身近な街の法律家「司法書士」

[債務整理] カテゴリの記事

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• やるせない…

  今日はゴゼンサマで仕事しています自己破産申立、追完期限が近づいている書類の作成と取りまとめに悪戦苦闘中明日も忙しいので、早く終わりにして眠りたい…しかし、こんな時間までこっちが頑張っているのを知ってか知らずか、申立人本人に準備をお願いしている書面がこの期に及んで届いていない！連絡もない！「最悪ＦＡＸだけでもしてくださいね！損をするのはあなた自身なんですから！」とあれだけしつこくお願いしたのに…この人はこちらが債権者に受任通知を送った事で支払が止まった途端に二ヶ月以上音信不通になり、仕方なく辞任の通知を出したらやっと連絡が来た、という前科を犯しています。そしてまた今回も連絡が付かず…基本的に、債務整理の依頼に来るひとはどこかしら「弱い」部分があります。逆に物凄くマジメで、それが故にドツボにハマってしまうひとも居ますが…。本人もその事は十分に分かっている。分かっているのだが…弱さに負けてしまう。しかし、弱い部分を責めてみても、どうにもなりませんし、そんな弱いひとだからこそ、私たち専門家がなんとか弱い部分を補って結果に導いてやらなければならないのだと思います。でも、やっぱり、ときどきヤルセナクなりますね……なんてグチってるとますます睡眠時間が！

  2006.10.12

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• 最近の相談者の傾向

  すっかり更新がご無沙汰になってしまい…いつのまにかブログのエディタが色々と便利になっていて、ビックリしました。研修の講師と年度末のバタバタが終われば少しは落ち着くかと思ったのですが、ここに来てまた債務整理関連の仕事が殺到してしまい、一人で頭を悩ませている日々です。「ヤミ金」という言葉が社会問題となった頃に比べれば、借金問題というのは随分と落ち着いてきたのでは…というのが世間一般の考えなのかもしれません。が、実際にはこの問題はむしろ深刻化している、と私自身は感じています。このところ毎週２～３件は新規の相談があり、受託件数もピークと思われていた時期よりも確実に増えています。ヤミ金が関わっている事件では、取立てや催促の電話が相当激しく行われていたため、「緊急になんとか解決しなければ！助けて！」という必死の形相の相談者がほとんどでした。他での借り入れをするヒマも無く駆け込んでくるためか、意外にもヤミ金以外の債権者や債権額は少ないケースもありました。しかし最近は、カード会社や消費者金融でも有名ドコロの会社の債権者が大多数で、これに銀行の住宅ローンも当然絡んでくるというケースがほとんどです。確かにヤミ金などに比べると催促もそれほど激しいものでもなく、一見するとなんとか返済が出来るのではないか…と思えるような状況なので、しっかりと仕事をしながら、それなりに返済も続けていきます。しかし、気が付くと支払い先の数は１０社以上、そしてそれぞれに１８％以上の利息が発生するため支払い額は確実に以前よりも大きくなってゆきます。そしてゆっくりと時間をかけて確実にツケが貯まってゆき、まるで真綿で首を絞められるように破綻へと追い詰められてゆくのです…。バブルが弾ける直前期に住宅ローン契約をした方々などに、このような潜在的な破綻者が相当な数存在している事が予想されます。現在、巷では利息制限法と出資法でのグレーゾーンの見直しが話題になっていますが、それだけで根本的な解決にはならない、むしろ手遅れなのでは…と考えると同時に、とてもやるせない気がしてきます…。

