08.北海道周遊 留萌石北編◆ 「ぐるり北海道フリーきっぷで行く! 北海道一周旅行 《 留萌石北編 》 ◆2008年 10月 8日(水) 日本最北端の街、稚内からおはようございます。 思ったより寒くないですね。 とりあえず、今日の天気を確認。 峠の天気予報・・・初めて見て驚いた! 北海道広ぇ~~~。 とりあえず、シャワーを浴びてから朝食を頂きます。 朝は、しっかり食べないと元気でないもんね! ただ、野菜分が足りなかったので、このあと昨夜行ったセンコーマートで海藻サラダを買ったことは秘密w 午前6:30宿泊したホテルをチェックアウト。 今日も良い天気です♪ ホテルから稚内駅まで、200メートルくらい歩きます。 ここ稚内の道路標識には、日本語・英語のほかロシア語の表記もあります。 ロシア語・・・読めないorz 雑学程度に、北海道のヘキサ・・・北海道道(県道みたいなやつ)は1,000号以上あるらしい・・・やっぱり、桁が違うww 稚内駅に向かう前に、昨日記念撮影できなかった日本最北端の線路記念碑。 本来、軌道内は立入禁止なんですがJR稚内駅員の方に特別に許可を頂き、「特急入線前までなら・・・」という条件付で 軌道内にて記念撮影も出来ました♪ ちゃんと、許可を取ってからじゃないと違法行為になるので注意して下さいね。 ここが日本の鉄路の最北端車止めです。 もがいても、駄々捏ねても、これより先に線路はありませんw あっ、そうこうしている間に特急電車がホームに入線して来ましたね。 7:02稚内発の特急スーパー宗谷 札幌行き4両編成です。 発車時間も近づいて来たので駅前に戻り、改札を通って特急列車に乗り込みます。 稚内駅ホームには各主要駅から、当駅までの距離が記されています。 札幌から396.2km。 東京から1596.1km。 (【修正】:日本最南端の「みどりの窓口」を有する有人駅) どの駅にも行ったことありますが、やっぱり遠い・・・orz ちなみに、その他には『旭川駅より259.5km』 『函館駅より703.3km』 『鹿児島駅より3092.3km』の表記もありました。 特急スーパー宗谷2号は、定刻の7:02に札幌へ向けて発車しました。 バイバイ稚内!また機会があれば来るよ~♪ 帰りの車窓からは、昨日は雲に隠れて一部しか見れなかった利尻島の利尻富士がキレイに見える! 凄い!スゴイ!! 雲ひとつ無い山の頂上には、うっすら雪が・・・冬の足音が聞こえてきます。 そのままスーパー宗谷で札幌まで乗っても良かったんですが、何せ396.2kmも離れているので、ここらで途中下車。 JR幌延駅(ほろのべえき)にて下車・・・わたし1人でしたけどw ちなみに、次の旭川方面行きの普通列車は、約4時間後。 特急列車に至っては6時間30分後まで来ません。 壮絶だな。 今でこそ途中駅ですが、約20年ほど前までは、幌延駅から日本海沿いに留萌駅まで延びる国鉄羽幌線という鉄道路線がありました。 しかし、乗客減少という理由から国鉄からJRに引き渡されることなく廃止されてしまった国鉄最後の廃止路線です。 そこで、今回は「旧国鉄羽幌線の代替バスに乗って、留萌を目指そうじゃないか!」ということで沿岸バスで移動します。 ちなみに、これが今回の地図です。 赤い線が旧国鉄羽幌線・・・現在の沿岸バス 豊富留萌線。 そして黄緑の線が、今回の旅程です。 稚内に来るときは水色のJR宗谷本線を通ってきたので、同じ道を通らず面白そうですしね♪ 列記とした生活路線バスですが、何せ運行距離が半端なく長いので、運用されるバスは高速特急バス用の中距離バスです。 ちなみに、幌延駅時点で乗客は、わたし1人。 ・・・また、事実上の貸切状態ですww あまりにも長距離なので途中、運転手さんが交代する幌延バスターミナルまで運転手さんが色々案内してくれました。 