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2日目 温たまらん砂風呂篇

  ◆ 「四国九州横断旅行2012  《 温たまらん砂蒸し風呂編 》

                                                         2012年 12月 23日(日・祝)


 【 2012年 12月23日(日・祝) 5:35 大分県臼杵港 】



おはようございます。
前日篇から2時間しか経ってませんが、フェリーは無事に九州大分県の臼杵港に到着しました!



このフェリーは特例により午前7時まで船内休憩してもOKとなっていたのですが、入港と同時に目覚めてしまったので移動開始。
寒空の下、臼杵港から最寄のJR臼杵駅まで歩いて向かいます。



臼杵港から歩くこと20分ほどでJR臼杵駅に到着。
それにしても、港から駅まで驚くくらい何にもなくて途中ちょっとだけ不安になってしまったじゃないか!?

駅までの途中には24時間営業のコンビニは1軒も無かったので、その点だけは利用する方々は注意した方がいいかも



さて、今回目指す目的地は鹿児島県。ということですが時間の関係上、この先はJR特急列車を利用します。

臼杵~鹿児島中央間の通常料金は、乗車券+自由席特急券で7,910円。
企画きっぷである『2枚きっぷ』を使えば1枚あたり5,700円になりますが往復利用か2人以上じゃないと元が取れません。
若者向けにJR九州が発行する割引サービス「ナイスゴーイングカード」は発行終了となったし・・・万事休すorz

・・・とは行かないのが、JR九州クオリティ。 皆さん『九州ネット割引きっぷ』ってご存知ですか?

事前登録してインターネット上で切符購入手続きすれば料金が割引かれるサービスです。(きっぷ発券はJR九州管内で別途必要)



これを利用すると、大分~鹿児島中央間が通常8,530円(自由席特急料金)が5,700円と約30%割引になる超お得きっぷ。
片道、お一人様利用でもOKと言うんだからJR九州さん太っ腹!!

臼杵駅からの設定はありませんが臼杵駅は、大分~鹿児島中央間の途中駅なので規約上は乗車可能となっています。

座席指定も可能なので、あらかじめネットで予約して臼杵駅で受け取る。このシステム、全国のJRで導入して欲しいな~?



さて、せっかく大分駅から乗車可能の切符をもってるのに途中駅から乗るのはなんか勿体無いな~?
ということで、青春18きっぷを使い始発列車に乗ってわざわざ始発駅であるJR大分駅を目指しますよ♪(ぉぃ

まぁ、それにはちょっと別の理由があるんですが、それはあとで説明することにし・・・

 

・・・って、SU・GO・CA(凄か)!!

JR九州では12月1日からIC乗車券「SUGOCA」サービスを従来の福岡都市圏だけでなく、大分・長崎・熊本・鹿児島でスタート。
それに伴う記念ラッピングトレインらしいです。色んな意味でJR九州らしく奇抜だ。



車内もSUGOCA仕様。 何々・・・『急いでるときに限って、きっぷがなくなる!』 止めてくれ!不吉過ぎるwww

そういえば、IC乗車券のキャラクター。JR九州はカエルなんですね。

【参考】

・JR東日本 → ペンギン
・JR西日本 → カモノハシ
・JR北海道 → エゾモモンガ
・JR東海 → ヒヨコ
・JR九州 → カエル
・JR四国 → IC乗車券未導入
・りんかい線 → イルカ ...etc



臼杵から列車に揺られること約50分で目的地に到着



大分駅ですよ!JR大分駅。
完全な高架駅舎に劇的な変貌を遂げてしまって、一瞬だけ我が目を疑いましたよ?

