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九四横断旅行 肥薩阿蘇編

  ◆ 「青春18きっぷで行く! 四国・九州ぐるり縦断の旅  《 肥薩阿蘇編 》

                                                         2008年 8月 2日(土)



 
おはようございます。 鹿児島の朝です。


もう、昨日までは悪の組織の陰謀・・・じゃない数々のトラブルで完全に疲れ果ててしまいましたw
おかげで桜島訪問もできなかったし~。



グタグタ言っても仕方ないので、今日は鹿児島市交通局電車(路面電車)からスタートです。

軌道緑化は、以前にも富山ライトレールで見ましたが、ここまで完璧な緑化は、初めて見ました。 鹿児島スゲーな。



「次は、目白~、めじろ~(ry」(※高田馬場ではありません!)

 

超低床♪ 超低床♪ ワーイヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノワーイ

最新式の大型超低床路面電車「ユートラムII」  これに乗るために、市交通局のサイトで運用表をチェックしました。

もうね、一目瞭然だけど広いんだこれが・・・「これ本当に路面電車?」って、何度も疑うほど車内空間もギリギリまで広げてある。

 

終点、鹿児島駅前に到着です。 新旧の車両が揃っていて面白いですね♪ ちなみに・・・



やっぱ、ユートラムII、長ぇ~~!!  先頭の停車位置は同じだから、こうやって見ると新旧の差が凄いです。

さて、JR鹿児島駅前ということで鹿児島市のメインターミナルと思われる方も多いようですが、実際は小さい駅です。
本当のメインターミナルは、新幹線も停車する隣のJR鹿児島中央駅(旧JR西鹿児島駅)になります。



なんか、不思議だな~? そんなこと考えながら、宮崎方面行の普通電車に乗り込む。



JR隼人駅にて下車。 隼人と聞くと、俳優の影丸茂樹さんが演じるドラフトレッダーを想像した人は挙手~!(オマエダケダヨ)

この隼人駅では、下車印を求めたら駅員さんに「自分で押して見る?」と言われて実際に18切符へ下車印を押せました♪
あれ、簡単そうに見えて実際自分で押すと難しいんですね~? 貴重な経験をありがとうございますw



あっ、ボッタクリ特急・・・じゃなくて、特急はやとの風号だ!・・・でも乗りません。 乗れと言われても断る!(ぇ



例の特急列車が出た後に、入線してきた吉松行き普通列車に乗ります。

この車両と、さっきの特急列車って同じベースの車両なんだぜ? それ考えたら特急料金を払う気が失せますよ…



終点の吉松駅到着です。 次に接続する列車は、5分後に発車。 その間に・・・

1.改札で下車印をもらう
2.駅弁を購入する
3.駅の写真撮影をする
4.次の列車に乗り換える


以上の任務を遂行しなければ!! ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ・_・)┘アセラズ、イソゲ!!



なんとか、発車時刻までには間に合いました・・・あっ!この列車の正面を撮り忘れた!(オイ


観光普通列車「しんぺい2号 人吉行き」です。

一応、種別で言えば、普通列車になるのですが、全座席の9割が指定席という観光列車になります。
なんか、一風変わった列車の愛称由来は、肥薩線開業当時の鉄道院総裁だった後藤新平さんから取られています。

ちなみに、逆方面の吉松行き列車は「いさぶろう号」と呼ばれ同じく建設当時の通信大臣、山縣伊三郎さんから取られています。

この指定券を金沢地区の某駅で購入した際は、「そんな変わった名前の電車があるんですか?!」と駅員に本気で驚かれましたw

 

そんな指定席は、1号車の最後尾になる座席番号1Aの独立型シート♪

実は、この座席、八代に向かう際は当たりシートになるんです。 テーブルも床下も他の座席より広いし満足。
1Aの背もたれ部分になる壁には、前方展望カメラ画像を映すモニターもあり、ちょっと見辛いですが結構良いかも?


さて、ちょこっと車内探索にも出かけますか!

