ブログを作る※無料・簡単アフィリ    ブログトップ | 楽天市場
255956 ランダム
「先生はえらい」の先生はえらい!… (そのほか)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】
M17星雲の光と影

PR

Calendar

November 2011
SMTWTFS
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<一覧へthis monthnext>

Keyword Search

Category

その他(267)
村上春樹(20)
SELECTION(6)
文章論(15)
(33)
猫のいる公園にて(4)
映画(6)
音楽(20)

Archives

Mobile

>>ケータイに
このブログの
URLを送信!

 

M17星雲の活動記録

<< 前へ次へ >>一覧コメントを書く

2006.08.28 楽天プロフィール Add to Google XML

「先生はえらい」の先生はえらい! 本日の1冊(13775)」
[ 本 ]    

昨日から内田樹先生の「先生はえらい」(ちくまプリマー新書)を読んでいる。あと20頁ほどで読み終わるのだが、その感想を一言でいうと「先生はえらい!」ということに尽きる。

さすがは私の「先生」である。この本は基本的には高校生にも読めるような文体でわかりやすいことばが使われ、漢字にはていねいにルビが振ってある。そして、いつもながらのリーダーフレンドリーな軽快な筆の運びで読み手をすいすいと本の中へ誘いこんでいく。そして、その内容は……。その内容は実はきわめて「難解」なのである。

そっとやさしく手をとられ、談笑の中、時間を忘れて踏み込んだ場所は、実はなんとも知れぬ迷宮、ラビリンスなのである。いや、この呼吸、この肺活量。どうすればこういう文章が書けるのか。私にはまったく理解することができない。大いなる謎である。だからして、先生は先生であり、先生はえらいのである。(この本、読んでない人にはなんのことだか意味不明でしょうね)

まだ最後まで読み終わってない段階で、こういうのも何だが、私の予測では、この本には出口がない。ラビリンスにさまよいこんだ人間は「どこが出口なんだろう」という謎解きをひたすら求めるが、もしも出口を発見するのが目的ならば、そもそもラビリンスなど存在する理由はないのである。「急がば直線距離」でいきなり出口に突き抜ければそれで済む話だ。出口を見つけることが目的ならば、ラビリンスなどないほうがいい。

もしもラビリンスに存在理由があるとしたら、それは「迷うこと、それ自体が人間にとってよろこびだから」ということになるはずだ。そして、人生にとって、もっとも迷いの多い時期、すなわち青春は、その反面でもっとも楽しい時期でもある。人間はそもそも迷うこと、苦しむことを楽しむ生き物なのではないだろうか。

先生のこの本はそのあたりの機微を実に生き生きと描き出している。

いやあ、この本はなまなかな感想や書評をはねのける弾力をもっている。

読む者をしばし陶然と恍惚境へいざなう書物である。

面白くて、わかりやすくて、軽快で、時折にんまりできて、かつ、難解で、考え込ませて、時折途方に暮れさせる。そんな本が読みたいなという方がおられれば、私はこの本を強力に推薦する。

なんというか、私はこれ以上語ることばを失ってしまったようである。

牛のよだれもおもわず止まる。惰眠をむさぼる鈍牛のお尻に鋭く加えられた鞭の一閃。

これはそういう本なのである。





Last updated  2006.08.28 21:02:43
コメント(7) | コメントを書く





■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
・メッセージ本文は全角で800文字までです。
・書き込みに際しては楽天ブログ規約の禁止事項や免責事項をご確認ください
・ページの設定によっては、プルダウンで「顔選択」を行っても、アイコンが表示されません。ご了承ください。


わからない   ほんのしおりさん


Re:わからない(08/28)   M17星雲の光と影さん


新鮮です   akikoさん


Re:新鮮です(08/28)   M17星雲の光と影さん


Re[1]:新鮮です(08/28)   akikoさん


Re:「先生はえらい」の先生はえらい!(08/28)   ジュンさん


Re[1]:「先生はえらい」の先生はえらい!(08/28)   M17星雲の光と影さん


<< 前へ次へ >>一覧コメントを書く一番上に戻る


Powered By 楽天ブログは国内最大級の無料ブログサービスです。楽天・Infoseekと連動した豊富なコンテンツや簡単アフィリエイト機能、フォトアルバムも使えます。デザインも豊富・簡単カスタマイズが可能!

Copyright (c) 1997-2012 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.