石川県民の生命線ともいえる手取川に架かる白山市の県水管橋（上水道）を横目に・・・



向かった先は、とある小さなホームがある終着駅。



そう、今日10月31日をもって廃止されることになった北陸鉄道 加賀一の宮駅です。

早朝7:30から現地に赴き、最後の勇士を見てきました。
熱心なファンの姿は見られたが、早朝ということもあり、廃止前日とは思えないくらい静かでした。



さて、次の電車まで時間があるので・・・



いつも通り、ケッタ（またの名をチャリ）に乗って鶴来駅を目指します。
ちなみに、白山市が運営する無料レンタルサイクルです。



途中、同じく今日で廃止になる中鶴来駅も訪問。
関東方面のナンバーを付けた車で来られたファンの方と、雑談してから鶴来駅を目指します。



中鶴来からは800mほどで、明日より終着駅となる鶴来駅に到着。



加賀一の宮駅からは、約2km：大人210円の区間です。



北鉄石川線では全国的にも稀な、自転車を電車内に無料で持ち込んで良いサイクルトレインを
運行しています。　当然、この自転車も持ち込みOKですが今回は鶴来駅に預けます。


手持ちのデジカメで画質は悪いですが、終点加賀一の宮到着直前の前面眺望も動画撮影。



再び、加賀一の宮駅に戻ってきました。　さっきよりファンの方が増えてますね。



しばし、駅周辺にて撮影タイム。



その後、おわかれ記念切符が発売されるための待機列に並ぶ。



・・・って、並びすぎじゃね？

販売開始次点で、県内外のファンや地元の方およそ150人近くが、一の宮駅に並びました。
これに地元マスコミも加わり、普段は1～2人しか乗らない駅なのに凄いことに・・・



当然、わたしも列に並びましたよ？



とりあえず、内灘駅では買えなかった「おわかれ記念切符」を5部購入。

うち2部は、このBlogを通じてお世話になっているサークル関係者の方に頼まれたもの。
自分用にはキーホルダーと、切符は1部のみ。　残り2部は考えておきます。


この後、周辺を散策＆撮影した後、鶴来駅に戻りレンタサイクルを返却後、自宅に帰りました。




北陸鉄道 石川線 鶴来～加賀一の宮間。

北鉄の前身である金名鉄道が、「金沢と名古屋を結ぶ路線」として開業して82年運行してきた。
しかし、それも本日22:03 加賀一の宮発野町行きの最終列車をもって区間廃止されました。

同時に『金名線』の歴史にも正式にピリオドが打たれることに。



区間廃止ということですが、利用者が芳しくなく廃止と言うことに対しては、已むを得ません。
現実、北陸では1人マイカー1台が普通であり、そうでなければ生活が厳しいです。

願わくば廃止して欲しくないという理想と、車社会という現実。私自身、大きな矛盾に直面します。

しかし、これも時代の流れ。




ありがとう！北陸鉄道 鶴来～加賀一の宮間。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　82年間、本当にお疲れさまでした。