 

「いさぶろう・しんぺい号」はキハ140形気動車2両編成で運行されています。 車内には展望コーナーもあり設備は充実。



・・・でも、観光列車なので車内販売は、べらぼうに高いですorz

限定グッズ以外の飲料や駅弁などは、乗車前にコンビニ等で買った方が良いと思いますね。

 

そうこう言っている間に最初の停車駅、JR真幸駅に到着です。

この駅、名前の通り『真に幸せが舞い降りる駅』と縁起が良いと言われ、ホームには「幸せの鐘」がありました。
【 今が幸せな人は1回、ちょっと幸せになりたい人は2回、もっと幸せになりたい人は何回でも・・・ 】

え~と、自分は何回鳴らしたか覚えてないくらい鳴らしたような・・・(ぉ


真幸駅では、短い停車時間ですが地元の方々が物産展を開いていました。



「・・・知事、あなた何処にでも出張されるんですね(汗」

ちなみに、真幸駅は肥薩線で唯一、宮崎県に駅があるんです。 知事と、地元のおばちゃんに負けて、色々買っちゃった♪

 

さぁ、真幸駅を出発です!この駅もスイッチバック駅となっており、駅を出発すると列車はバックを始めます。

そして、一度引き上げ線に入って進行方向を再び変えて、本線に戻り真幸駅の上を通過します。



「真幸駅の皆さ~ん(+東国原知事) ありがとう~~☆」

あ~っ、みんなが手を振って見送ってくれる風景・・・なんか、良いですね。 暫く走り、この肥薩線最大の観光名所に到着します。

 

 【 日本三大車窓 肥薩線:えびの高原 】


日本三大と言うから、他は知っています? 長野県JR篠ノ井線の姨捨駅、北海道のJR根室本線 狩勝峠が該当します。

この日は、天気は良かったのですが、靄がかかり少々残念。 でも。絶景を見ることが出来て大変満足でした。
『いさぶろう・しんぺい号』は、この場所で写真撮影停車してくれますが、くれぐれも窓からカメラ等を、落としたりしないように・・・

ココだけの話、この画像の下になる線路部分には観光客が落としたと思われるカメラの残骸が・・・(汗

さて、日本三大車窓を後にして、次に停車する駅は・・・

 

JR矢岳駅です。 この駅は、肥薩線内で最も高い標高約536.9mの場所にあります。

 

また、駅構内には人吉市SL展示館も併設されており、D51型170号機(通称デゴイチ)が保管されています。



嬉しいことに、このデゴイチ、自由に乗っても良いらしいですよ? では、早速・・・



うほっ~・・・初めて蒸気機関車の運転席に乗りました。 想像していたより狭いんですね。

せっかく、乗ったんだから・・・



運転席からの景色を表現w

・・・タ○リ倶楽部自重wwwww   スイマセン、いい大人がはしゃいでいました(滝汗

最後に、客室乗務員の方に、この蒸気機関車をバックに記念写真を撮ってもらい、列車は次の駅へと向かいます。

 

矢岳駅を出ると、列車は一気に山を下ります。 次の大畑駅までにループ線や、スイッチバックを繰り返します。

・・・ループ線って北陸線にもあるけど、意識して無いと通りすぎちゃうんですよね?w



スイッチバックのたびに前方の運転席から、後方の運転席まで移動する運転士さんもお疲れ様です。

 

最後のスイッチバックを終えると、大畑駅入線です。

この駅、特に目立った観光資源は無いですが、この駅は日本で唯一ループ線上にスイッチバックがある変わった駅でもあります。
あと、駅舎内には、誰が始めたのか天井までビッシリ名刺などが、貼り付けられていました。

・・・天井には、どうやって貼ったのかな?(ぉ



大畑駅を出ると景色は一変。 球磨川を渡ると、「しんぺい号」終点の人吉駅に到着します。

 

人吉駅到着前に、各座席の一人一人に客室乗務員の方が乗車お礼の挨拶をしに来たことは、正直驚かされました。

個人的には、指定席料金500円を払う価値は十分にある列車だと思いますね。



人吉駅到着後、次に乗る列車は奮発して、コイツに乗るぜ!