  2006.04.14

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• 「はじめの一歩」の手助け

  やはり、年の瀬というのも関係するのでしょうか？今週は債務整理関する相談が多くあり、３日で５件の相談面接に応じました。いずれも残念ながらそれぞれに難しい問題があるため、その場での受託には至らず、検討のうえでもう一度相談に…という事になりました。相談にみえた方は皆一様に緊張と不安で固い表情でした。とにかく、相談する方にとっては最初の一歩はとても緊張するものだと思います。ましてや借金の話となればなおさらの事です。相談しても解決できないのでは…？と不安になる事もあるでしょう。「怖い先生が出てきて、相談のつもりが、説教でもされるのでは…」と考える事もあるかもしれません。（←ワタシは結構このように考えて相談に行けないタイプです(^_^;）しかし、相談に応じていく中で今後の方針についての道筋が見えた事で、前向きな気持ちなれたようでした。そして解決とは行かなくとも、明るい表情で事務所を後にするのが印象的でした。少しでも気持ちが楽になれたのなら嬉しい限りです。勇気を出して事務所まで連絡を入れた方々に、落ち込むことなくさらに次の一歩を踏み出す、そのための手助けができる存在になれれば…と気持ちを新たにした、この一週間でした。

  2005.12.16

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• 悪質な債務整理詐欺に注意！

  最近、折込みチラシやインターネットによって広告を出している、「誰にも知られず」「すぐに返済をストップさせる」等の内容を掲げた詐欺的な非公式組織が急増しています。実際にこれらによる被害も発生しております。これらには充分に御注意ください。また多重債務者宛にダイレクトメール等によりチラシが送られてくるケースもあります。これはほぼ間違いなく悪質な債務整理詐欺組織です。弁護士や司法書士は、通常このような個人的な借入れの情報を入手する事はありません。それなのにＤＭが送られてくるのは、詐欺組織がヤミ金等から流れてきた「あなたの情報」を使ってＤＭを送って来ているからに他ありません。これらは「支払ストップのための手付金」と称して費用を振り込ませ、そのまま連絡が取れなくなるなどの手口がほとんどです。また、ガイドラインでは弁護士及び司法書士（簡裁訴訟代理認定）以外は債権者への返済を止めることは出来ないことになっています。まず、広告チラシなどに「弁護士や司法書士による相談」と書いてある場合でも、まず相談者に弁護士や司法書士の名前がキチンと記載されているかどうかを確認する事が必要です。また、正式な登録がなされているかどうかの確認をする事をお勧めします。さらに、司法書士が悪質な業者と提携して多額の請求をしてくるケースも存在しています。余りにも法外な請求が提示された場合には注意が必要です。ヤミ金と手を組んだ司法書士の自己破産ビジネス栃木県司法書士会による相談会は、実在する登録司法書士のみによって構成される相談会です。費用は一切無料で、個人情報の外部への開示は致しません。どうぞ御安心のうえ、お気軽に御利用ください。

  2005.10.28

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• 「クレジット・サラ金１１０番」

  栃木県司法書士会では、毎週土曜日に登記に関する相談及び債務整理等に関する無料相談会を開催しております。それに加えて、１１月５日（土）栃木県司法書士会館にて、特にクレジット・消費者金融などからの借入れによる多重債務者（借金が多くなって支払が滞ってしまった方）及び振り込め詐欺などの架空請求の被害者を対象にした司法書士による無料相談会を開催致します。当日は電話による相談、及び会場にての面談による相談を受け付けます。事前の予約は不要ですが、相談者多数の場合には少々お待ち頂く事もございますので御了承ください。相談料は一切無料です。相談会場や相談時間など、詳しくは栃木県司法書士会（宇都宮市幸町１－４・028-614-1122）またはホームページをご覧ください。私も当日は相談員として参加の予定です。ひとりで悩まずに、一度だけでも早めに専門家に相談を受ける事をお勧め致します。

  2005.10.26

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• 「債務整理とは？」を更新しました

  業務に関するページの「債務整理とは？」のページを更新しました。まだまだ中身の薄いページですが、専門家に依頼する意味を理解して貰えれば何よりです。また、内容について分かりにくい点などご意見がございましたら、遠慮なくご指摘くだされば幸いですm( _ _ )m今後はブログでも債務整理に関する話を進めようとも考えていますので、「期待はしないで」お待ちください(^_^;