 【 前回、2008年8月3日訪問時に撮影 】

前回来た時は丁度、豊肥本線ホームだけが高架化された直後。実に4年半前に遡るんですね。



・・・と、思い出に耽ってる場合じゃなかった!乗り継ぎ時間が5分しかないんだった。向かいの列車に乗るよ



午前7時発のL特急にちりん1号宮崎空港行きに乗換です。
九州新幹線全通に伴い、にちりん号も旧型485系から鹿児島本線より転属してきた785系旧特急有明編成になりました。

 

初めて785系に乗りますが、相変わらずJR九州のデザインセンスは良いな。
指定席車両には簡易フッドレスト&窓側席にはモバイルコンセントまで装備されているから助かります。

実は当初の旅行計画では、大分~鹿児島中央間は高速バスを利用することを想定していたんですが、例のJR割引切符と
JR日豊本線特急が旧型485系から新型車(正式には転属だけど)に置き換えられスピードアップされたことにより急遽予定変更。
高速バスの場合は、鹿児島まで片道5,500円ですが所要時間はJRより1時間余計に掛かるので・・・



おぉ、朝日が眩しい~! 豊後水道から昇る朝日を眺めながら、特急にちりん号は宮崎を目指します。



車内販売のサンドイッチとHOTコーヒーを購入して優雅な(?)朝食タイム。

今日は日曜日ということで、大分朝日放送のワンセグ放送で「ニチアサ」見ようと思ったけど山間部で受信不可orz
・・・仕方ない、そんなこともあろうと過去の録画した「スマイルプリキュア」をスマートフォンで見る。コンセントあるって素晴らしい!(ぉ

もう、日曜朝はスマプリ見ないと禁断症状が出て来るプリキュアンのぞみんでしたw



「ビューティさん、マジビューティィィィ!れいかさん結婚してください!!」(ぉ

えと、プリキュア見て(心の中で)絶叫してるのぞみんですが、いつの間にやら臼杵駅に戻ってましたw 長かったなオイ。



四国から臼杵港まで乗船してきたオレンジフェリーここから見れるよ!(ぁ

午前7時まで寝てても良かったのに、あえて無駄に早起きして大分~臼杵間を往復・・・だがそれが良い!!
乗り鉄である私からすれば、全くもって問題ないむしろ大満足な行程です。



佐伯駅にて18キッパー難民を乗せて、宮崎県へ入ります。(佐伯~延岡間の普通列車は1日3本と少ない)



宮崎県へ入り延岡駅を過ぎると車窓には、旧国鉄リニアモーターカー実験線跡の高架橋が見えてきますが・・・なんか様子が変だぞ?



あぁ!?これ、太陽光パネルだ!!

日照時間が全国随一長い宮崎県。
リニア実験線もその経緯からこの場所に建設されたが、山梨へ実験施設移設後に放置された高架橋を転用するとは…上手く考えたな



大分駅から約3時間半、宮崎県の県庁所在地であるJR宮崎駅に到着です。



特急にちりん1号は、宮崎駅より先にある宮崎空港駅まで向かいますが鹿児島方面へ向かう乗客は乗り換え。
隣のホームに停車している特急きりしま9号 鹿児島中央行きに乗り換えです。



ちなみに、車両も内装も殆ど同一な785系旧有明編成です。しかも、にちりん号と同じ車両・座席の指定券を予約したw
そうですね~?先程のにちりん号と唯一違う所と言えば・・・



外装のリニューアルが追いついてなくて急遽、有明ロゴをシール張りして消してある所くらい?(笑)



宮崎駅を出発しましたが、あまり変わり映えのない景色が続いていたので途中割愛しますね(ぉぃ



宮崎から2時間。車窓には雄大な桜島が見えてきましたよ!? 終点の鹿児島中央もあと少しですね!

 

鹿児島市のメインターミナル、終点の鹿児島中央駅に到着です。



以前、鹿児島中央駅に来たのは九州新幹線全通前。全通後は、鹿児島中央駅にもビックカメラ進出したのか。
このビックカメラ、ソフマップも併設してるんですね。地方店にしては品揃えも良いし・・・鹿児島羨ましいぞ!

 

さて、鹿児島中央駅でコインロッカーに荷物を預けて再びJR線へ。指宿枕崎線に乗って指宿駅を目指しますよ~!

指宿枕崎線って地味に時間掛かるんですよね?指宿駅にて下車して時計を見ると14時。



少し遅いですが、お昼にしましょう。向かった先は、指宿駅前にお店を構える薩摩郷土料理店「青葉」さん。
”青葉”といえば、声優の青葉りんごさんを真っ先に連想する私。そう言えば、りんごりんの出身地って鹿児島でしたね!



