなブルーが目に飛び込んできて感激しました。今年は残念ながら、ルリビタキの姿を一度も見る事が無くて、同じブルー系の鳥でオオルリの姿も見る事が無いのでは・・・と心配していましたが、今年は思いがけず早めに会えたので安心しました。これからは、しばらくオオルリの季節が続きますので、出来るだけ撮影したいと思っています。綺麗な、さえずりと姿で、当分は野鳥ファンを楽しませてくれそうです。

2019/04/09

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イソヒヨドリ

今年も、昨年とほぼ同じ時期に、イソヒヨドリが姿を現しました。昨年のブログは、３月３１日に載せていますが、鳴き声が聞こえ始めたのは２週間前と書いていますので、今年とほとんど同じです。野鳥は、体内時計で時期や季節を感知するようですが、それにしても素晴らしい能力だと感心します。特に朝、良く綺麗なさえずりをしていますので、近くにメスが居るのだと思いますが、メスの姿はまだ見ていません。イソヒヨドリのメスは本当に地味なので、なかなか見る事が出来ません。狙い目は、巣作りと子育ての時期なので、巣作りの場所さえ見つければメスの姿は見られると思います。カメラの望遠でないと、イソヒヨドリの羽の美しさが分からないのは本当に残念ですが、さえずりの美しさは誰にでも分かるので、時々耳を澄ませてみて下さい。

2019/04/01

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台湾ぶらり　カンムリオオタカ

台湾固有亜種のカンムリオオタカに会えました。台北植物園は朝から生憎の雨で、散歩をしている観光客も地元の人達も少なく閑散としていました。植物園での時間も残り少なくなってきた頃、大きなシダの葉っぱの間から見えるフェンスの上から、こちらを見つめている鋭い視線を感じました。台湾固有種のカンムリオオタカでした。平均全長約・４２センチ、オオタカという名前ですが、タカとしては小柄で大きくはありません。このタカを発見する少し前から、この辺りの小鳥達の鳴き声が聞こえなくなったのは、カンムリオオタカが小鳥などの獲物を狙っている事を、察知したからかもしれません。山の原生林などに生息して、一年中見る事が出来るそうです。滞空旋回の時間が短く、大体５分程度と言われています。日本のオオタカと様相が違い、実物を見ると小雨のために周りの緑が美しく、カンムリオオタカも作り物のように綺麗でした。後ろ頭に飛び出た羽が冠のように見える事から、この名前が付いています。５分程度近くにいてから、その後飛びたちかなり離れた木の上にとまりました。二年前には見ることが無くて、今回まさか猛禽類をこの植物園で見られるとは思ってもいませんでしたので、本当にこの出会いを嬉しく思いました。それにしても台北植物園の懐の深さを、改めて感じた時間でした。

2019/03/14

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メジロと梅

梅は満開状態になり、メジロの集団が集まっています。メジロは小さい事と動きが速いので目立つようですが、なかなかじっくりと見る事が出来ません。ウグイスも鳴き始めて、梅に居るメジロをウグイスと間違えている人も多いようです。ウグイスは、メジロに比べると本当に地味で、普段は藪の中に様な暗い場所で鳴いている事が多いです。通常は１０羽位の集団で行動しているようですが、留鳥なので一年中見る事が出来ます。でもやっぱり、メジロが一番目立っているのは、梅や桜が咲いている時期のように思います。

2019/03/01

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シロハラ

山茶花の花が、本当に綺麗に咲いていました。今年は少し、野鳥の数が少ないように思います。例年だと、工房の餌場にもミヤマホウジロ・アオジ・メジロ・ホウジロ・ジョウビタキなどが、頻繁に姿を見せてくれるのですが、今年は姿を見る事があまりありません。昨年、この時期に見たルリビタキは、今年は一度も見ていないのが現状です。そんな中、今年も工房庭の落ち葉の中でゴソゴソ落ち葉を掻きわけて、落ち葉の裏や下にいる小さな昆虫を探しているのはシロハラです。結構大胆に落ち葉を掻きわけてエサを探している様子は、少しユーモラスです。冬鳥で、この時期は大陸から渡って来るのですが、あまり特徴もないので注目されることはありません。私は、結構好きな野鳥なのですが・・・もうすぐ春がやって来ます。ヤマセミやルリビタキの季節は終わり、これからはウグイス・メジロ・ミソサザイなどのさえずりが聞こえてくるようになります。