  2005.06.17

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• 防げなかった被害…

  以前に債務整理の依頼を受けた方から、相談したい事があるとの連絡がありました。その声は暗く沈んでいました。嫌な予感がしました。話を聞くと、「５００万円融資する」というヤミ金まがいの詐欺集団に騙されて、お金を振り込んでしまったというのです。その額数十万円…すぐに警察へ行って、相手の口座の凍結をしてもらうように伝えました。以前、すぐに口座を凍結した結果、後に取り戻しのための訴訟を起こして回収ができた事があります。しかし、入金からもう１日以上経ってからの連絡なので、おそらく口座には何も残っていないでしょう…自己破産や民事再生・特定調停などの債務整理手続を行うと、その当事者にヤミ金業者や一本化を謳う業者から物凄い数のダイレクトメールが送られてくるそうです。その内容は、ありもしない「１５００万円まで融資！」「借金の一本化致します」「誰にも秘密で融資します」の文字。言うまでも無くこの手の記載のあるものは全て、融資を全くしないで金だけ巻き上げる悪質な詐欺集団です。今回のケースも、手口としては新聞雑誌などでさんざん取り上げられた、「お金を融資するには、こちらの審査においてアナタに関する信用が必要だからお金を振りこめ」とか「融資には保証人を付けなければならず、保証人になってもらう人をこちらで用意するから、保証人の報酬を振り込め」という、このテの詐欺としては、ごくごくありふれた単純なものでした。勿論それらの業者には一切関わらず、ＤＭは全て捨てるように強く言っておいたはずなのです。それなのになぜ…そのＤＭに目が留まったのは、その業者の名前として「ＪＡＣＣＳカード」と書いてあったからだそうです。その封書を見せてもらうと、確かに封筒にもパンフレットもあのロゴがそのまま使われています。作りも凝っていて、確かに一瞬本物のように見えてしまうかもしれません。しかし、実際にはジャックスとは全く関係の無い業者なのです。ジャックスからのお知らせhttp://www.jaccs.co.jp/information/attent_ruiji.html確かに怪しいと思ったそうです。怪しいと思いながら、「でも、もしかしたらあのジャックスだし、ジャックスならやってくれるのかも…？」そう思ってしまったようです。しかし…怪しいと少しでも思ったならば、なぜ一度こちらに連絡を入れて貰えなかったのでしょうか？それ以前に、それほどまでに融資を受ける必要が本当にあったのでしょうか？私たちが居たはずなのに、結局被害は防げませんでした。私たちが破産・再生手続のなかで当事者に一番身に染みて実感して欲しかった「お金は安易に借りるものでない」という考え方は、伝わっていませんでした。…本当に残念でなりません。

  2005.04.15

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• 気の重い自己破産の相談

  今日、事務所に「自己破産をしたい」という相談があった。やってきたのはまだ２２・３才位の若者。借入れ額は約２００万円。半分は車のローン。車を返せば実質的な借金は１００万ちょっとだ。…困った。正直こんな金額で、しかもまだまだ先のあるであろう若者が自己破産を選択するのは余りにも早すぎるではないか？出来ることなら民事再生や特定調停を選択して分割払いの形でなんとかこの場は乗り切って、自己破産は「一生に一度の最後の切り札」にしておきたいものなのだ。しかし、重い病気にかかり治療も必要で、仕事を長く続けられないため収入の見込みがなく、親も年金暮らしでとても余裕がない。兄弟も収入が少なくてとても面倒は見られない。「それで、自己破産を…」ある意味、破産をするのは難しい事ではない。しかし、破産をすればその先に明るい兆しが…というわけでもない、この状況。非常に重い気持ちでの相談となった。そんななか、今度は銀行からの電話。１億を超える根抵当権の設定の話。かたや１億、かたや２００万。かたや根抵当権、かたや自己破産。様々なひとびとでこの社会が成り立っていることを改めて感じた瞬間だった。

  2005.02.23

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