カテゴリ:本の感想(あ行の作家)
恩田陸『劫尽童女』 ~光文社文庫~ なんとも内容紹介とコメントを分けて書きづらいので、まとめて書きます。 『ZOO』という組織と、伊勢崎という博士が争っています。伊勢崎博士はきわめて優れた研究(人体の改良?)を進めて、それを公にしようとしていました。『ZOO』は内部の秘密にとどめておきたかったのです。そこで、両者の間に対立が起こりました。 『ZOO』と、博士の遺志をつぐ、『ZOO』に対立する組織。博士の研究成果である、アレキサンダーと遥。二者を巻き込みながら、二つの組織は争いを繰り広げる。さらに、第三の組織の存在も浮上し…。 裏組織の大規模な争い。銃撃戦に、超能力。基本的には苦手な素材なのですが、ただのドタバタにとどまらない面白さがあります。 多くの人々の血を流してきた少女。しかし彼女はその生き方に疑問を感じ、自分の行き方を模索していきます。 舞台、設定が特殊なだけに、普段の感想のように、自分がふだん考えていることとなかなか結び付けにくいのですが、楽しめました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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