2019/02/26

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カケス

工房の近くの森で、初めてカケスを発見しました。本当に驚きました。今まで一度も私の周りで見た事のないカケスを、数日前ルリビタキを探している時に偶然見かけました。発見する少し前にカケスらしい鳴き声を聴いたのですが、まさか、この辺りにカケスが居るとは思いませんでした。私が、カケスを良く見かけるのは県北の森で、そこではアカゲラなどとともに、カケスの姿を良く見かけていました。高梁にも以前から居て、ただ私が気づかなかっただけなのか、居なかったのか・・・そこの所はハッキリ分かりません。数年前からは、以前は居なかったアオゲラも最近では時々見るようになったり、これも県北にしかいなかったソウシチョウの集団を見かけたりと、何か自然界の野鳥の世界も、少しづつ変化してきているようです。まぁ、鳥には羽があるので、何処に飛んで行っても不思議はないのですけれども・・・工房庭の梅も、ほぼ満開状態となりました。

2019/02/22

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ヤマセミ

今年になってからのヤマセミの写真が、溜まりましたので載せておきます。お恥ずかしいですが、私の腕ではこんな所です。頑張ります！

2019/02/17

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なかなか会えないルリビタキ

今年の冬は、なかなかルリビタキに会う事が出来ません。昨年の今頃には、例年には珍しくいろいろな場所でルリビタキを見る事が出来て、沢山の写真を写せましたが、今年は全くルリビタキの姿を見ません。そんな中で今年、一度だけルリビタキ・メスを見る機会がありました。ジョウビタキのメスとよく似ていますが、ジョウビタキ・メスとの違いは、尾羽の部分が青い事です。写真で見ると羽などの部分も違いますが、肉眼ではほとんど分かりません。ジョウビタキ・オスとルリビタキ・オスは、ハッキリと違いが分かりますが、メスは地味なために、どの種類も区別がつきにくい事も多いようです。下は、今年良く見かけるジョウビタキ・メス。ジョウビタキ・メスも可愛いです。詳しい事は分かりませんが、もう少し寒くないと、ルリビタキ・オスには会えないのかもしれません。

2019/02/13

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ミサゴ

県北の森の中で、ミサゴを発見！昨年の１０月９日、成羽川で初めて見たミサゴでしたが、今回は県北の森の中という意外な場所で出会い驚きました。生息域は、大きな川の河口・河川・池・沼など、比較的広くて大きな川などにいるようですが、今回は森の奥の養魚場の電柱の上にとまっていました。魚専門に狙うという事からすれば、川であろうと森であろうと、獲物の魚さえいれば良いわけですから、森の中の養魚場の魚を狙っていても不思議はないのですが・・・ただ森の中という一見、ミサゴとは関係ないように思える場所で、ミサゴと出会った事に私の方が、予想外だったというだけの事なのです。少しの間はとまっていましたが、私の気配に気づいたのか、その後は大きく羽ばたいて大空に消えて行ってしまいました。この場所では、ヤマセミの姿も時々見るので、ヤマセミも養魚場の魚を狙っていたのかも知れません。ちなみに、この養魚場で育てているのはヤマメで、ミサゴにしてもヤマセミにしても、かなり贅沢なグルメである事に違いないようです。

