カテゴリ:本の感想(あ行の作家)
綾辻行人『セッション―綾辻行人対談集―』 ~集英社文庫、1999年~ 綾辻行人さんの、小説以外の本としては初の作品になるでしょうか。総勢11人、10回の対談(鼎談)が収録されています。昔読みましたが、枕元の友に、少しずつ再読しました。 作者の立場から、90年代のミステリの状況が語られているので、どの対談も興味深く読みました。 本書の構成は次のとおりです。 ーーー まえがき SESSION 1 with 宮部みゆき SESSION 2 with 楳図かずお SESSION 3 with 養老孟司 SESSION 4 with 大槻ケンヂ SESSION 5 with 京極夏彦 SESSION 6 with 北村薫 and 宮部みゆき SESSION 7 with 山口雅也 SESSION 8 with 瀬名秀明 and 篠田節子 SESSION 9 with 法月綸太郎 SESSION 10 with 竹本健治 あとがき それゆけあやつじくん/西原理恵子 文庫版あとがき がんばれあやつじさん/国樹由香 ーーー それぞれの対談の後に、対談相手について綾辻さんの雑感が書かれているという構成となっています。 デビュー間もない森博嗣さんや麻耶雄嵩さんの作品についての綾辻さんたちの印象が語られていたりと、いろいろ興味深いところが多いです。 なんといっても、西原さんと国樹さんによる漫画が秀逸。 本当に久々(10年以上ぶり?)なので、懐かしい気分になりながら読みました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.25 11:32:38
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