余談はいいや。早速、お店に入って注文します。 ところで皆さん、「温たまらん丼」ってご存知ですか?

『温たまらん丼』とは、指宿市内で提供されるご当地グルメ。
指宿の砂蒸し温泉卵を用いて作った創作料理全般を指し、指宿市内の飲食店各店で提供されています。



私が行った「青葉」さんでも提供されていますが、丼が運ばれてくる前に用意されたテーブルペーパー・・・
なんとも面白い心配りしてくれますね。只今、調理中みたいですw



しばらくすると運ばれてきましたよ?こちらが、「青葉」さんが提供する温たまらん丼。『いぶすき黒豚丼』(850円)です

池田湖近くの牧場で育てられた鹿児島黒豚と地元野菜、指宿産コシヒカリを使って極めつけは指宿温泉卵を乗せたご当地丼。
秘伝のタレで味付けされた黒豚はとても甘辛く、温泉卵と絡めると程好いマイルドな感じになり絶品です。

メインの丼のほかにも、お澄ましは指宿名産の”そら豆”を使っていますし、付け合せは鹿児島名産”さつまいも”のレモン煮。
まさに、この1食で鹿児島グルメを堪能できるそんな逸品になっています。指宿に来たときは寄ってみては如何でしょう?


さて、お腹も膨れたところで指宿といえば『砂むし温泉』ですよね~?
駅から砂蒸し温泉までは少し距離があるので、バスを使います。駅前のバスセンター窓口で時刻を聞くと・・・

受付嬢「申し訳ありません、いま2分前くらいに発車したんですよ?次は・・・30分後ですね~」

\(^o^)/オワタ



えぇ~い!こうなったら歩いて向かってやる!!
幸い、指宿駅から砂蒸し温泉までは徒歩20分くらいと聞いたので待つ位なら・・・ということで食後の運動で歩いて向かいます



へぇ~、この道「鹿児島ロマン街道」って言うんですか!? ちなみに、フランス語で栗は「マロン」ですよね?(←関係ない)



砂蒸し温泉まであと少し・・・。ん?あの看板のキャラクターは何だろう?何々、池田湖のイッシー君?
そういえば、ネス湖のネッシーみたいに池田湖にもイッシーって怪獣がいるとかいないとか・・・



そうそう、砂蒸し温泉までの道程を歩いていると沿道のあちこちに温泉が点在するんですよね~?
海岸沿いにある「海岸足湯」や、花に囲まれた「花足湯」。



おぉ、こんな所にもお風呂が・・・(強制削除



男の子だもん。そりゃあ、興味あるかないかと聞かれれば・・・って、何言わせるんですか!(笑)
冗談もそこそこに、目的地の「指宿温泉 砂むし会館」に到着しましたよ!



受付は2階らしいです。エスカレーターに乗って向かいますよ~



受付カウンターで入湯料を支払うと、専用浴衣とタオルが貰えます。バスタオルのレンタルもありますよ?



ところで、砂蒸し温泉ってどうやって入るの? ここに解説があります。

1.更衣室で着衣を下着も含めて全て脱ぎ、直接専用浴衣を着る。
 ↓
2.海岸沿いの砂湯(男女混浴)に向かい、係員の指示された場所に寝転がり砂を掛けてもらう
 ↓
3.約10分程じっくり入浴
 ↓
4.砂湯を満喫したら、次は男女別の温泉施設へ移動。砂を洗い流し温泉に入浴。(浴衣は回収される)
 ↓
5.お疲れ様でした~♪

・・・的な流れ。
要するに砂湯に埋められると大量の汗をかくので、下着着用してたら大変なことになってしまうってことですよ?



分かってはいるけど、ちと恥ずかしい・・・しかも温暖な鹿児島とはいえ冬場の海岸はメチャクチャ寒い!!