2019/02/07

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カワラヒワ

カワラヒワは本当に地味な鳥で、遠目に見るとよくスズメと間違われます。スズメ目アトリ科。大きさは約１３センチで、スズメより少し小さめです。今回も最初に見た時には、電線にスズメの集団がとまっているのだろうか・・・と思いました。近くで見るとスズメとは色合いが若干違うので、カワラヒワだと分かるのですが、離れていたり光の加減で見間違う事も多いようです。上の写真でも肉眼よりも随分寄っているので、スズメとは少し違う事は分かりますが、大きさや姿は本当に良く似ています。今回は２０数羽の集団で、田んぼに生えているイネ科の植物を食べていたようです。この場所から、急降下しては再び電線にとまっていました。この二羽は、手前がメスで奥がオスです。オスの方が頭の部分に緑色が多くて、全体的に黄色などの色合いが濃い目です。左がメスで右がオスです。この集団では、オス・メスの割合はほぼ半々でした。その後、しばらくは電線で休んでいましたが、カラスかトビが鳴いたことで一度に飛びたって行きました。その時には、田んぼの中に居た仲間も含めて、３０羽以上の集団になっていました。

2019/02/02

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ヤマセミ撮影

今年は、幸運にも沢山のヤマセミを見る機会があり、今まで知らなかったヤマセミの生態に驚きです。少し前になりますが、前の夜から降り続いた雨が、朝には上がった日がありました。それでも霧雨の時々降るような天候でしたが、時間が出来たので天気が天気だけに期待もせずにヤマセミの撮影に出かけました。ところが神様というのは本当に気まぐれなもので、こういう日には今まで居なかった場所、それも二ヶ所でヤマセミを見る事が出来ました。どこにいるかお判りでしょうか・・・実際肉眼で見るとこのような状態です。中央の枝に止まっています。このような場所で見かけるとヤマセミは、白っぽいビニールゴミと一緒に見えてしまいなかなか判別がつきません。カメラでズームしていくと、ようやくハッキリとした姿が捕らえられます。この日、この頃は小雨が降り始めましたが、何故だかヤマセミは１時間以上この枝から離れませんでした。寒さとカメラが雨に濡れるのが気になりましたが、幸いにもカメラ雑誌の付録に付いていたオリジナル・ラッピングクロスを持っていたので、それをカメラに覆って撮影しました。雨と寒さと、手持ちカメラのバッテリーを心配しながらの、大袈裟に言えば我慢と試練の撮影でしたが、ヤマセミに気づかれる事も邪魔をする事もなく、同じ時間を共有できた事を本当に嬉しく思いました。この時期に同じヤマセミに再び会えるかどうかは分かりませんが、もう暫くは辛抱に探して見るつもりです。

2019/02/01

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ベニマシコ

毎年探していたベニマシコに、ようやく会う事が出来ました。冬の時期、バーダーには人気のあるベニマシコですが、６年ほど前に見かけてから毎年探してはいるのですが、見る事はありませんでした。この時期、比較的簡単に見られるという方もいらっしゃいますが、私はなかなか出会う事はなく、私の中では幻の鳥となっていました。そのベニマシコが最近、カシラダカ・アオジなどを撮影している時に、藪の中から偶然現れて数枚だけ撮影する事が出来ました。ベニマシコは全長約１５センチ・オス・メス同じ大きさですが、オスは赤くメスは茶色です。平地の低木林・藪・草原などに生息していますが、警戒心が強くなかなか姿を見せないことも事実です。ベニマシコのマシコとは、サルの顔のように赤いという意味だそうです。再び会える事を願って、藪の傍にいるアオジ・カシラダカ・ホウジロの群れを、これからも飽きずに撮影してみたいと思っています。

2019/01/27

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アオジ

地味で目立たない野鳥ですが、なかなか自然への溶け込み方が上手なホウジロの仲間です。今に時期、良く見かける鳥ですが全国的には減少傾向にあり、県によってはレッドデーターに指定している所もあるようです。野鳥の名前で、「アオ」がつくと「ミドリ」を指すことが多く、アオジのミドリは周りの雑草と同化して、外敵から自分の身を守れるようになっています。全長約１６センチで、スズメより少し大きめです。さえずりは高い声でゆっくりした調子、主に地上の草の種子を食べたり、小さな虫も食べるようです。こう見えて警戒心は、他の鳥よりも強く基本は集団で行動しています。工房餌場にやって来るアオジですが、なかなか撮影する事もないので、今回は狙ってみました。大きく派手な野鳥もいいですが、身近で地味な野鳥にも惹かれます。