運転手:「あれは、北海道でよく見る風雪防止シェルターですよ」 NOZOMI:「へぇ~」 その他、「金沢と北海道の雪質の違い」、「北海道の土地柄について」、「車の運転について」など話は盛り上がりました♪ 中でも印象に残ったのが・・・ 旧国鉄羽幌線と、この沿岸バス 豊富留萌線について。 バスで走っていると所々に昔、線路が走っていたという跡地が、幌延から留萌までハッキリと見られます。 運転手さんの話によると「主要駅だった場所はバスターミナルに改装されて、乗客もある程度あるけど、無人駅跡地や新規でバス停を 開設した場所は、運行開始から20年以上経った今に至るまで、一度も乗客乗降させたことないバス停も幾つかある」とのこと。 でも、国や北海道、沿線自治体から補助金を貰って運行しているので、安易に廃止出来ないみたいです。 基本、海沿いを走りますが、稀に内陸の集落なども経由して留萌を目指します。 幌延駅から基本、ず~~~~~~っと乗客はわたし一人でしたが、初山別・羽幌あたりから4,5人ほど乗り込んで来て・・・ 幌延駅から約3時間45分。 終点:留萌に到着です。 JR線に乗り換える私は、終点ちょっと前の『留萌駅前』にて下車します。 沿岸バスさん、ありがとうございました♪ 沿岸バスは、駅前バスターミナルには乗り入れず駅前の通りにある停留所に停車します。 まぁ、目の前が駅なので関係ないですが・・・。 そんな訳で、JR留萌本線 留萌駅に到着です♪ 駅構内にあるコミュニティーFM局を見て、「メイドさんでも居るのかな?」と、別の意味に捉えてしまったのは秘密w 留萌駅から、JR留萌本線に乗りま・・・って、これで本線というんだから北海道は広いな~? ちなみに、特急はありません。 旧国鉄羽幌線や貨物基地用のホーム跡地が広々と残されている留萌駅構内でした。 留萌本線を走るのは、キハ54形気動車のみ。 転回クロスシートです。 そういえば、2年ほど前この留萌本線で通学のため、この列車に乗ろうとしていた高校生26人が車両に満員のため乗れず、 駅に取り残されてしまったというニュースがありましたね。 「JRは何故、増結しない?」とかワイドショーで言ってたっけ・・・ 今日は、そんなことは無くガラガラの状態で列車は留萌駅を出発します。 コンテナ型の無人駅舎・・・なかなか風情があります。 ・・・ちょっと、エロい(?)駅名と思った自分に反省。 余談ですが、阿分駅ホームは、とてつもなく短いです。 しばらくすると、留萌本線の終点に到着です。 ここは・・・ ぞうもう・・・いえいえ、増毛駅(ましけえき)です。 そのユニークな駅名にあやかって訪れる人も多いという駅ですが、残念ながら小さな無人駅です。 ちなみに、増毛の反対に2008年7月に私も通ったJR四国 予土線にはJR半家駅(はげえき)という駅もあるんですよ~(笑) それでは、さっき乗って来た列車に再び乗り込み、留萌駅を通って一路、留萌本線の始発、深川駅に向かいます。 JR深川駅到着です。 あ~、よく寝た♪(ナニッ!?) ここで函館本線に乗り換え、再びJR旭川駅を目指します。短い距離ですが、特急スーパーカムイ25号(785系)に乗車。 逆光で見え難いですが・・・(ぉ 昨日利用した789系スーパーカムイと違い、今回乗るのは旧特急スーパーホワイトアローに使用されていた785系電車(uシート)。 個人的な意見ですが、新しい789系より座り心地は785系のほうが良かったです。でも、車内の傷みは目立つな~? 最初は、団体客のお陰で指定席(uシート)を取れなかったんですが、深川駅で再度調べてもらったらキャンセルがあった! そこまでして何故、指定席に乗りたかったのか・・・ デジカメの充電がヤバイんですよ!!! Σ( ̄ロ ̄lll) 通常では考えられないくらい、写真をパシャパシャ撮りまくったら充電が危険領域に行っていました。 