 

 【 特急 九州横断特急6号 】


・・・前々から思ってたんだけど、この列車名称、何処から何処までが正式名称なんですかね? 特急を二度名乗らなくても…

ちなみに、この列車は2号車が元グリーン車座席で、しかも自由席という乗り得列車なんです! でも・・・



鉄オタは、前面展望が楽しめる3号車の自由席に座ります(ぉ   ・・・えっ? 当然でしょ?

 

列車は、球磨川に沿って八代に向けて走ります。 球磨川では、川遊びや流し船が見えて、とても優雅でした。

あっ! 船から手を振ってくれてる♪ やっほ-♪(o^-^)ゞ



そんな、球磨川の流れと前面展望を楽しんでいると・・・



1時間ちょっとで、八代駅に入線しました。 いや、まだ降りませんけどねw

 

八代を過ぎると、次は九州新幹線の乗り継ぎ駅、JR新八代駅の新しい駅舎が見えてきます。

九州新幹線つばめ号に乗れば、鹿児島からココまで約35分だというから、あらためて新幹線早ぇ~と、実感したw
でも、わたし個人の意見で言えば、トンネルばかりの新幹線より景色が雄大な肥薩線のほうが好きです。



ちなみに、この新八代駅。 数年後の九州新幹線全通時までは暫定的に、在来線特急乗り継ぎ駅になります。
あっ! 特急リレーつばめ号が新八代駅 新幹線アプローチ線を、登っていきますよ?



新八代駅を出発すると、客室乗務員の方から「サービスです」と言って、飴を頂きました。

私、自由席に座っているんですけど・・・何? このサービス精神旺盛な特急列車!! ますますJR九州が好きになりましたw


列車は熊本駅到着後、進行方向を変えて今度は豊肥本線に入ります。 ようするに、スイッチバックですね。
熊本を出発して約10分・・・



JR水前寺駅にて下車します。

特に用は無いんですが、人吉から熊本まで特急券を買うと同額料金で、ココまで乗れるのでギリギリまで特急に乗っていました。


・・・熊本:水前寺と言えば、真っ先にコレ↓が思いつく自分は重症w

 【 ニコニコ動画 】 地の鮫ゲオザーク(前編) / 【 ニコニコ動画 】 影を継ぐもの(後編)


これを見てから熊本観光すると、違った側面で面白いかも? 実際にあるトンカラリンとかも見てみたいしね♪

熊本の地下には2007年現在、ウルトラマンの石像が隠されている・・・らしいwww (設定では昨年だけど)



は~い、水前寺からは普通電車・・・って、初っ端からロングシート車かよ!?(しかも、座れない)



まぁ、ちょっと乗ったら肥後大津駅にて再び気道車キハ200形(転回クロスシート)に乗り換えなんですけどね!

そして車内でマターリしながら、豊肥本線を進んでいると・・・



現在、JR立野駅。 日本一駅名が長い「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」で有名な南阿蘇鉄道の乗り換え駅です。

あれ? 線路が途切れているぞ???? ま、まさか・・・



スイッチバックだと?!

おいおい、今日何回目だ・・・というか、豊肥本線にもスイッチバックあったんだ~? 予習不足でしたorz

列車は進行方向とは逆向きになり、立野駅を発車・・・



スイッチバック完了。

正面の線路から登って来て、現在位置で一時停車。 次は、向って左側の線路へ進んで行きます。



大体、この辺りから一般にも有名な阿蘇のカルデラの内側を、列車が走ることになります。 あちこちに、風車もありますねw

 

宮地駅到着。 次の大分方面行き列車の発車まで約45分。 ヒマだな~?