2019/01/24

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野鳥の名前

子供と一緒に覚えたい「野鳥の名前」という本を読みました。野鳥の本と言えば、やたらと沢山の種類が紹介されていて、余りにもみじかに居ない鳥ばかりで、観ていても面白くない本が多いです。ところが本書は、子供と散歩などしていて見かける、何処にでもいる鳥を取り上げていて、せめて名前や特徴を少しでも理解できるようにと、簡単に分かりやすく書かれてる事に好感が持てます。ただそれでも、身近な鳥では無いものが数種類載っていたり、文章が子供向けではない、かた苦しい文体となっている事が少し気になりました。いろいろと厳しい事も書きましたが、親子で知っておきたい野鳥としては、これだけ知っていれば十分だと思います。それからは、徐々に興味がある野鳥の種類を自分で増やしていけば、入門書としての本書の役割は果たした事になると思います。子供に、野鳥観察の楽しさを伝えるには、本当にお勧めの一冊です。是非どうぞ。

2019/01/19

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ジョウビタキ・メス

ジョウビタキのお嬢さんが、やっと姿を見せてくれました。今年は何故か、ジョウビタキの姿が少なく、今の時期だといつも姿を見せるジョウビタキのお嬢さんの姿も、見る事が出来ませんでした。そんな中、一昨日ようやくの事で、ジョウビタキのお嬢さんの姿を見る事が出来ました。私は、モズ・ルリビタキ、そしてこのジョウビタキ・メスの三羽が、身近な野鳥の中では三大美人ではないかと、つねずね思っているのですが如何でしょうか・・・この日は、赤い実を一生懸命に食べていましたが、アオジが来ると何処かに飛んで行ってしまいました。今、一生懸命にルリビタキを探しているのですが、まだ会えていません。もしかすると今年は、ルリビタキもジョウビタキ同様に、数が少ないのかも知れません。

2019/01/16

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マガモ

国内に飛来するカモ仲間の中で、最も数が多いのがマガモです。古来より人の手で家畜として飼われるカモ肉の中で、質・量ともに最高とされていて、人の生活に密着した存在です。オスの見た目、緑色の頭部で昔からマガモの事をアオクビとも呼んでいます。アヒルの祖先は、このマガモで、アヒルとマガモを掛け合わせたものがアイガモです。現在では、マガモとアオクビアヒルの違いは難しいのですが、一番大きな見分け方は体の大きさだそうです。ちなみにマガモよりアオクビアヒルの方が一回り大きいようです。普段、川ではなかなか見る事のないアヒルも沢山います。この場所には、千羽以上の水鳥が居るそうですが、普段は同じ種類でまとまって泳いだり、餌を採ってたりしているのですが、ここではお互いに交じり合って結構のんびりと過ごしています。私の住んでいる場所の近くでは、ここが一番大きな水鳥の居場所ではないかと思います。

2019/01/13

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カルガモ

日本人に一番身近な水鳥、それがカルガモです。春先になるとマスコミが挙って取り上げるのが、カルガモ親子のお引越し風景です。カルガモはメスだけが子育てをしますので、母親に見守られながらヨチヨチと歩く、可愛らしいヒナ達の姿がテレビなどで取り上げられると、それだけで普段は水鳥に興味のない人までもが、ほっこりと心が癒されるようです。どうして引っ越しをするのかと言えば、知らない人も多いのですが、餌の確保とヒナたちをカラス・タカ・ネコなどから守るためで、人間を喜ばすためではないようです。カルガモは、オス・メス同色ですが、オスの方が体も大きく、黒色も強いようです。「グェーグェグエ」と鳴き、河川・池沼・海などの水辺どこでも良く見かけます。くちばしの先が黄色なのが、見分けるのは一番分かりやすい目安です。名前の由来は諸説ありますが、マガモよりも軽いのでカルガモとなったというのが、簡単で一番分かりやすい説だと思われます。今回は、カモの中でも一番知名度の高い、カルガモの話題でした。