旭川までのスーパーカムイ(uシート)にはコンセントが付いていおり、急速充電が出来たので助かった~~。 再び、旭川に戻って来ました。 次は石北本線 特別快速きたみ号に乗り換えて北見駅を目指します。 石北本線には、特急列車もあるんですが、次は1時間30分後・・・この特別快速が、先に北見に着くみたいなので乗車決定。 車両はキハ54形の固定型転回クロスシート。 真ん中の席は、お見合い方でテーブル付ですが、その他は固定式座席です。 ・・・山形で見た719系に近いような座席配置だね。 でも、シート自体は特急列車用でフカフカでした。 旭川市街を抜けて、しばらく進むと紅葉が美しい山間部の景色に変わります。 ・・・と思ったら、高速道路の高架橋!? また、凄い場所に作ったもんだな~? 旭川紋別自動車道みたいです。 何度か信号場にて反対列車と待ち合わせしながら、快調に北見へ向けて走ります。 紅葉も深くなって来ましたね~? そうしている間に、日没を迎え列車はJR遠軽駅に到着です。 この遠軽駅でJR石北本線は進行方向が間逆になります。要するに、スイッチバックですね。 今から20年ほど前まで遠軽駅には、紋別方面に向かうJR名寄本線という路線が乗り入れていました。 旭川から来ると、遠軽駅を直進すると乗り入れる構造になっていたのです。 しかし、路線が廃止されると事態は一変! メインのルートを失ってしまった石北本線は、遠軽駅で強制的にスイッチバックをしなければならない状態になりました。 ・・・説明が面倒なので、あとは概略地図だけ掲載しておきますね(ぉ さて、遠軽駅を過ぎるとJR石北本線を通る際には、知っておいたほうが良いある実話があります。 遠軽駅から3つ目のJR生田原駅~JR金華駅間にある『常紋トンネル』 ここには、こんな話が語り継がれています。 常紋トンネルは凄惨過酷なタコ部屋労働で建設されたことでも有名である。 1968年の十勝沖地震で壁面が損傷し、その改修工事(1970年)の際、壁から立ったままの人骨が発見された。 また入口付近でも大量の人骨が発見された。人骨の一部には外力による損傷が見られたという。 これにより「常紋トンネルには人柱が埋まっており、彼等の亡霊がトンネルや信号場に出る」という鉄道員間の噂の一部が確認された。 人柱にされなくとも、重労働と栄養不足による脚気から労働者は次々と倒れ、倒れた労働者は治療されることもなく現場近くに生き埋めにされたという。 (常紋トンネル - Wikipedia引用) 今でも北海道随一の心霊スポットとして有名であり、付近のJR常紋信号場勤務も敬遠されるらしいです。 一応、注意してみていたけど日没後だったので、いつトンネルに入ったのか確認は出来ませんでした。 良かった・・・のかな? 季節外れの怪談話(実話)をしていたら、いつの間にか終点のJR北見駅に到着です。 次の列車に乗り換えれば、網走まで行けるんですが今日はここまで。 本日の宿は、北見駅から少し歩いたところにあるスーパーホテル北見。 初めて宿泊するスーパーホテル。 客室ドアが暗証番号方式だったことに驚いた! でも、暗証番号のほうが何かと便利ですよね~? スーパーホテル 北見 客室内は、至って普通のビジネスホテル。 私みたいな貧乏学生には、これで十分です。 でも、ベットや枕は低反発仕様の素材を使用しているので、ぐっすり眠ることが出来ます♪ あちこち飛び回るWestNozomi。 この日は、早々と寝ることにしました。 【 次回(4日目)は、世界遺産を通って日本最東端へ行くよ! 】 旅行記に関するご意見・ご感想はWeb拍手かメールでお願いします。 送って頂けると、WestNozomiが喜びますw |