(※画像でいうと、この屋根の下に砂湯施設がありますが撮影機器を持ち込めなかったので砂湯写真なし)

砂湯に向かうと係員のお兄さんが案内してくれて、所定の場所に仰向けで寝そべると躊躇なく砂を掛けていきます。
あっという間に頭を残して埋められたのぞみん・・・あぁ、なんか新鮮な感覚だw

じんわりと暖かい砂なのでサウナに入っている気分。頭は涼しい海風に晒されて丁度良い感じ♪ うわぁ・・・これメチャ良いわ~
あまり長時間入っていると、のぼせるので適正時間であがります。本音を言えばもうちょっと入浴していたかったな~?
このあと、男女別のお湯のはってある温泉に浸かりほかってきました。



お風呂あがりには指宿名産の枇杷ジュースがおすすめ!甘酸っぱく飲み易いジュースでした。

 

砂湯を満喫したので、指宿駅まで戻りましょうか。・・・流石に帰りはバス利用しますよ?(湯冷めしちゃうし)
ちなみに、JR指宿駅~砂むし会館前までは大人130円です。安いなおい。



指宿駅にてバスを降りると目の前に足湯が・・・本当に足湯が多いな指宿温泉。(温泉卵もあるよ)



それにしても、JR指宿駅前にあるこのモニュメントは何だ!?・・・竜宮城?

実は童話「浦島太郎」の舞台となったのが、ここ指宿という言い伝えがあります。
近くには竜宮神社という神社もあり、この辺りの海岸はウミガメの産卵地としても有名らしいです。竜宮城かぁ・・・



さて、鹿児島中央に戻りますか。枕崎行きの列車も捨てがたいけど、あれに乗ったら帰りが何時になるか分からないしw
しかし、せっかくJR指宿枕崎線に来たのに観光特急「指宿のたまて箱」号になんで乗らないの?



・・・乗りたかったけど、乗れなかったんだよ!!(指定券完売)
あわよくば大丈夫かな?と思っていたけど、流石は人気のJR九州観光特急。そう簡単ではないってことですね。



仕方ない。代わりに日本最南端駅「JR西大山駅」の記念入場券買って行くか。(JR指宿駅にて販売しています)



列車まで時間あるので、駅の観光ショップでお土産を物色します・・・色々ありますね~?



・・・・・(ナニカオウトシテルンダ!!)



暴走気味な大きなお友達は、放っておいて帰りましょう! あ、列車が来ましたよ?



快速なのはな号 鹿児島中央行きです。
過去走っていた『特別快速なのはなDX』と違い一般的な快速列車ですが、それでも快速ってだけで気分が違いますね。



約1時間弱で鹿児島中央駅に戻ってきました。夕方5時過ぎだっていうのに薄暗くなってきましたね~
早速、予約したホテル「サンデイズイン鹿児島」へ向かいます。



南九州最大の繁華街「鹿児島天文館」のど真ん中にあるので、何かと立地的には満足な場所ですね~

 

ホテルで教えてもらった鹿児島黒豚の高級専門店にて夕食・・・やばい、美味しぃ~!(お値段もヤバイけどw)



あ、そうそう。鹿児島天文館といえば白熊が有名なあのお店に行かないとね!それがここ、「天文館むじゃき」さん



このお店で有名なのが「むじゃき名物:しろくま」。 ふんわり氷が器によそわれたカキ氷です。
フルーツも乗ってカラフルなカキ氷ですが、これの何処が白熊なのか?



実は真上から見ると白熊の顔をしているんですよ? まぁ、見えなくもないが・・・カワイイな。

 

「真冬にカキ氷とか・・・」と思っていましたが、案外ぺロリと食べられたw 美味しかったですよ?
ちなみに、私が頼んだのは(小)サイズ。これでも小なんです。



ちなみに、大サイズを頼んだら、こんなのが出て来ます(ウソ)
まぁ、こんなに大きくはないですが結構な大きさなので1~2人で食べるなら小サイズで十分ですね。

余談だけど、白熊にのっていたサクランボ・・・舌の上で結ぶこと出来なかったora(ぉぃ



夕食(デザート込み)を食した後、のぞみんは鹿児島天文館の街へ消えたのでした・・・(ぇ

何件かハシゴして来たけど、鹿児島すごいですね?
「春先になると宮崎から某プロ野球チームの選手も来るんですよ」って聞いたときは流石に驚いた・・・

あまり知りたくなかったような・・・いや知ってもあれなんだけど。思わぬ裏話を聞けた鹿児島の夜は更けていきます。



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