2019/01/12

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アオゲラ

アオゲラは、離れた場所では何回も見た事がありますが、今回は結構近くで見る事が出来ました。森の中の大きな湖、そのほとりの林道の木にとまっている所を見つけました。丁度その場所が、道から下を見下ろすような場所だったので、アオゲラも近くにもかかわらず、しばらくその場所に留まっていたようです。アオゲラのオス・メスの判別は、頬と後頭の所のトレードマークになっている、赤の部分の面積の多さによるのが一番分かりやすい方法です。それによれば多分、この個体はメスではないかと思われます。オス・メス共に繁殖期以外は、一羽で行動している事が多いそうです。こうして近くで見ると体全体の色彩が、思っているよりも艶やかな事が予想外でした。少し前までは、県北の森でないと見かける事のなかったアオゲラですが、最近は県中部辺りでも見かけたり鳴き声を聴いたりすることが増えました。一度だけ、交通事故にあったアオゲラを見つけて埋めた事があり、その時に少しだけ羽を採集させてもらい、今でも大切に保管しています。それでもやはり、生きているアオゲラの羽の輝きには、到底及ばないような気がします。

2019/01/09

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今年、初お目見えヤマセミ

お年玉でした。ヤマセミを長時間、まじかで見る事が出来ました。ある渓流を訪れ徐々に上流に向かっていると、道は渓流から離れて上の方に向かっていましたが、下の方からヤマセミ独特のキィキィという鳴き声。それでも車をＵターンするような広い場所がなく、仕方なく気持ちは焦るものの上に向かい、ようやくの事で下の方に戻り渓流沿いの狭い道へ、ゆっくりと車を走らせ窓から目を凝らしていると・・・いました。対岸の木の枝にヤマセミがとまっているのが見えました。正月そうそうヤマセミを見るのは、とても縁起の良い事です。昨年の暮れからは、高梁川の上を渡るケーブル上で見かける事ばかりでしたので、撮影するにも５０メートル以上あり、なかなかうまい具合に撮影出来ませんでした。しかし、今回は川幅の狭い渓流の対岸という事で、撮影には最も好条件でした。ヤマセミは同じ場所に結構長い時間いましたが、それでも数回場所を変えて岩の上から水に入り数回魚を咥えて岩に上がり、魚を岩にぶつけては食べていました。それら一連の行動は手持ちカメラの動画で撮影する事が出来ました。今回は、最初発見した場所から２００メートル位の範囲で場所を移動して、結構長い時間姿を見せてくれました。動画も写真も沢山撮影する事が出来、これが多分ヤマセミからの嬉しい、お年玉だったのだろうと思っています。

2019/01/08

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野鳥の餌場作りと修理

お正月も最終日,三日目となりました。今日は、以前から頼まれていた犬のペットドアの取り付けを行いました。外国で販売されていたものが、日本にはいつてきたようで、本来はドアの下の部分に穴を開けて両側からネジで止めるようになっています。所が新築の家で、これからドアを取り付けるなら良いのですが、すでに取り付けてあるドアに穴を開けて取り付けるのはどう考えても大変です。そう言う訳で、障子や襖の多い日本家屋では、別の板にペットドアを取り付けるというやり方をしている方が多いようです。私も今回は、別の板に穴を開けてペットドアを取り付けるという方法で、どうにか完成させました。その後、夕方になってから野鳥の餌場修理と二ヶ所新しい餌場を作りました。これから寒さも増して来ると、野鳥達も食べ物が少なくなるので、毎年工房庭でエサを与えています。常連はメジロ・ホウジロ・カシラダカなどですが、その他にも集まってる野鳥を見るのは楽しいものです。今日は、野鳥の餌場修理の話のつもりが、ペットドアの話題も書いて長くなり、申し訳ありませんでした。

