京都 草喰 なかひがしで、自然を喰らう
先日、ワインコレクターの王様 Mさんに、京都の「なかひがし」に、夫婦で誘っていただきましたなかひがしは、遠い昔、10年以上前に、ダンチュウってグルメ雑誌に美山荘のご主人の弟さんのお店として、そのオープン記事が載っていて、当時、美山荘に感激してた、おじさんは、早速、京都の勉強会に託けて(かこつけて)、お邪魔した事がありました。カウンターで、素材の滋味を追求した、飾り気の無い、素朴と言って良いほどの料理と、メザシご飯を緊張しまくりで、頂いた記憶があります今回、奥さんと一緒に誘って頂き、訪問草喰 なかひがし 京都府京都市左京区浄土寺石橋町32-3 075-752-3500「中秋の名月、芋名月ですので」と出された一品目は、きぬかつぎ、かぼちゃのゼリー、茄子、オクラの花、銀杏、初卵の味噌漬け、アジメドジョウ、秋刀魚の燻製など、秋の食材が、それぞれ個性的に調理され、美しく盛られています葡萄の柄のお椀には・・・お出汁の効いた合わせ味噌に、冬瓜、茗荷、茸がほっとする味わいです。二品目に、これが出てくれて、少し心が落ち着きます落鮎の味噌?幽庵漬け?を焼いて笹に巻いて燻した?一品、稲のはでたのが添えられています。鮎の頭、ヒレ、尾は取り除かれ、中骨は、抜いて揚げてあります。女性でも、食べやすいよう心遣いですね。卵がびっしり入って、お腹はパンパンに膨らんでいます 「愛(鮎)のささ(笹)やき(焼)です。」と笑わせていただきました煮えばなのご飯、この辺りが茶懐石風なんでしょうか?おじさん、川魚の生は好きでは有りませんが、これだけは別 鯉の洗い?と、添えられた野草達を一緒に食べるんですが・・・大根おろしのシャーベットや、大徳寺納豆、醤油のムースなどを混ぜて頂きます・・・鯉の鱗の揚げた物や、鯉の皮が河豚の鉄皮のように処理された物と一緒に食べるんですが、いろんな歯応え、歯ざわり、舌触り、野草の香が、口の中で爆発します「なかひがし」ならではの、まさに「草喰」と言う料理かと思います黒塗りのお椀は、開けた時が楽しみ菊花繚乱そのままの椀物鮎のワタごとテリーヌ状に・・・・・・日本酒くださいな~「蓮根に小豆を詰めたものですが、全部の孔には詰めません。先が見通せなくなりますから」などと言いながら、素朴な一皿が出てきました。賀茂茄子の揚びたしが隠れています。上に乗っているのはその茄子の皮を揚げたもん。この鰻が、見事に皮がパリッパリで、美味しい鰻の皮が苦手な奥さんが、感激してました。蒲焼ではなく、醤油のパウダーがふってあります。だから全然重たくないボーペイサージュの貴重な白ワインだそうです・・・・・・シャルドネ、生産量162本中の132本目でしたまたまたお椀が・・・さて中身は・・・松茸とカラスミが」穿り出したら、こんなにたっぷり松茸が日本酒くださ~~いコレ如何ですか?って、楽しいご主人です定番のメザシご飯このメザシが乗っているお皿、大倉陶器の特注品で、青空にメザシ雲が広がっている、ダジャレのお皿ですお代わりは、湯漬けで。デザートもあるのですが、ブログの文字数の関係で割愛次回にでも載せたいと思います。我が家にも欲しいな~、おくどさんおじさんの実家にはありました。まあ、田舎の家には皆、在ったよね食べ進むほどに、体が洗われていく様な・・・ここでしか食べられない料理の数々、通いたくなりますねMさん、京都で勉強会が在るときに、また、誘ってね