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思考の整理術 副題は、問題解決のための忘却メソッド 著者は、前野隆司(マエノタカシ) 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。哲学者、ソーシャルデザイナー、アーティスト、ダンサー、思想家、愛妻家。ロボティクス、システム論、知覚心理学、教育工学などの研究者でもある。東京工業大学卒業、東京工業大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校、ハーバード大学を経て現職。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) <内容> 記憶が、「忘却」→「整理化」→「構造化」されると、抽象思考力(複数の事象を一般化すること)が高まる。抽象思考力が身に付けば、新しい問題を解決できる能力が得られる。忘れることを活用し、思考力や問題解決能力を高め、仕事や人生で幸福になるメカニズムを解き明かす。 <目次> 第1章 「脳」と「記憶」の関係 なぜ忘れることが必要なのか 記憶とは何だろう スキルの記憶はどうしれば鍛えられるのか 第2章 忘却のメカニズム 年代によって記憶の果たす役割は変わる 記憶は忘れるためにある 忘れられない記憶との付き合い方 第3章 「忘れる技術」を身につける 「忘れる」ためには技が必要である 「失敗の記憶」をつけておこう 「記憶力信仰」にさよならを 第4章 「忘れる力」を生かす仕事術 記憶との付き合い方が異なる二つの生き方 忘れるために必要なツールとは? 記憶に頼らない生き方が求められている 第5章 忘れるほど生き生きと生活できる 重視される能力は時代とともに変化する 記憶との新しい付き合い方を構築する <目的> 思考の整理に。 おそらく再読。でも記録が残っておらず。 ○ポスチャー・ジェスチャーについて 自信がありそうに堂々と立つこと、 差し棒はすばやく動かし、差したところにピタッと止めること 手はまっすぐに伸ばし、自信ありそうに見せること ○スキルの記憶を理解するための3つのキーワード 「フィードバック制御」:何かをやって外部の反応をモニターし、その結果により制御す る機能「反射」などであり、先天的なもの 「フィードフォワード制御」:後天的に利用した記憶を利用して改善する機能 練習により、自分の思い通りに玉を打てるようになること 「フィードバック誤差学習」:理想と現実の差を意識しながら改善を加えること ○失敗は単に忘れるのではなく、「なぜ」と問いかけてから忘れるべき ○過去の経験との「誤差」が小さいと、エピソード記憶として残らない。若いときは「経験」が少なく、「誤差」が大きくなり記憶に残りやすいが、年齢を経ると「誤差」が小さくなり記憶に残らない。 ○明日と自分を変えることはできるが、過去と他人を変えるのは難しい ○創造性によって、未知の課題を解決できる人こそがリーダーシップの持ち主だというべき。 ○頭が混乱し迷うのは記憶の5s(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)ができていないから ○個人の記録(失敗の記録)をつけると、皆のための記憶になる。 ○「失敗の可視化」が責任追及のための失敗記録でなくなる。 ○失敗にしろ、成功にしろ、そこに反省がなければ、それはただのエピソード記録に過ぎない。そこに「なぜ」という視点が加わると、記憶の全体が構造化され、価値が出る(スキルの記憶に変化する)。 ○強い意志を持たずになんとなく決めるのと、信じる何かを持って決めるのとでは、その場での結果は似ていても、長い目で見ると大きな違いがある。 ○仕事とは、回答のない問題集に挑むこと ○改善活動の目的は、ムダを省くことももちろんだが、それ以上に重要なのは、現場で働いている人たち一人ひとりが自分で問題に気づき、自分たちで知恵をだして改善できるようにすること。 ○「幸福」は「利他的」とほぼイコールだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月19日 05時21分20秒
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