2019/01/03

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キンクロハジロ

キンクロハジロは、餌をとるために１０メートルまで、潜水が出来るという優れモノです。１９７０年大阪・天王寺動物園で、初めて飼育下繁殖が成功したそうで、簡単には人工繁殖出来ない事を知りました。どこでも割とよく見かける水鳥ですが、休む姿が特徴的で首を曲げ、羽の中にくちばしをいれて休んでいます。金色の目、黒い体、その見た目が、そのまま和名の由来となっています。全長約４４センチ、全体にずんぐりとした体型の冬鳥です。カモには水面に逆立ちしてエサを捕るものと、水中に潜ってエサを捕る種類がありますが、キンクロハジロは後者です。キンクロハジロの主食は貝類ですが、暫く見ていても貝殻を吐き出すことはないので、多分すべて体内で消化していると思われます。他には、水性植物・水中昆虫・魚・カエルなどを食べるそうです。多くのカモたちがいる場所でも、キンクロハジロは目に付きやすいので、是非探して見て下さい。

2018/12/30

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オナガガモ

尾羽も首も長い、スマートなカモ、オナガガモ。オナガガモは、人をあまり恐れない水鳥で本州中部以北では、ハクチョウに混ざって多数が生息しています。名前の由来は、オスの尾羽の中央羽二枚が長い事に由来しているようで、この間からカワアイサ・ヒドリガモと紹介して来ましたので、今回が水鳥では三種類目となります。採食は夜間に水田や湿地などで行うことが多いですが、餌付けされた場所などでは一日中見る事が出来ます。水面で採食したり、逆立ちして水底の植物の種子・水草などが主食となります。水鳥の中では良く見かける種類なので、この鳥を覚えると急に水鳥に親しみを覚えるようになるはずです。是非、探して見て下さい。

2018/12/27

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ヤマセミに会えた

１１月２０日、三年振りに見かけたヤマセミでしたが、その後は全く姿が見えなくなっていました。ところが数日前に、前回見かけた場所の上流で再び、ヤマセミを発見しました。前回は二日続けて見かけたヤマセミでしたが、その後はブログでも紹介した通り全く姿が見えなくなっていました。それから一ヶ月以上、探していましたがヤマセミはなかなか現れませんでした。探しても探しても、なかなか見つからないのがヤマセミ。それでも三年振りに高梁川で見られただけでも良かった、そう思うと気持ちも落ち着いてきていました。それから約一ヶ月、以前の発見場所から上流に足を運ぶと、以前から気にかけていた場所にヤマセミを発見。その後電線からは、すぐに飛び立ちましたが、その周辺で数羽のヤマセミを見つけました。この場所は川よりも少し高い場所になっていて、撮影には適している最高の場所です。普段は、なかなか動画は撮影出来ないのですが、今回は結構動画を撮影する事が出来て大満足でした。多分、つがいは二組いると思いますが、狭い場所に二組も居るのも初めての経験でした。嬉しい事に、これから当分は、この場所でのヤマセミ観察が続きそうで、また報告出来ると思います。

2018/12/26

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可愛いエナガ

葉っぱが落ちた今頃は、小さなエナガ達の姿が良く見られます。エナガは留鳥なのですが、とにかく体が小さいので葉っぱが茂っていると、なかなか姿が見えません。山道などを歩いていると、目の前の木に急に集団で飛んで来て忙しなく動き回り、すぐに次の枝にと移動して少しも留まっていることがありません。その姿や仕草が本当に可愛らしく、野鳥の写真集の中でも人気があり、書店の目立つ所に並べられています。特に北海道に住むシマエナガの人気はすさまじく、マスコミなどにも度々取り上げられていて、小さく真っ白な体が雪とぴったり合い、まるでアニメの中の鳥のようです。これから野鳥の写真でも始めて見ようか、と思われている方には警戒心がさほどなく、割と近くで撮影できるエナガ達がお勧めです。ただ簡単そうに見えますが、結構動きは速いので、そういう意味で撮影練習にも持って来いの野鳥です。

