ありがとう! JR富山港線【 JR富山港線 概要 】 富山県富山市のJR富山駅からJR岩瀬浜駅を結ぶ全区間単線のローカル線、それがJR富山港線だ。 1943年に富山地方鉄道 富岩線を国有化した路線で、北陸本線が交流電化なのに対して、富山港線は直流電化区間となっている。 これは1992年にJR七尾線が直流電化されるまで、長らく北陸地方の国鉄・JR線では唯一の直流区間だったのである。 このため、国鉄時代には南武鶴見臨港線(現:鶴見線)や宇部線などで使用されていた72系電車が運行担当だった。 後にも先にも、北陸地方で直流専用の通勤型車両が運行されていたのは富山港線だけだった。 富山市中心部や沿線の工場等への通勤・通学路線の役目を担ってきたが、閑散時間帯の合理化のため、 2001年からJR高山本線キハ120を共用導入して、通勤時間の列車を457系などの電車で昼夜列車をキハ120でワンマン運行していた。 なお、2006年2月28日限りで廃止され、同年4月29日より一部を除きLRT化され、第三セクター会社の富山ライトレールに移管する。 ちなみに、現:JR富山港線 富山駅、富山口駅は廃止される。 下奥井駅より以北は現在の路線をLRT化して使用する。 レポート及び写真画像は、廃止前の2006年1月 8日(日)に直接、現地に行って取材して来た。 【 路線&停車駅一覧 】 JR富山港線 富山駅 ・ 富山口駅 ・ 下奥井駅 ・ 越中中島駅 ・ 城川原駅 ・ 蓮町駅 ・ 大広田駅 ・ 東岩瀬駅 ・ (臨)競輪場前駅 ・ 岩瀬浜駅 TLR 富山ライトレール線 富山駅北駅 ・ インテック本社前駅 ・ 奥田中学校前駅 ・ 下奥井駅 ・ 粟島(大阪屋ショップ前)駅 ・ 越中中島駅 ・ 城川原駅 犬島新町駅 ・ 蓮町駅 ・ 大広田駅 ・ 東岩瀬駅 ・ 競輪場前駅 ・ 岩瀬浜駅 【 沿線環境とJR時代の車両たち 】 【 終点の岩瀬浜駅に停車している国鉄色455系(左)と、国鉄時代からある岩瀬浜駅舎。 駅周辺は富山市の新興住宅地である。 】 【 総延長8kmの単線区間に10駅が設置されているJR富山港線。 日本一駅間が短いJR線としても有名だった 】 【 JR富山駅構内にある専用ホーム。 国鉄色475系の並びも、このホームも2月28日をもって廃止されてしまう 】 JR富山港線 富山市民に親しまれた鉄道は2006年2月にて一旦姿を消します。 でも、春からは新しい路面電車LRTに姿を変えて 同じ路線を再び乗客を乗せて走り出します。 JR線では日本一駅間の距離が短い路線と言われていたけど、 それだけ市民生活に欠かせない路線なのです。 春には日本初のJR廃線跡に新設するLRTとして生まれ変わります JR富山港線の歴史は終わってしまうけど、線路は受け継がれる・・・ ※JR富山港線 大広田駅~東岩瀬駅間の距離は、わずか450メートルしか無く日本一短い駅間だった。 |