宮地駅員:「それなら、この駅から1Kmない場所に『阿蘇神社』があるから参拝したらどう?」

ふとしたことから駅員さんに観光情報を提供してもらい、とりあえず阿蘇神社まで行って見た。


テクテクテク・・・




・・・宮地駅の駅員さんのウソツキ・・・軽く1km以上あるじゃないか・・・。 ・゜・(/Д`)・゜・。うわぁぁぁぁん

 

というわけで、日本全国に約450社ある「阿蘇神社」の総本社である阿蘇神社です。

阿蘇神社と言えば日本三大楼門の一つとされている正面にそびえる楼門が有名。
『二層楼山門式』と言い、その大きさは22mにもなると言われています。

ちなみに、茨城県の鹿島神社、福岡県の箱崎宮それぞれの楼門が日本三大楼門と位置付けられていますね。
軽く参拝後、もと来た道を駅に向かって戻ることにします。


※本殿は撮影禁止らしいので、その点はご了承ください。


駅に戻る途中、阿蘇一の宮門前街に、ちょっと変わったものを発見!



『 日本一のポスト 』

なんじゃそりゃ? 
特に説明書きも無いので、謎は深まるばかり・・・あまりにも気になったので、近くの観光協会に聞きに行きました(マジ)

すると・・・


担当者:「あれは、立派な屋根が付いてるポストはココだけ(だと思う)なので勝手に、日本一と名乗っているんです」


・・・らしいです。 そんな単純な理由で良いんですか!?(苦笑)



・・・って、うわヤベェ! 凄くどうでも良いことに時間を費やしたら、列車の発車時刻が!!!

宮地駅から阿蘇神社までは、緩やかで長い下り坂・・・ということは帰りは、緩やかな登り坂だと!?(気付けよ…)



ハァハァ しんどー ~ε~ε~┌(|||´Д`)ノ

元バスケ選手のWestNozomiですが、重い荷物を抱えて気温30度以上の中、緩い登り坂を1.5kmダッシュは辛いものがあります。

 

「大分方面、普通列車 豊後竹田行き、まもなく発車しま~す」


ΣΣΣ(/゚□゚)/チョットマッター!!   ※【 駆け込み乗車はお止め下さいw 】

宮地駅~豊後竹田駅間は、それはもう普通列車の運行本数が、恐ろしく少ない区間なので、間に合ってよかった~。

それにしても、このキハ220形200番台列車。 2006年7月登場と新しい車両なので快適なんですが・・・
外観はバスみたいだし(大型電光掲示板とか)、車内はボックスシートと、ロングシートの組み合わせとかって、何なんだ!?



阿蘇の山々を横目に、カルデラの中を走る列車・・・草原の緑と、青空、そして阿蘇山のコントラストは素晴らしかったです☆



瀧廉太郎の『荒城の月』で有名な岡城が近くにあるJR豊後竹田駅で、最後の乗り換えです。



さぁ、今日の目的地に到着です! ・・・えっ?ここ何処だって?



JR大分駅ですが何か? (旅行2日目以来、また東九州に戻って来ちゃった♪ テヘリ☆)

大分駅を出ると、あの有名なキャラクターが出迎えてくれました!



・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

いや、あれはアウトだろ? 子供の夢壊しちゃダメだって!流石に二足歩行するPONdeリングは、どうかと・・・(汗

大分駅から繁華街に向かって歩くと今日の宿泊場所が見えてきました。

 

  ニューグロリア大分ホテルです。

天然温泉、サウナ、朝食付きで部屋には地デジ液晶テレビまで付いて、破格の3,300円!!Σ(゜゜)



そういえば、この日はやたら大分市内がお祭り騒ぎしていたので、何があるのかフロントで聞いてみたところ・・・


イメージです(笑) ※イメージです(笑)

「今日は、大分市民が一番熱狂する『大分七夕まつり』が開催されているんです!!」


な、なんだっ・・・(ry



下調べを全然してなかったので、その規模に正直驚かされました。 大分スゲー!!

何故か、観光客なのに祭りの踊りに参加させられそうになったり、観客にもみくちゃにされたり・・・凄い熱気だ!
ホテルに戻った時は、流石に精魂尽きはてて、温泉に入ってから部屋に戻り、泥のように眠ってしまいましたw




【 本日の移動距離 】:344.2km (参考距離 : 東京~名古屋間 366.0km)



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