2018/12/23

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ジョウビタキの水浴び

暖冬とは言われながら結構冷え込んできましたが、それでも鳥たちは水浴びを欠かしません。夏の暑い時期に水浴びをしている鳥達を見ると、本当に涼しげで羨ましいですが、今に時期に見かけると少し可哀想になります。それでも鳥達にとっては体の清潔を保つためには、寒いとか暑いとかは言っていられないようです。今回は珍しくジョウビタキが、小川に入って水浴びをしている様子を見かけました。それまでは派手に水しぶきを立てて水浴びをしていましたが、私の姿に気づくと近くの草むらに姿を隠しました。今までにヤマガラやルリビタキなどが、水浴びをしているのを見かけましたが、ジヨウビタキの水浴びは初めて見ました。この間紹介したカワガラスや水鳥などは、冷たい水に適応出来るようになっているのでしょうが、普通の鳥でも同じように水には適応可能となっているのでしょうか・・・鳥の羽は、本当に素晴らしい構造に出来ていて、水を地肌には触れさせないような仕組みが、出来ているのだろうと想像します。本当に勉強不足なので、この事については、もう少し調べてから今後の課題にしたいと思っています。

2018/12/19

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カワアイサ

津山市内を流れる吉井川の堰堤で、カワアイサのつがいを見かけました。カワアイサは主に冬鳥として日本にやって来ますが、私はあまり見た事がありませんでした。今回、吉井川の長い堰堤に数羽のカワアイサが休んでいるのが、見えましたので撮影しました。オスは黒と白でハッキリとしています。クチバシと足がオレンジ色で、クチバシの先がカギ状に曲がっているのが特徴で、この部分でウミアイサと区別します。メスはわりと分かりやすい感じです。体の模様は、個体によって多少の違いがありますが、季節によっても違うそうです。出合えそうで、なかなか会えないカワアイサですが、この堰堤には数羽のカワアイサが休んでいました。小雨の降るあいにくの天候でしたが、静かにたたずむカワアイサは存在感がありました。

2018/12/18

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手乗りヤマセミ

珍しい「手乗りヤマセミ」の話題を、茨城の友人が送ってくれました。日本で唯一、飼育展示されている井の頭自然文化園・東京都武蔵野市の公式ツイッターでは、ヤマセミの貴重な捕食や羽を広げた姿を見る事が出来るのですが、１２月８日に公開された動画では、手袋をした飼育員の手の上に「キャラッ・キャラッ」と甲高い鳴き声を上げて飛んで来るヤマセミの、信じられない姿が見られます。私もヤマセミの姿を追って、ヤマセミの近くではブラインドを設営して撮影していますが、考えてみれば私がヤマセミに一番接近したのは、７メートル位が最高ではないかと思います。その時には、私もヤマセミも偶然に出会った感じで、お互いに驚いた事を今も鮮明に覚えています。ヤマセミは、数多くいる野鳥の中でも特に神経質で、人間の気配には敏感に反応するため、少なくとも１０メートル以上の距離が無いと見る事が出来ない事を、写真撮影の経験から私は知っています。そういう事から考えて見ると、今回の動画は本当に信じられない映像でしたが、このヤマセミのプロフィールを読んで、はじめて少し理解出来ました。それによれば、２００６年幼鳥の時に巣穴から落ちた所を保護されたそうで、ヤマセミを飼育している所が、井の頭自然文化園しかなかったので、ここに預けられたようです。ヤマセミは非常に知能が高い野鳥で、飼いならされれば学習するという事なのかも知れません。どちらにしても、なかなか身近で見る事の出来ないヤマセミを、まじかで見る事が出来る事は素晴らしい経験だと思います。私も、時間が許せば是非訪れて、目の前で生きたヤマセミを見てみたいと願っています。非常に驚いた動画でしたので、今回紹介させて頂きました。

2018/12/15

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