仮面ライダー電王 第34話「時の間のピアニスト」
今週の電王はなかなか面白かったですねえ。とりあえずイマジンの過去のテロ行為に対し、現在が影響を受けない理由が明らかになったし。多少ファンタジー的な理由でしたが。とりあえず収束する目処が立ってきたことと、今回のストーリーのキーワードで『記憶』が大きなウェイト占めている点でシリーズ全体のターニングポイントの一つと見ていいんじゃないかな。Dr.ヒルルク 人はいつ死ぬと思う? 心臓をピストルで打ち抜かれた時 違う! 不治の病に冒された時 違う!! 猛毒キノコのスープを飲んだ時 違う!!! 人に忘れられた時さ!(from ワンピース)『記憶』がある限り『時』は消えない。しかし、『記憶』にない『時間』は戻らない。今回は人の記憶に残らないよう生きてきたピアニストが唯一関わった人間(現在、意識不明の状態)に音楽を聞かせるためイマジンに願いを叶えてもらう。その結果イマジンが過去に飛んでしまいテロ行為をするが、その結果、過去で死んでしまった人間は未来でも消滅してしまうという事態が発生した。しかしそれは一時的なもの。イマジンを倒してしまえば『記憶』による自動修復で『時間』が修復され、存在しなかった人間は戻ってくる。しかし、誰の『記憶』にも残っていないピアニストのみ戻ってこなかった……。う~~ん。凄い重いストーリーですねえ。最終的には意識不明になっている人が意識を取り戻すまでの猶予期間があって、それまではデンライナーの客扱いという救いがあったからいいようなもんですが。もし唯一記憶しているその人が亡くなったら自動的に消滅してしまうこともありうるし。さてこれからどうなるか。というかまだ伏線が山ほど残っているのですが。今回のようにうまく最終回まで片付けることができるかな。まあ、タイムレンジャーの脚本の人だし、期待してみましょう。